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YouTubeで話題の目隠しピアニストも初来日決定! トミー・タラリコ氏に,「VIDEO GAMES LIVE」の魅力を聞いた
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印刷2009/06/19 18:58

インタビュー

YouTubeで話題の目隠しピアニストも初来日決定! トミー・タラリコ氏に,「VIDEO GAMES LIVE」の魅力を聞いた

 先日お伝えしたとおり,2009年9月21日(月・祝)と22日(火・祝),東京国際フォーラム ホールAにおいて,「VIDEO GAMES LIVE in JAPAN 〜ゲーム音楽と映像の祭典〜」(トミー・タラリコ氏,指揮:ジャック・ウォール氏,演奏:東京ニューシティ管弦楽団,合唱:洗足学園音楽大学フレーバーコーラス隊ほか)が開催される。

画像集#001のサムネイル/YouTubeで話題の目隠しピアニストも初来日決定! トミー・タラリコ氏に,「VIDEO GAMES LIVE」の魅力を聞いた

 このコンサートは,その名のとおりゲームに使用されている楽曲をライブで体感できるというもの。
 2005年7月6日にロサンゼルスのハリウッドボウルで最初の公演を行って以来,アメリカの各地のみならず,ブラジル,カナダ,イギリス,オランダ,フランス,スウェーデン,デンマーク,ドイツ,イタリアなどで公演を重ね,全世界のべ10万人ものゲーム音楽ファンを夢中にさせてきた。
 そんなコンサートが,ついに日本にも上陸するのだ。

 とはいえ,ゲーム音楽の生演奏を楽しめる機会自体は,それほど珍しいものではない。それこそ「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」,最近でいうと「モンスターハンター」などで使用されている楽曲をオーケストラが演奏するという催しに,足を運んだことのある人も少なくないだろうし,足を運んだことがないまでも,そんな催しが行われたことを知っている人は,かなり多いはず。
 だが,こうした“コンサート”とVIDEO GAMES LIVE(以下,VGL)は,ちょっぴり異なる雰囲気を持っているようだ。そのあたりのことを,ゲーム音楽の作曲家であり,VGLではプロデューサーからMC,演奏までフル回転の活躍を見せるトミー・タラリコ氏に聞いた。


トミー・タラリコ氏
20年以上にわたり300本以上ものゲーム音楽を手がけてきた作曲家。テレビ番組の司会やプロデュースをこなすほか,ゲーム業界でもデザイナー,プロダクトマネージャー,プロデューサー,脚本家などを担当してきた。代表作は「Unreal」「Pacman」「Motral Kombat」「Test Drive」「Lineage」「Time Crisis」「Metroid Prime」ほか,枚挙にいとまがない
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4Gamer:
 「VIDEO GAMES LIVE in JAPAN」の開催決定,おめでとうございます!

トミー・タラリコ氏:
 ついに! 日本公演が決まりました。洋の東西を問わず,世界中にいるゲーム音楽の作曲家達が一つになる,特別な公演になりますよ!

4Gamer:
 ……でも,VGLってほかのゲーム音楽コンサートとは,何が違うんですか? ゲーム音楽をオーケストラが演奏するというのは,それほど珍しいことではありませんが。

トミー・タラリコ氏:
 ゲーム音楽のコンサートは世界中で行われてきています。でもそのほとんどは,通常のクラシックコンサートの延長線上にある,伝統的な見せ方のものだと思うんです。

4Gamer:
 ええ,確かに。

トミー・タラリコ氏:
 もちろん聴衆の一人として,私はそういうコンサートも大好きですし,敬意を持っています。
 でも,私達みたいにクレイジーなアメリカ人は,伝統的なオーケストラの要素に,ロックコンサートの要素とラスベガスのショーのような派手な要素をミックスさせて,新しくエキサイティングなものを創り上げてしまったんですよ(笑)。

4Gamer:
 具体的には,どんな感じですか?

画像集#002のサムネイル/YouTubeで話題の目隠しピアニストも初来日決定! トミー・タラリコ氏に,「VIDEO GAMES LIVE」の魅力を聞いた
トミー・タラリコ氏:
 まず大前提は,ビデオゲームの素晴らしい音楽を,フルオーケストラによる演奏とコーラスで楽しんでもらう……というもの。そこに,シンセサイザーやパーカッション,エレキギターをはじめ,さまざまなソリストにも登場してもらいます。
 さらに,音楽とシンクロした,ロックコンサートばりの照明や特殊効果,そしてゲームの映像を交え,お客さんにもステージに参加していただくインタラクティブ性も持たせているんです。
 こういった形で,ビデオゲームの持つ文化的な意味合いや芸術性の高さを世界中に伝えようという目的もあるんですよ。

4Gamer:
 分かりやすく,楽しみやすくしているということですか?

トミー・タラリコ氏:
 そのとおりです。
 コアなゲーマーだけでなく,ゲームを一切やらない人にも楽しんでもらいたいんですよ。それこそ,8歳の少女から80歳のおばあさんまで楽しめるような。
 例えば任天堂のWiiは,これまでゲームで遊んだことのない層もターゲットにしていますよね。目指すところは,それに近いかもしれません。

4Gamer:
 各国の公演で現地のオーケストラとタッグを組んでいるそうですが,日本公演のパートナーとして東京ニューシティ管弦楽団を選んだのはなぜですか?

トミー・タラリコ氏:
 「ニューシティ」という響きがいいからです(笑)。
 それは冗談として,きちんとした実力があり,なおかつ伝統的なクラシックとは異なるゲーム音楽のよう楽曲の演奏にも慣れていることなどが大きいですね。

4Gamer:
 なるほど。
 VGLのこれまでの公演では,どんなゲームの音楽を演奏してきたんですか?

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トミー・タラリコ氏:
 「ファイナルファンタジー」「スーパーマリオブラザーズ」「ゼルダの伝説」「クロノトリガー」「悪魔城ドラキュラ」「メタルギア ソリッド」など日本のゲーム,「Warcraft」や「Halo」などいろいろ合わせて,60曲以上のレパートリーがあります。一回のショーでは,そのうちの20曲程度を披露しているんです。

4Gamer:
 ということは,それらを日本公演でも聴くことができるんでしょうか?

トミー・タラリコ氏:
 曲目はまだ内緒です(笑)。
 ただ,日本ではあまりなじみのないゲームの音楽も,映像や,ときには開発者や作曲者のコメントを交えながら紹介したいと思っています。というのも,新しいものを皆さんに紹介するというのも,VGLの目的の一つですから。

4Gamer:
 音楽をきっかけに,そのゲームを遊んでみようと思う人もいるかもしれないですし。

トミー・タラリコ氏:
 そうなったら最高ですよね。
 どんなゲームの音楽を取り上げても,絶対に楽しんでもらえるものにしてみませますよ。
 そうそう,VGLの公式サイトにはメールフォームがあって,そこで演奏してほしい曲のリクエストも受け付けています。もしも聴きたい曲があるようでしたら,そこからぜひリクエストを送ってください。

4Gamer:
 日本での公演は二日間予定されていますが,両日とも同じ内容になるんですか?

トミー・タラリコ氏:
 似ているとは思いますが,多少の違いはあるかもしれません。
 インタラクティブな部分のあるショーなので,同じことをやろうとしても,まったく同じにはならないんです。このあたり,ゲームで遊ぶときのことを想像してもらえると,分かってもらえるでしょう?

4Gamer:
 ええ,なんとなく分かります。

トミー・タラリコ氏:
 さらに,まだ確定はしていないんですが,何人かのゲストを招こうと思っているんですよ。

4Gamer:
 どんな方がゲストとして登場するんですか?

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トミー・タラリコ氏:
 実は今回の来日には,ゲストとの出演交渉を行うという目的もあるんです。だから,今の段階では言えません。
 公演が近づいてきたら発表しますが,日本の作曲家で,まだ生で演奏をしたことのない方にもご登場願おうと思っています。きっと皆さん,びっくりすると思いますよ(笑)。

4Gamer:
 う〜ん,ますます気になってきました。

トミー・タラリコ氏:
 じゃあ,本当は秘密なんですけど,一人だけ。
 来日メンバーの一人に,以前,目隠しをして「スーパーマリオブラザーズ」の曲をピアノで演奏する動画をYouTubeにUpされて有名になった,Martin Leung(マーティン・ラング)というピアニストがいます。彼とは2005年にVGLがスタートしたときから,一緒に世界を回ってきたんです。以前は“目隠しピアニスト”なんて呼ばれていましたが,最近の彼は“ビデオゲームピアニスト”なんですよ。
 実は彼は日系人なんですが,まだ日本に足を踏み入れたことがないということで,とても楽しみにしているようです。

4Gamer:
 あ,その映像は私も見たことがあります。
 そういえばYouTubeには,VGLの映像もたくさんありますよね。

トミー・タラリコ氏:
 ええ。VGLへ実際に足を運んでくれた人達から,「YouTubeで見たから期待してたんだけど,ここまで凄いとは思わなかった」という感想をよくいただきます。
 やっぱりモニター越しだと,生の演奏のエネルギーや会場のワクワク感,スケール感が伝わりにくいんですよね。だからこそ,日本の皆さんにもYouTubeで見るだけでなく,ぜひ会場へ足を運んでもらいたいと思っています。

4Gamer:
 YouTubeで見た限りですけど,聴衆の盛り上がり方も印象的でした。
 オーケストラのコンサートというと,クラシックのイメージが強いので,ずっと静かに座っていなければいけない印象がありますが,VGLはそういうわけではないんですね。

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トミー・タラリコ氏:
 そのとおりです! そういう点でも,伝統的な型にはまらないコンサートだと思いますよ。
 当日は私がMCをするんですが,最初に「舞台上にオーケストラがいるからといって,静かにしていなきゃいけないというわけではないんですよ。オーケストラの演奏家も,皆さんからのエネルギーが届けば,さらに熱のこもった演奏をできるんです」と言います。

4Gamer:
 じゃあ,歓声を上げたりしてもいいんですね?

トミー・タラリコ氏:
 ええ,この音楽が好きだなとか,気に入ったなとか,楽しいなと思ったときには,曲の途中であっても遠慮なく大声を上げたり,拍手をしたりして盛り上がってください。

4Gamer:
 クラシックのコンサートというより,本当にロックコンサートのノリでいいんですね。

トミー・タラリコ氏:
 クラシックのコンサートは,長い歴史の上にある伝統的な音楽を細部まで聴いて楽しむものだとすれば,VGLはステージでエネルギーをぶつけ合いながら楽しめる,参加型のコンサートなんです。

4Gamer:
 オーケストラの演奏というとなんとなく尻込みしてしまいがちな人でも,気取らずに気楽に遊びに行けそうですね。

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トミー・タラリコ氏:
 ビデオゲームは楽しいものであり,同時に技術の最先端をいくものですからね。VGLも同様に,楽しくて最先端を目指して,芸術と技術を一つにまとめた新しい形のエンターテインメントになっていると思いますよ。

4Gamer:
 9月を楽しみにしています。

トミー・タラリコ氏:
 私も楽しみです。
 だって,世界中のゲームファンにとって,日本はゲーム音楽のメッカだと思うんですよ。そんな日本で,日本人ではない私達が創り上げてきたものを披露できるのは,本当に光栄なことですから。
 実はこれが決まってからというものの,夜,ベッドに入ると涙がこみ上げてくるほど嬉しいんですよ(笑)。

4Gamer:
 今日はありがとうございました。


 さて,「VIDEO GAMES LIVE in JAPAN 〜ゲーム音楽と映像の祭典〜」のチケットは,7月19日(日)より,イープラス,チケットぴあ,ローソンチケットで発売予定だ。
 また,それに先駆けて7月1日(水)には,CD「VIDEO GAMES LIVE VOLUME ONE」が発売される。スロヴァキア国立管弦楽団,クラウチ・エンド・フェスティバル・コーラス,そしてインタビュー中にも触れられたマーティン・ラング氏らによる演奏で,ゲーム音楽を楽しめるというもの。収録曲は以下のとおり。


「VIDEO GAMES LIVE VOLUME ONE」
TOCP-70794 税込み2500円
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・キングダム・ハーツ
・ウォークラフト組曲
・ミスト・メドレー
・メダル・オブ・オナー(ライヴ)
・シヴィライゼーションIV メドレー
・テトリス・メドレー
・ゴッド・オブ・ウォー モンタージュ(ライヴ)
・アドベント・ライジング組曲
・トロン モンタージュ
・ヘイロー組曲
・キャッスルヴァニア(ロック編)


 まずはこのCDを聴き,VGLの予習をしてから,実際に会場へ足を運ぶべく,チケットを購入するといいだろう。

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「VIDEO GAMES LIVE in JAPAN 〜ゲーム音楽と映像の祭典〜」

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