日本最大級の
総合ゲーム情報サイト

イベント

「薄桜鬼」シリーズの10周年を祝したイベント「薄桜鬼 桜の宴 2018」昼公演をレポート。三木眞一郎さん率いる6人のキャストが大集合

 1作めの発売から,2018年で10年が経過した「薄桜鬼」シリーズ。今年は10周年を記念したさまざまな企画が立ち上がり,多くのファンが歓喜に沸いている。そんな最中,6月10日にイベント「薄桜鬼 桜の宴 2018」が東京国際フォーラム ホールAで開催された。メインキャラクターを演じるキャストが集まり,作品への想いを爆発させる本イベントは,なんと5年ぶりの開催!! 今回は昼夜2公演のうち,昼公演の模様をお届けしよう。


■出演者 ※敬称略

三木眞一郎(土方歳三 役)
森久保祥太郎(沖田総司 役)
鳥海浩輔(斎藤 一 役)
吉野裕行(藤堂平助 役)
遊佐浩二(原田左之助 役)
津田健次郎(風間千景 役)

吉岡亜衣加(アーティスト)

 開演時間になると,ステージに現れたのは隊士を演じる5人のキャスト達。まず始まったのは,池田屋事件のあとを描いた朗読劇だ。作品に詳しくない人でもわかりやすいように,屯所で過ごす彼らの楽しいやり取りが続く。とくに印象的だったのは,大怪我を負った藤堂が本当に元気かどうかを確かめるため,沖田はデコピン,原田は正拳突きを繰り出し,藤堂が悶絶するシーン。原田のパンチを食らった直後に,藤堂を演じる吉野さんはステージ上にガクリと倒れ込み,本当に苦しそうな雰囲気を作り出して会場の笑いを誘っていた。
 そんな微笑ましいやり取りのあと,物語はだんだんとシリアスな展開へ。死に直面し,変若水を飲んで羅刹となってもなお,戦い続ける隊士達……そんな彼らの心境が吐露されるシーンも。苦しい胸の内を藤堂や斎藤が語るシーンでは,吉野さんや鳥海さんの迫真の演技を,観客は息を呑んで見守っていた。


 朗読劇の前半が終わると,シリーズ1作目の主題歌「はらり」を吉岡さんが披露。純白のドレスに身を包んでステージに登場すると,透明感のある澄んだ歌声を会場に響かせた。

 ライブコーナーのあとはキャスト6人がステージに登場した。「一番最年少なのでがんばりまーす!」と話し,お茶目な笑みを浮かべていたのは森久保さん。鳥海さんいわく「45歳が最年少なんですよ(笑)」とのこと。ステージにズラリと並ぶ顔ぶれは,ベテランばかり! 安定感のある空気がただよっている。


 トークコーナーでまず始まったのは「薄桜鬼 10年の軌跡」という振り返りのコーナーで幕を開けた。ステージに和傘やクッションがセットされ,茶屋のような雰囲気の中でトークが進む。「1作目からプレイしている人ー?」「最近知った人ー?」というキャストの問いかけに対して観客が手をあげると,「みなさん気をつけてくださいね。隊士を辞めるときは切腹ですよ!?」と話す三木さん。鬼の副長を演じる三木さんが言うと説得力あり過ぎ(!?)である。
 年表を見ながら10年の歩みを振り返るキャスト達。これまでに発売されたゲームやCDがステージに登場すると,6人とも大興奮! 「うわ,懐かしい!!」と無邪気な声をあげ,感慨深そうに商品を見つめていた。夢中になってしまうあまり,津田さんは客席に背中を向けてしまうほど。これには「津田さんと商品が被っちゃってるよ!」と突っ込まれ,キャストも大爆笑していた。


 「ここでビデオレターを紹介したいと思います」と告げられ,ステージ上のスクリーンに映し出されたのは天霧九寿役の山口りゅうさんと,不知火 匡役の吉田裕秋さんだ。津田さんが演じる風間が黄鬼,天霧が赤鬼,不知火が青鬼だから信号機(鬼)ですからね! とうれしそうに話す2人。さらに「我々は鬼なので,頭領と一緒に例のかけ声をやりたいと思います!!」と話すと,ステージ上にいる津田さんを巻き込んで,「薄桜鬼」シリーズのイベントでおなじみとなった「薄桜きー!!」というポーズを観客と交わすのだった。
 このかけ声の生みの親は津田さんだが,「なんだか巻き込まれた感じだよ(笑)」と少し恥ずかしそう。そんな照れ隠しの姿もまた,ファン心をくすぐる。

 さらに振り返りのコーナーは進み,過去に2回実施された「薄桜鬼検定」の話題に。この検定は,作品に関する問題を答えることで,自分の薄桜鬼愛を再確認できるというもの。
 「せっかくだからここで1問,我々もチャレンジしてみましょう!」という三木さんの提案によって出されたのは,一番難しい局長クラスの問題! 「『薄桜鬼 随想録』で主人公が潜入した島原の揚屋の名前は?」という問いに,ほかの5名が挑戦することに。回答は四択だったのだが,全員四択にはない回答をするトンデモ展開に……! 鳥海さんが「好きなので……トルコ」と答えれば「僕はジュリアナで」と遊佐さん。珍回答ばかりの状況に,三木さんも思わず吹き出していた。
 無事(?)にクイズが終わり,このコーナーも終わるかと思ったところで,「あ,裏表紙に回答書いてた(笑)」とポツリとつぶやく鳥海さん。なんと鳥海さんは,本来スケッチブックの紙部分に書くはずの回答をスケッチブックの裏表紙に書いてしまっていたのだ……!! 「なんか灰色だなと思ったんだよね」と首をかしげる天然な鳥海さんに,キャストも観客も大爆笑となった。

 続いてビデオレター第2弾がスクリーンに映し出され,永倉新八役の坪井智浩さん,山南敬助役の飛田展男さん,山崎 烝役の鈴木貴征さんからのメッセージが公開された。思い出話に花咲く3人に大きな拍手が送られていた。

 「ここでゲストを呼びたいと思います」という前置きのあとステージに登場したのは,シリーズの生みの親・シリーズ総合プロデューサーの藤澤経清氏。10年間支えてくれたファンへ感謝の言葉を述べた藤澤氏を加え,6人のキャストとのクロストークが始まった。
 このキャスティングになった理由を聞かれると「セリフにしっかり重みを出せる人達を選んだ」と話す藤澤さん。なかなか生では聞くことのできないプロデューサーの言葉に,キャストも真剣な面持ちで耳を傾けていた。


 その後スタートしたのは朗読劇の後半。
 激化していく戦いの中,それでも戦い続ける隊士達。そんな彼らの戦いの軌跡が朗読劇で語られていった。ゲーム本編でもつづられていた物語に加え,これまで以上に深いところまで描写された各キャラクターの心情が,キャスト陣による生朗読で観客の心に甦る。隊士や風間が発する1つ1つの言葉を,観客はかみ締めるように見守るのだった。

 武士として生きることを決めた6人の男性たちの想いに胸が熱くなったところで,吉岡さんのライブがスタート。披露されたのは「劇場版 薄桜鬼 第一章 京都乱舞」の主題歌「紅ノ絲」。切なさと強い決意を秘めた歌詞が先ほどの朗読劇と相まって,しっとりとした空気が会場を包んでいく。曲に合わせ,真っ赤なドレス姿に衣装チェンジした吉岡さんの透明感のある美しい歌声と合わせ,本公演の朗読劇の世界観は完成するのだなぁ……と,筆者も感慨深い思いでステージを見守った。


 最後の挨拶の際に森久保さんが「『薄桜鬼』には,魂という言葉がしっくりくる気がします。これからもともに“薄桜鬼魂”を感じながら年月を過ごしましょう」と話していたが,筆者もキャラクターやキャスト,そしてファンが10年を通して魂で通じている作品だと感じた。さらにサプライズとして,大川 透さん(近藤 勇役)からの手紙を三木さんが代読することに。
 「20周年をともにお祝いできることを期待しましょう」という熱いメッセージに,6人のキャストも大きく頷いていた。その瞬間,近藤局長と隊士たちの絆の姿がそこにあるように感じられた。

 ラストはキャラクターとしてメッセージを送り,去って行くキャスト陣。「また会おう,我が妻よ」「ありがとな,またな!」とキャラクターたちが明るく歩いて行く姿に,筆者は不覚にもうるっとしてしまった。さよならではない。またいつか会えると,再会を予感させる6人からのメッセージはファンに希望を残した。


 ステージからキャストがいなくなっても鳴り止まない拍手。するとスクリーンにキャラクターのイラストが映し出され,1人1人から主人公(観客)へ向けた優しいメッセージが贈られた。どうやら生で読んでいるらしく,森久保さんは観客の声援を待つ1シーンも。最後までサプライズの連続となった本イベントは,こうして幕を下ろした。


 イベントは幕を下ろしたが,「薄桜鬼」の10周年お祝いムードはまだまだ終わらない!! 8月には千葉県流山市のコラボ企画第2弾や,10周年記念展が京都で開催されることが決定している。武士たちの熱い想いに触れられる機会をぜひ逃さないようにしよう!

完売商品も多数! 大盛況のグッズ売り場

ファンからのフラワースタンドもたくさん届いていた。作品のイメージに合わせ,桜色のスタンドが多かったように思える。その中でもとくに目を引いたのは,藤堂平助をイメージしたもの。よく見ると,花だけではなく刀もセットされているではないか……!! 趣向を凝らしたフラワースタンドの数々は,最近の乙女系ジャンルのイベントに行くとたくさん目にするようになったが,こうして並んでいる場面を前にすると思わず感嘆の声がもれる。素晴らしい!!
「薄桜鬼」Nintendo Switch向け最新作 「薄桜鬼」Nintendo Switch向け最新作

イベント「薄桜鬼 桜の宴 2018」公式サイト

「薄桜鬼」10周年記念サイト

注目の記事

1
★★★★★★★★★★★★★★
2
★★★★★
3
★★★★★
4
★★★★★
5
★★★★
6
★★★★
7
★★★★
8
★★★★
9
★★★★
お気に入りタイトル/声優

タイトル/ワード名(記事数)

全件表示する
最近記事を読んだタイトル/声優

タイトル/ワード名(記事数)

全件表示する