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AMD,ワークステーション向けGPU「FirePro V5900&V7900」を発表
| FirePro V5900,FirePro V7900 | |||
| 配信元 | 日本AMD | 配信日 | 2011/05/24 |
<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>
「AMD FirePro V5900」および「AMD FirePro V7900」を発表:
他社製品に比べて2倍のパフォーマンス向上
〜AMD FirePro V5900およびAMD FirePro V7900は、AMD Eyefinity、AMD PowerTune、GeometryBoostテクノロジーを搭載し、プロフェショナルの生産性を大幅向上〜
AMD(米国本社:米カリフォルニア州サニーベール)は、本日同社のプロフェショナル向けグラフィックスカードの最新世代として「AMD FirePro V5900」および「AMD FirePro V7900」を新たに市場に投入することを発表しました。今回発表したAMD FirePro V5900およびAMD FirePro V7900 は、プロフェショナル向けグラフィックス市場の主要アプリケーションにおいて競合他社の製品に比べ2倍を超えるグラフィックス処理性能を達成しています(※1)。設計・製造、金融および医療分野をターゲット市場として、新グラフィックスカードは業界での認知を獲得したAMD Eyefinityマルチディスプレイ・テクノロジーに加えて、AMD PowerTuneおよびGeometryBoostテクノロジーを搭載し、ワークフローおよびアプリケーションにおける大幅なパフォーマンス向上を実現しています。
![]() FirePro V5900 |
![]() FirePro V7900 |
AMDの米国本社バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーのリック・バーグマン(Rick Bergman)は今回のAMD FirePro新製品発表に関して次のように語っています。「業界で最速成長(※2)を遂げているプロフェショナル向けグラフィックスカード・ファミリーであるAMD FireProは、AMD FirePro V5900およびAMD FirePro V7900を追加することで、グラフィックス処理性能の新たな記録を塗り替えました。今回の成功は、グラフィックス処理性能の世代進化が進む中、AMDがプロフェショナル向けのニーズに対して注力を注いてきた結果であり、プロフェショナル向けグラフィックス・ソリューションの完璧な製品レンジを提供するものです。AMD FirePro V5900およびAMD FirePro V7900は、AMD Eyefinityテクノロジーがもたらすワークフローおよび生産性の優位性を最大限に引き出し、卓越したアプリケーション・パフォーマンスを達成しています。これこそが、最前線で活躍する今日のプロフェショナルがもっとも問題にしている評価尺度です。」
DellのPrecision Workstation Product&ISVマーケティング担当ディレクターのグレック・ウィアー(Greg Weir)氏は次のように語っています。「Dell Precisionワークステーションはスケーラブルな処理性能向上を目指し、一貫してこの目標を高めています。このようなDellの取り組みは、われわれのお客様がデザイン、アニメーション、科学技術および設計製造プロジェクトを迅速に実現することを支援しています。今回発表された新製品のAMD FirePro V5900およびAMD FirePro V7900プロフェショナル向けグラフィックスは、われわれのお客様が今求めているグラフィックス処理性能、ビジュアライゼーション(可視性)および信頼性を提供し、生産性の向上とともに、発想を思うがままに具現化するスピードを実現してくれます。」
AMD Eyefinityテクノロジーによって実現された拡張可能なデスクトップ環境
AMD Eyefinityマルチディスプレイ・テクノロジーは、最大6ディスプレイから構成される1つの大きな作業空間を作り出すことを可能にし、アプリケーションへのより高速なアクセスと更なる生産性の向上を実現します(※3)。AMD FirePro V7900は、最大4ディスプレイまでの表示を、またAMD FirePro V5900は最大3ディスプレイまでの表示をそれぞれサポートします。これによって、エンジニアおよびデザイナーは拡張可能なデスクトップ空間を利用することができ、多くのデータを可視化し、多くのアプリケーションを開くと同時に、多くの情報を表示することを可能になります。これにより、ワークフローを改善し、生産性を向上させることができます。また、AMD Eyefinityテクノロジーは、実装が簡単なことに加えて、最小のトータルソリューションコスト(例えば、3ディスプレイ構成において)(※4)を実現します。
AMD PowerTune およびGeometryBoostテクノロジーによって拡張された究極のパフォーマンス
AMD FirePro製品の新世代で新たにサポートされたものが、AMD PowerTuneテクノロジーです。この最先端の消費電力管理テクノロジーは、GPU電力消費を直接制御します。動的なクロック最適化によって究極のアプリケーション・パフォーマンスを実現すると同時に、ワークステーションの消費電力を最小限に抑えます。また、もう1つ新たに採用されたものがGeometryBoostテクノロジーです。これはAMD独自のハードウェア機能であり、クロックサイクルあたり2つの基本命令を処理します。結果として、極めて高速なジオメトリー処理性能を実現し、CADおよびDCCユーザーのための複合モデルのスムースな処理を可能にします。例えば、CADエンジニアは大規模モデルを取り扱うことができるようになり、実アプリケーションにおいて効率良くタスクを完了することが可能になります。さらに、AMD FirePro V5900およびAMD FirePro V7900はDisplayPort 1.2およびHDMI 1.4のサポートに加え、マッシブ2GB GDDR5フレームバッファーのサポートを提供しています。
AMD FirePro V7900プロフェショナル向けグラフィックスカードは、1カードあたり4ディスプレイ出力をサポートすることで低コストでトータルソリューショ ンを実現しています。これにより、1つのシングルスロット・カードから4系統の独立した表示を出力することができます。さらに、このグラフィックカードでは同梱の拡張ブラケット付きの3Dステレオブラケット(※5)に加えて、AMD FirePro S400の同期モジュールを介したframelock機能およびgenlock機能をサポートします。
AMD FirePro V5900プロフェショナル向けグラフィックスカードは、低消費電力技法によって75ワットの消費電力を超えないミッドレンジのハイパフォーマンス・ソリューションを提供するように設計されています。AMD Eyefinityテクノロジーと連携することで、AMD FirePro V5900は3ディスプレイ出力をサポートしています。
AMD FirePro製品は、実アプリケーション環境において随時テストされています。多くの主要ソフトウェアアプリケーションによる認定のための互換性および安定性のテストが実行されています。
AMD FirePro V7900の日本国内の希望販売価格は109,980円から、またAMD FirePro V5900の日本国内の希望販売価格は79,800円からです。詳しくは日本AMDの総代理店の株式会社エーキューブにお問い合わせください。
参照情報(英語)
●AMD FirePro V7900製品ページ:
http://www.amd.com/us/products/workstation/graphics/
ati-firepro-3d/v7900/Pages/v7900.aspx
●AMD FirePro V5900製品ページ:
http://www.amd.com/us/products/workstation/graphics/
ati-firepro-3d/v5900/Pages/v5900.aspx
●AMD FirePro認定ページ:
http://support.amd.com/us/gpudownload/fire/
certified/Pages/certified-applications.aspx
●Twitter:@AMDFirePro
(※1)AMDパフォーマンス・ラボで実施された SPECapcsm(UGS NX4 Graphics Composite 1280 x1024)を使ったAMD FirePro V7900(41.23)とNvidia Quadro 4000(17.84)とのベンチマークに基づくテスト結果。システム構成:Intel Xeon X3680 @ 3.33GHz、Intel X58、8GB RAM、Win7 Prof 64-bit、AMD driver: 8.83.5.3 beta1、Nvidia driver: 267.79。SPECapc はStandard Performance Evaluation Corporationのサービスマーク(SPEC.org参照)。
(※2)2010年10月−12月期に基づく。シニアアナリストAlex Herrera 著JPR Workstation Report Q4’10のページ37(http://jonpeddie.com/publications/workstation_report/)参照。
(※3)AMD Eyefinity テクノロジーは、非標準アスペクト比をサポートするアプリケーションで使用できます。2台以上のディスプレイを有効化するには、ネイティブDisplayPortコネクターを搭載した追加パネル、または、モニター入力をカードDisplayPortまたはMini-DisplayPortコネクターに変換するためのDisplayPort対応アクティブ・アダプターを搭載した追加パネルが必要となります。AMD Eyefinityテクノロジーは、Windows VistaまたはWindows 7オペレーティングシステム環境で、シングルスロット対応AMD FireProグラフィックスカードを使って最大6ディスプレイまでをサポートできるように設計されています。サポートできるディスプレイの数はボード設計に依存しますので、購入前にコンポーネントまたはシステムの製造元に詳細な仕様を確認してください。また、SLS(“Single Large Surface:シングル・ラージ・サーフェイス”)機能には、構成されたすべてのディスプレイ上で同一のディスプレイ解像度が必要です。
(※4)ViewSonic VP2365wbモニターx3構成(1モニターあたりの米ドルでの希望販売価格:$408 - http://store.viewsonic.com/html/ibeCCtpItmDspRte.jsp?section=24449&item=2827687)において、米ドルでの合計希望販売価格$2223である1枚のAMD FirePro V7900(1 PCI-Eスロット、150ワット電力消費)に対する米ドルでの合計希望販売価格$3622である2枚のNvidia Quadro 4000カード(2 PCI-Eスロット、約280ワット電力消費)との比較。
(※5)AMD HD3D は、CAD(Computer Aided Design)および DCC(Digital Content Creation)などのソフトウェアアプリケーションにおける立体視3次元画像をサポートするように設計されたテクノロジーです。追加のハードウェア(例えば、3D対応パネル、3D対応メガネ/エミッター、Blu-ray 3Dドライブ)および/または追加のソフトウェア(例えば、Blu-ray 3Dディスク、3Dミドルウェア、ソフトウェアアプリケーション)が、立体視3次元画像をサポートには必要になります。すべてのコンポーネントまたはシステム上ですべての機能がサポートされていないことがあります。特定のモデルの機能およびサポートされるテクノロジーについての詳細は、コンポーネントまたはシステムの製造元に確認してください
- 関連タイトル:
Radeon Pro,Radeon Instinct
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