連載
インディーズゲームの小部屋:Room#35「黄昏酒場〜Uwabami Breakers〜」

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本作のストーリーを何とか要約してみようと試みたのだが,二日酔いの筆者のオツムではどうしても上手い言葉が見つからなかったので,以下にそのまま引用しておく。
――黄昏酒場。
ウワバミも眠るこの世の楽園。
ここでは如何なる酒豪であろうと潰してみせると豪語する居酒屋のマスター達がいた。
「ウワバミブレイカー」と呼ばれた彼らは日々新メニューの研究に余念がなかった。
彼らのメニューの前に多くの猛者が敗れ去っていった。
潰されたウワバミ達は毎日二日酔いに悩まされながらも、刺激的な新メニューに挑戦せざるをえない。
それはマスターの思う壺であった。
この酒場では「ウワバミブレイカー」に逆らえる者はないかに思えた。
――ただ一人の呑んべえを除いて。
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といっても,ただお酒をガバガバ飲むというわけではなく,びゅんびゅん飛んでくるビールジョッキやら枝豆やらを,お箸や爪楊枝をぶつけて撃ち落し,ステージの最後に待ち構えるマスター達の弾幕をかいくぐって撃破する,というのが本作の内容だ。
ちなみに,本作を制作した呑んべぇ会は,同人シューティングの雄“東方Project”でおなじみの,上海アリス幻樂団のZUN氏が発起人となって結成された酔っ払いコミュニティ(?)で,本作自体その場の勢いで制作が決まったものだとか。
東方Projectのゲームエンジンを用いて作られたゲームのため,効果音や画面の雰囲気はよく似ているが,ゲームシステムは従来の東方シリーズとはまったく異なる。攻撃方法は,お箸を飛ばす通常攻撃のショット,敵弾を相殺するボムのほか,ショットボタンを押しっぱなしにして発動するチャージ攻撃の3通り。チャージ中は自分の周囲に攻撃力を持った爪楊枝を展開し,一定時間チャージしたあとに開放すると,爪楊枝を主人公の周辺にばら撒ける。ばら撒かれた爪楊枝は一定時間留まったあと,近くの目標を自動的に攻撃する。イメージとしては,「式神の城」シリーズの特殊攻撃である“式神攻撃”に近い。
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敵の攻撃はただでさえ激しいのだが,この制限時間システムが本作の難度をグッと高めているのは間違いない。どのくらい難しいのかというと,ノーマル難度であれば大抵のシューティングゲームをクリアできるという,並みの腕前の筆者ではまったく歯が立たなかったほど。したがって,今回掲載しているスクリーンショットはすべて,4Gamerの縦シュー番長こと,佐々山薫郁の手によるものだ。ありがとう,番長!
ちなみに番長が言うには,「ステージ1と2は東方Projectで言うところの“Extra”並みの難度(ゲームを一度クリアすると挑戦できる特別ステージ)ですが,ステージ3は“Lunatic”(最高難度)クラスじゃないですかねぇ」とのこと。どうりで筆者では手も足も出ないわけだ。
本作には難易度設定やコンティニュー機能などはなく,完全にシューティングゲーム上級者向けだと言っていい。しかし幸いなことに,本作は黄昏酒場の公式サイトでフリー公開されており,誰でも気軽にプレイできるようになっている。全3ステージと,ステージ数はちょっぴり少ないが,上述のとおり歯ごたえは十分すぎるほどだ。東方Projectの最新作である「東方風神録」は簡単すぎるという猛者はもちろん,弾幕シューティングってどんなものだろうという初心者も,ぜひ一度本作をお試しあれ。
■黄昏酒場公式サイト
http://alcostg.amatukami.com/![]() |
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