プラチナゲームズは2016年2月26日,
「PLUTINUMGAMES 10th ANNIVERSARY PARTY」を東京都内で開催した。このパーティーは名前の通り,同社の
設立10周年を記念して企画されたもので,会場は招待された著名なゲームクリエイターやゲーム業界関係者であふれかえっていた。本稿でその模様をレポートしよう。
パーティーの冒頭では,プラチナゲームズ代表取締役社長の
三並達也氏が主催者を代表して登壇。三並氏は,会社設立から10年の節目を迎えられたことについて「ここに集まっていただいた方が,直接的にも間接的にも支援してくださったおかげです」と感謝を述べた。また,ゲームを遊んでくれた会場にいない多くの人達にも感謝の意を示し,大阪でプレイヤー向けのイベントを開催する予定があることを明かした。
プラチナゲームズ 代表取締役社長 三並達也氏
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プラチナゲームズはこの10年間で10本のゲームタイトルを開発してきたが,その中で「世界で通用するもの」「オリジナリティの高いもの」を意識してきた結果,会社の名前が認知されるようになったと振り返った三並氏。その一方で氏自身は,会社が10年保つかどうかといったことを考える余裕もなく邁進してきたという。
そこでこれからの10年は,自身はプラチナゲームズを会社として存続させること,スタッフは優れたゲームを開発することを使命としていくと意気込みを語った。
三並氏は後ろに並ぶ稲葉敦志氏(右から3人め),神谷英樹氏(右から2人め),齋藤健治氏(右から1人め)氏らを含めたプラチナゲームズのスタッフ全員にも感謝を述べた
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乾杯の音頭を取ったセガホールディングス代表取締役社長COOの
岡村秀樹氏は,ゲーム業界におけるこの10年間を,変化が激しく厳しい時期だったと表現。その中でデベロッパとして起業し,かつインディペンデントな立場を貫いてきたプラチナゲームズが今や世界に通用する存在に成長したことは,日本のゲーム業界にとって誇らしいことであり,今後も素晴らしいゲームを世に送り出してほしいとエールを送った。
セガホールディングス 代表取締役社長COO 岡村秀樹氏
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フィル・スペンサー氏をはじめとしたMicrosoftのスタッフからも祝辞が寄せられた
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三並氏がコックコート姿でローストビーフを切り分け,来場者をもてなす一幕も
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ものまねタレントのゆうぞうさん(右)は,三並氏のローストビーフを絶賛
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三並氏がダルマに目を入れて,さらなる発展を祈願
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パーティーの最後に,プラチナゲームズ取締役の
佐藤賢一氏が,あらためて来場者に感謝の意を示すとともに,「まだまだやりたい夢はたくさんあります」と話し,今後はその実現に向けて「日本代表」というスローガンを掲げ,世界トップクラスのデベロッパを目指すと語った。さらに「日本のゲーム業界をもっと元気にしたい」「世界中の人々にとびっきりの笑顔を届けたい」と意気込みを見せて,パーティーを締めくくった。
プラチナゲームズ 取締役 佐藤賢一氏
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