Discordがコミュニティサーバー用音声チャンネル「Stage Channels」を発表。発言者と聴衆を分けてイベントを進行できる新要素

　ゲーマーに広く利用されているコミュニケーションツール「Discord」（関連記事）を展開しているDiscordは本日（2021年4月1日），コミュニティサーバーでのみ作成できる音声チャンネル「Stage Channels」を発表した。


　Stage Channelsは，音声のみで，発言者と聴衆に分かれてコミュニケーションをとれるというもの。一部の参加者だけが一度に話し，聴衆の大部分は受動的に聞いている状態にしたい――といったイベントの運営に最適であるとされている。


　Stage Channelsでは，メンバーはステージのモデレーター，スピーカー，または聴衆として参加できる。スピーカーはその名のとおりチャンネル内で発言できる人で，モデレーターは，チャンネルにトピックを設定し，それを開くことができる特別なスピーカーであり，ほかのスピーカーの追加，ミュート，削除を行う権限を持つ。聴衆として参加したメンバーが発言する方法は，招待されるか，“挙手”で意思表示を行ってモデレーターの承認を得るかのいずれかとなっている。

　Stage Channelsは，音声SNSアプリとして話題となった「Clubhouse」のような機能をDiscordに持たせるものとなっている。公式サイトにFAQが用意されているので，利用してみるという人はこちらをざっとチェックしておこう。

Discord公式サイトの「Stage Channels FAQ」ページ（英語）