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新世代「3DMark」のPC版がついに登場。4Gamerでミラー開始
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印刷2013/02/05 02:00

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3DMark

発売元:Futuremark


 2013年2月5日,Futuremarkは,同社製3Dベンチマークテストアプリケーションの最新版「3DMark」を発表した。正式発表は日本時間3:00で,オンラインのテスト結果集計サーバーも同時刻からの運用開始となるが,4GamerをはじめとするFuturemarkの公式ミラーサイトには1時間前からのインストーラ公開が許可されたので,一足早く掲載する次第である。

2013年5月7日:Version 1.1.0が公開されました
2013年12月11日:Version 1.2.250が公開されました
2014年3月13日:Version 1.2.362が公開されました
2014年6月11日:Version 1.3.708が公開されました
2014年10月14日:Version 1.4.775が公開されました
2014年10月16日:Version 1.4.778が公開されました
2014年10月24日:Version 1.4.780が公開されました
2014年12月2日:Version 1.4.828が公開されました
2015年3月27日:Version 1.5.884が公開されました
2015年4月24日:Version 1.5.893が公開されました
2015年6月8日:Version 1.5.915が公開されました
2016年4月7日:Version 2.0.1979が公開されました
2016年4月18日:Version 2.0.2067が公開されました
2016年6月14日:Version 2.0.2530が公開されました
2016年7月4日:Version 2.0.2724が公開されました
2016年7月12日:Version 2.0.2809が公開されました
2016年7月15日:Version 2.1.2852が公開されました
2016年8月22日:Version 2.1.2973が公開されました
2016年12月12日:Version 2.2.3488が公開されました
2016年12月13日:Version 2.2.3491が公開されました
2016年12月19日:Version 2.2.3509が公開されました
2017年3月24日:Version 2.3.3663が公開されました
2017年4月6日:Version 2.3.3682が公開されました
2017年4月13日:Version 2.3.3693が公開されました
2017年6月14日:Version 2.3.3732が公開されました
2017年10月11日:Version 2.4.3819が公開されました

※Version 1世代のリンクをクリックすると,アーカイブページが開きます。

新世代3DMarkのテストより。詳細は後ほど
3DMark
3DMark
3DMark
 製品としては,2010年12月に公開された「3DMark 11」に続くものとなるが,“3DMark ○○”といった表現はなく,シンプルな名称となった新世代3DMark。その最大の特徴は,従来どおりの「x86/64版Windows専用」ではなくなり,一部のテストでAndroidやiOS,Windows RTといった,モバイルデバイス向けOSに対応したことが挙げられるだろう。
 発表時点ではx86/64版Windows専用版しか公開されておらず,その点はやや残念ながら,Futuremarkは,向こう数週間以内に,モバイルデバイス向け3DMarkも投入する計画だとしている。なお,詳細は本稿の最後にまとめたが,Androidは3.1(Honeycomb)以降,iOSは5.0以降に対応するとのことだ。

 エディションは,3DMark 11から変わらず3種類。無償版の「Basic Edition」と,有償版「Advanced Edition」,そして,商用利用が可能な「Professional Edition」の3つだ。価格はAdvanced Editionが24.95ドル(※2016年7月14日リリースの「Time Spy」追加後は29.99ドル),Professional Editionが995ドルとなっている。

 エディションによる違いは表1のとおりで,どのエディションでもベンチマークテストおよびデモの実行は可能だが,無償版となるBasic Editionでは,デモとテストの実行順やテスト内容の細かなカスタマイズが一切行えず,テスト結果は,常にFuturemarkのオンラインスコアサイトへ送信され,さらに詳細表示を行えないという制限がある。
 一方,一般ユーザー向けの有償版となるAdvanced Editionでは,3DMarkの基本的な設定変更がすべて可能。Professional Editionでは,後述する特殊な機能が追加されるほか,報道機関がベンチマークテストに使ったり,ベンチマークテスト結果をまとめたり,あるいはショップが店頭デモに使ったりといったことが許可される。優先的な技術サポートが提供されるのもProfessional Editionだけだ。

※公開記念として,3DMark 11 Advanced Editionのユーザーは,Futuremark公式Webサイトから,新世代3DMarkのAdvanced Editionを25%引きで購入できる。また,公開後1週間に限り,Steamからも25%引きで購入可能とされている


テストは3種類。テストごとに

対象システムが異なる


テストは3種類用意される。いずれも異なるシステムに向けたもので,スコアの互換性はもちろんない
3DMark
 テストは大きく3種類に分かれる……と書くと,3DMark 11から何も変わっていないように思うかもしれないが,冒頭で紹介した「モバイルデバイス対応」にあたってのキモは,実のところ,この3つのテストにある。3DMark 11の場合,用意されるテストシークエンスは同じもので,3種類のテストは負荷の異なるプリセットとして用意されていたのだが,新世代3DMarkでは,

  • Ice Storm(アイスストーム):モバイルデバイスおよびエントリークラスのPC向け
  • Cloud Gate(クラウドゲート):ノートPCやホームPC向け
  • Fire Strike(ファイアストライク):高性能なゲームPC向け

と,対象となるシステムに合わせて,まったく異なるベンチマークテストシークエンスが用意されているのだ。Futuremarkでは,対象となっていないシステムに向けたスコアは意味がない――たとえば,ハイエンドのゲームPCで得られたIce Stormのスコアは参考にならない――としているとしているので,この点はご注意を。
 このうち,PCとモバイルデバイスを横断的にテストするのに使えるのはIce Stormのみ。一方,Cloud GateとFire Strikeはx86/x64版WindowsとWindows RTシステムで実行可能とされている(表2)。


 以下,テストシークエンスそれぞれの概要をチェックしてみよう。


■Ice Storm

3DMark
3DMark
 「氷の世界で,宇宙空間での戦艦や戦闘機などが入り乱れる」というシーンをモチーフとしたもので,3DMarkシリーズ史上初のクロスプラットフォーム対応ベンチマークとして用意されるテストだ。x86/x64版WindowsとWindows RT用では基本的にDirectX 9レベルのグラフィックス機能のみを用いて構成されているのだが,DirectX 11上で(グラフィックスハードウェアに依存しない部分の)最新機能を駆使したエンジンが使われている。Windowsでの動作には,DirectX 9.3ないしDirectX 9.1でオプションとなっていたシャドウフィルタリングをサポートしている必要がある……が,ここ数年の間に登場したPCなら,まず問題ないだろう。
 Android版とiOS版ではOpenGL ES 2.0を用いるが,テクスチャ圧縮技法は(AndroidおよびiOS標準の)ETC(Ericsson Texture Compression)にのみ対応。GPUメーカー独自のテクスチャ圧縮法には対応しない。

3DMark
Ice StormはグラフィックスカードメーカーのGALAXY Microsystemsがスポンサーに入っており,デモではそこかしこに「GALAXY」のロゴが出てくる
3DMark
Graphics test 1より
 テスト解像度は(標準だと)1280×720ドット固定。指定した解像度でレンダリングし,それをデバイスの解像度にまで拡大/縮小して表示する手法が採られている。

 テストシークエンスは「Graphics test 1」「Graphics test 2」「Physics Test」の3つ。Graphics test 1は頂点性能を見るもの,Graphics test 2はピクセル性能を見るもの,「Physics test」はCPUによる物理演算性能を見るものとなっており,物理演算ライブラリにはオープンソースの「Bullet Physics」が使われている。
 光源処理は単純な1パスのもののみ。シェーダはBlinn Phongシェーディングが利用されている。いわゆるHDR的な光源処理も行われており,これも特徴といえるだろう。



■Cloud Gate

3DMark
3DMark
 「靄(もや)のかかった低高度惑星軌道上らしき場所で,宇宙観光船がワープゲートを利用して移動する」というシーンをモチーフとするベンチマークだ。重力ブロックは遠心力利用式なので,重力制御は実用化されてない世界なのだろうが,にも関わらず上には雲が見えたり,衛星軌道にしては大気や水分が濃すぎな気がしたりと,絵的には突っ込みどころが多い。

 ともあれ,Cloud GateはDirectX 10レベルのグラフィックス機能を使って作られたテストだ。エンジン自体は,次に説明するFire Strikeと同じものだが,Ice Stormと同様に,DirectX 11上でDirectX 10相当の機能だけを利用したものになっている。デフォルト解像度は1280×720ドットで,Ice Stormのような表示解像度の変更処理は行われない。

Graphics test 1より
3DMark
 テストは3パートに分かれており,「Graphics test 1」はジオメトリ操作とポストプロセスを中心とした構成,「Graphics test 2」ではボリューメトリックライト処理を中心とした構成,「Physics test」では,CPUによる物理演算処理が行われている。横線のスミアが目立つので,あまりいいカメラは使ってないようだ。

3DMark
Graphics test 2より
3DMark
Physics testより

 「いまさらDirectX 10レベルのゲーム性能を計測してどうするんだ」と疑問を持った人はいるかもしれないが,要は,「DirectX 11の機能自体はサポートしているが,DirectX 11の機能をフルに使ったゲームをプレイするのは苦しい」環境に向けたテストというわけである。



■Fire Strike

3DMark
3DMark 11ではキャラクターが登場しなかったのに対し,今回は見た目の異なる2体が登場したことで,全体から受けるイメージは3DMark 11から大きく変わっている
3DMark
Fire Strikeのスポンサーは,PCパーツやノートPCで知られるMSI。デモ中,そこかしこに同社のロゴが映る
 シリーズを重ねてきた「PC向け3DMark」の系譜に連なるテストで,「噴煙乱れる火山における2キャラクターの邂逅(?)と戦闘」がモチーフ。DirectX 11の機能をフルに使って開発され,ボリューメトリックな煙やパーティクル,多量の光源などが使われた,非常に負荷の高いものとなっている。デフォルト解像度は1920×1080ドットだ。

 テストは先の2つと異なり4パート。「Graphics test 1」ではジオメトリ処理と光源処理に重点が置かれ,「Graphics test 2」ではGPUベースのパーティクルおよびパーティクル光源に重点が置かれている。
 「Physics test」はこれまで同様,CPUによるものだ。Fire Strikeだけに用意される「Combined test」では,Graphics test 1&2の内容に,テッセレーションや流体シミュレーション,ボリューメトリックライトなどを加え,GPUとCPU双方に高い負荷をかける構成がとられている。

3DMark
Graphics test 1より
3DMark
Graphics test 2より
3DMark
Physics testより
3DMark
Combined testより

 もう1つ,Fire Strikeで注目したいのは,3DMark 11から引き続いてプリセットが用意されていることだ。Basic Editionでは「Default」プリセットでの実行となるが,Advanced Edition以上では,より高い解像度&グラフィックス設定になる「Extreme」プリセットも用意されるのである。
 なお,Extremeは,マルチGPU構成や,将来のGPUに向けて用意されているプリセットとのことだ。



インストール方法はごく簡単

64bit版と32bit版が用意される


新世代3DMarkのインストーラを起動したところ
3DMark
 従来の3DMarkシリーズでそうしてきたように,新世代3DMarkのインストーラも,Futuremarkの公式ミラーサイトである4Gamerにアップ済みだ。入手したい人は本稿の最後に示したボタンをクリックしてダウンロードしてもらえればと思う。
 3DMarkは英語版のソフトウェアで,当然のことながらインストーラも英語だが,特段難しいことはないだろう。64bit版と32bit版のバイナリが用意され,64bit環境では64bit版が,32bit環境では32bit版が自動的に用意される仕様となっており,64bit環境に限り,インストール時にカスタムセットアップを選んでおけば,32bit版バイナリもインストールできるというのも,3DMark 11から変わっていない。

インストール方法は「Complete」と「Custom」の2種類。64bit環境で後者を選択したときには,32bit版バイナリをインストールするかどうか選択できる
3DMark 3DMark

 というわけで,下に示したのがセットアップ直後,初回起動時のメインメニューだ。3DMarkはひとまずBasic Editionとして立ち上がってくるので,Advanced EditionやProfessional Editionのアップグレードキーを購入済みなら,「Enter your upgrade key here」の枠に入力して[Register]ボタンを押そう。購入したい場合は[Upgrade]ボタンを押せば,販売サイトへのリンクがWebブラウザで立ち上がる。
 一方,Basic Editionのまま実行したい場合は,このメニューから[Run all tests]ボタンをクリックすれば手っ取り早く全テストを実行可能だ。

新世代3DMarkの初回起動時に表示されるメニュー。Basic Editionとして起動する
3DMark

TESTSタブ。各テストの概要確認と,テストスイートの個別実行が行える
3DMark
 なお,本稿では以下,Professional Editionをベースに話を進めていくが,新世代3DMarkのメインメニューは右上のタブで切り替えながら使うような設計になっている。
 たとえば「TESTS」タブでは,3つ用意されたテストスイートを個別に実行するとか,「CUSTOM」タブでは解像度やアンチエイリアシングなどなど,テストにあたっての個別設定を変更するといったことができるようになっている。

3DMark 3DMark
CUSTOMタブより,Cloud Gateの詳細設定。Professional Edition(とAdvanced Edition)では解像度をはじめとしてすべての項目を変更できる一方,Basic Editionでは何も変更できない。ぱっと見,「どのテストを実行するか」は選択できそうなのだが,マウスカーソルを持っていくと「Advanced Editionでなければ変更できない」というポップアップが表示される
3DMark 3DMark
こちらはFire Stikeの詳細設定。メニュー下部に[Reset to default][Reset to Extreme]のボタンがあり,Fire Strike用の2設定を簡単に切り替えられるようになっている

 というわけで,テストスイートを実行し,すべてが終わると,計測後,スコアが「RESULTS」タブに表示される。スコアといっしょに,フレームレートとGPU温度,CPU温度の推移も参考としてグラフで示されるのが,新世代3DMarkの特徴といえそうだ。また,タブのすぐ下に用意された[View run details]ボタンをクリックすると,別ウインドウでシステム情報なども確認できる。
 なお,Basic Editionの場合,スコアはオンラインでのみ閲覧可能。テストが終わると,スコアはオンラインの集計サーバーに送られ,そちらで確認できるようになる。

Advanced Edition以上では,RESULTSタブにスコアが示される。スコアの上にある「Score has not been validated online」という枠をクリックすると,スコアがFuturemarkのサーバーにアップロードされて認証され,認証されたもは表示が「Valid score」へ変わる
3DMark
3DMark
[View run details]ボタンをクリックすると,別ウインドウで,各種測定データの推移およびシステム情報をチェックできる
3DMark
Basic Editionだと,スコアはメインメニュー内でチェックできない。Webブラウザを使って確認することとなる

 そのほか3DMarkには,製品のバージョン情報を確認したり,基本設定を変更したりできる「HELP」タブ,そして,Professional Editionには,同エディション専用の設定項目である「PROFESSIONAL」タブが用意されている。このあたりは基本的に,3DMark 11から変わっていない印象だ。

3DMark
HELPタブ。3DMarkの基本動作設定を行ったり,バージョン情報を確認したりすることが可能だ
3DMark
PROFESSIONALタブ。特定フレームを描き出したり,テスト結果をXMLファイルに書き出したりできる

 「新世代3DMarkが本領を発揮するのは,AndroidやiOS,Windows RTに対応してから」という気もするが,何はともあれ,「ド」がつく定番3Dベンチマークテストの最新作なので,一度は実行してみてはどうだろうか。

●4Gamerによるテスト実行結果
 ※テストレポートを参照してください


バージョンアップ履歴


Version 2.0.1979


 フィンランド時間2016年4月6日,メジャーバージョンアップとなるバージョン2.0.1979が公開となった。
 今回のトピックは,ユーザーインタフェースの刷新と最適化,そして,3DMarkを構成するベンチマークの個別アップデート対応で,ひとまずは見た目が変わっただけという印象だが,今後のアップデートにいろいろと影響しそうである。

刷新となったユーザーインタフェース(左)と,起動直後のホーム画面(右)。そのシステムにとってベターだと判断されたベンチマークが“表紙”になる
3DMark 3DMark

VRMarkのデモより
3DMark
 また,Futuremarkが開発中のVR(Virtual Reality,仮想現実)対応システム向けベンチマーク「VRMark」のデモシーン2つをAdvanced EditionとProfessional Editionで実行できるようになったのも見逃せないところだ。現在のところ,スコアはまでは取得できないが,「Rift」や「Vive」といったVR対応製品を発注済み,もしくはすでに購入して到着済みという人は,一度実行してみてはどうだろうか。

 なお,既存のベンチマークテストそのものに手は入っていないため,テスト結果としてのスコアは影響を受けないはずだが,この点,正確なところはFuturemarkに確認中だ。回答が得られたら追ってお伝えしたい。

●Version 2.0.1979の新要素
  • 3DMarkのユーザーインタフェースを一新して再構成。より高速に,またより(今後の拡張に対して)柔軟となった(※丸括弧内は筆者による推測。原文は「3DMark UI has been redesigned and rebuilt to be faster and more flexible.」)
  • ホームスクリーンから,「ユーザーのPCシステムに最適なテスト」を推奨する機能
  • ベンチマークスクリーンからほかのベンチマークや機能テストを実行できる機能
  • ロシア語へのローカリゼーション
  • ベンチマークテストごとの独立したアップデート機能
  • Basic Editionに対するIce Storm ExtremeおよびIce Storm Unlimitedの解放。Basic Editionでも両テストを無料で実行可能になった
  • ハードウェア検出に用いるSystemInfoモジュールをバージョン4.43に更新
  • VRMarkのプレビューとして2つのテストシーンを実装。ただし,スコアは取得できない。また,Basic EditionおよびSteamのデモ版では実行不可

●Version 2.0.1979で解決した問題
  • AMD製グラフィックスドライバの機能により,ベンチマークのユーザーインタフェース上にあるプレビュービデオを再生すると,グラフィックスカードが省電力モードに入り,動作クロックが低下する問題


Version 2.0.2067


 フィンランド時間2016年4月18日,バージョン2.0.2067がリリースされた。
メジャーアップデートだったバージョン2.0.1979に残っていた問題を修正したマイナーアップデートとなっており,ベンチマークスコアは影響を受けないとのことだ。

●Version 2.0.2067で解決した問題(全エディションに共通)
  • ロシア語版および中国語版Windowsで発生していたユニコードの互換性に関わる問題
  • NTFSのジャンクション機能を使ってマウントした領域に3DMarkをインストールした場合,画面が白くなることのある問題
  • ごく一部の環境でボタン上のテキストが読めなくなる問題

●Version 2.0.2067の新要素(全エディションに共通)
  • ロシア語版および中国語版Windowsで発生していた互換性問題を解決したSystemInfoのバージョン4.45に更新


Version 2.0.2530


メインメニューの右上部に[STRESS TESTS]ボタン(※赤枠で囲んだ)が追加された。Basic Editionでもボタン自体は加わるのだが,Advanced Edition以上でないと実行はできない
3DMark
 フィンランド時間2016年6月14日,メジャーバージョンアップとなるバージョン2.0.2530がリリースされた。特徴は,Professional EditionとAdvanced Editionの新テストとして,PCの安定性を検証するための「Stress Test」が加わったところにある。

 Stress Testは,4種類のテストから任意のものを選択し,指定した回数それを実行することでPCに持続的な負荷をかけて,PCの安定性を検証するというものだ。選択できるテストは,「Fire Strike」を基にしたものが3種類と,「Sky Diver」を基にしたものが1種類の計4種類。PCのスペックに合わせて,実行したいものをメニューから選ぶ仕組みとなっていた。

メインメニューから[STRESS TESTS]ボタンをクリックすると,左の画面が開く。「Options」でテストの詳細を選択可能となっており,テストの種類(Test selection),テストの実行回数(Loop count),ウインドウモードでの実行を許可するか(Enable window mode)を設定できる。Test selectionのリストボックスでは,Fire Strike系テスト3種類,Sky Diver系テスト1種類から任意のものを選んで実行できる(右)
3DMark 3DMark

Flame Strike Stress Testを実行中の画面。1回のテストはごく短いシーンを実行するだけなので,それを指定回数繰り返してPCに負荷をかける
3DMark
 1回のテストはごく短時間で終わるので,それなりの回数(※デフォルトは20回)は繰り返す必要があるだろう。テスト結果は,フレームレートの変動をパーセンテージで示すものが基本となる。それに加えて,「Monitoring」グラフの詳細を表示することで,テスト中のCPU動作クロック,GPU負荷,CPUおよびGPUの温度,フレームレートをすることもできるようになっていた。

 これらのテスト結果をもとにして,たとえばGPUやCPUの温度が極端に高止まりしているなら,PC内部の冷却に問題がある可能性があるので,今後は冷却を強化しようといった具合に,PCの弱点を見極めてアップデート方針を検討できるわけだ。
 テスト結果からPCの弱点を推測できるだけの知識は必要となるが,自作PC派のゲーマーにとっては,参考になるテストと言えるのではないだろうか。

Flame Strike Stress Testの実行結果。上側にフレームレート変動の割合がパーセンテージで表示されている。何パーセントがPass(合格)とFail(不合格)の境目なのかは不明だ
3DMark

「Monitoring」の詳細を表示した状態。上からテスト中のCPU動作クロック,GPU負荷,CPUおよびGPUの温度,フレームレート(および平均フレームレート)をグラフで表示する
3DMark

 なお,Stress Test以外のテストについてはとくに言及がないので,ベンチマークスコアは影響を受けないと思われる。

●Version 2.0.2530で解決した問題(全エディションに共通)
  • 3DMarkがテスト用DLCファイルのインストールに失敗することがある問題

●Version 2.0.2530の新要素(全エディションに共通)
  • ハードウェア検出に用いるSystemInfoモジュールをバージョン4.46に更新
  • デモだけを実行するカスタム設定を復活


Version 2.0.2724


 フィンランド時間2016年7月4日,バージョン2.0.2724がリリースされた。Sky Diverでテストがハングしたり,特定の環境でプログラムを開始できなかったりするといった,挙動に関する問題を修正したマイナーアップデートという位置づけだ。例によって,ベンチマークスコアは影響を受けないという。

●Version 2.0.2724で解決した問題(全エディションに共通)
  • 非常に高速なシステムでSky Diverを実行したときに,画面が白くなってテストがハングすることのある問題
  • Windows 7においてUACを無効化している状態で,3DMarkのインストールができないことのある問題。インストール中に警告ダイアログが表示された場合,[無視]を選択すれば続行できるとのことだ
  • 特定のシステム構成において,Steamから64bit版3DMarkを起動できないことがある問題
  • 文字コードとしてUTF-8を採用したユーザーフォルダがあるとき,ベンチマークが失敗することのある問題

●Version 2.0.2724の新要素(全エディションに共通)
  • ハードウェア検出に用いるSystemInfoモジュールをバージョン4.47に更新


Version 2.0.2809


 フィンランド時間2016年7月12日,バージョン2.0.2809が公開となった。前回のリリースからそれほど経たずのリリースとなった今回も,挙動に関する問題を修正したマイナーアップデートとなる。もちろん,ベンチマークスコアは影響を受けないとのことだ。

●Version 2.0.2809で解決した問題(全エディションに共通)
  • 特定のシステム構成において,Steamから64bit版3DMarkを起動できないことがある問題(※Version 2.0.2724で対策の入った問題に対する再対処とのこと)
  • デモやテスト後,テスト結果のファイル処理中に3DMarkがハングして,画面に何も表示されなくなることのある問題


Version 2.1.2852


 フィンランド時間2016年7月14日公開となったバージョン2.1.2852で,Futuremarkは,DirectX 12対応のテスト「Time Spy」を追加した。Time Spyの詳細はテストレポート記事を参照してほしい。

Time Spyテストのスクリーンショット
3DMark 3DMark



Version 2.1.2973


 フィンランド時間2016年8月19日,バージョン2.1.2973が公開となった。Time Spyの導入後初となるマイナーアップデートであるが,多くの問題が修正されている。
 とくに重要な修正は,バージョン2.1.2852でFire Strikeをカスタム設定で実行した場合に,スコアが低くなってしまう問題への対策だ。問題のあるバージョンでカスタム設定を行って計測したFire Strikeのスコアは,ほかのバージョンで測定したスコアと比較すべきではないと,Futuremarkは注意を呼びかけている。
 なお。Fire Strikeでカスタム設定を行っていない場合と,Fire StrikeのExtremeもしくはUltraプリセット,あるいはほかのテストの結果は,問題の影響を受けていないとのことだ。

 なお,この問題の影響を受けるのは,Fire Strikeをカスタム設定で実行した場合のみで,カスタム設定を使っていない場合や,Fire Strike Extreme/Fire Strike Ultraプリセット,およびほかのテストのスコアは影響を受けないとのことだ。

●Version 2.1.2973で解決した問題(全エディションに共通)
  • Fire Strikeをカスタム設定で実行した場合に,スコアが低くなることのある問題
  • 3DMark内でのアップデート機能が正常に動作しないことがある問題
  • 32bit版Windows上でSky Diverテストが起動しないことのある問題
  • スケーリングモードをストレッチ(拡大)に設定している場合に,Time Spyテストがクラッシュすることがある問題
    (※アプリケーションの選択した解像度がディスプレイの画面解像度より低い場合に,ディスプレイドライバ側でアプリケーションの表示を拡大する設定を選択している状態で生じる問題と思われる)
  • 非常に多くのデバイスが接続されたシステムでSystemInfoによる分析を実行すると,分析に失敗することがある問題
  • インストーラを解凍したときに,解凍先のフォルダ名に半角スペースが含まれているとインストールに失敗することがある問題

●Version 2.1.2973の新要素(全エディションに共通)
  • ハードウェア検出に用いるSystemInfoモジュールをバージョン4.48に更新
  • 統合型グラフィックス機能を利用していて,必須グラフィックスメモリ容量を満たさない場合,メインメモリを追加のグラフィックスメモリと見なして動作するように更新
  • 「Recommended」対象となるテストの詳細を表示するための[DETAILS]ボタンを追加

Recommendedとなっているテストの右側,[RUN]ボタンの上に[DETAILS]ボタンが追加された
3DMark



Version 2.2.3488


 フィンランド時間2016年12月9日,小さなマイナーアップデート版となるバージョン2.2.3488が登場した。バグ修正内容は2点で,ベンチマークスコアに影響を与える修正は入っていないとのことである。

●Version 2.2.3488で解決した問題(全エディションに共通)
  • とくにIntel X99プラットフォームで影響の大きかった「SystemInfoのタイミング関連」の問題(※3DMarkは以後,テストの開始にあたって,SystemInfoによるシステムスキャンの終了を待つことになるという)
  • 3DMarkのユーザーインタフェースを開こうとすると,ごくまれに,何も表示されていない白いウインドウが開く問題

●Version 2.2.3488の新要素(全エディションに共通)
  • Version 2.0.1979で実装されたプレビュー版「VRMark」は,正式版のリリースによって役割を終えたため,メインメニューからインストールボタンを削除。同時に,アンインストールできるようにもした


Version 2.2.3491


 Version 2.2.3488には,「OPTIONS」の設定項目に問題があり,正しいスコアを得られない問題があったとして,フィンランド時間2016年12月12日付けで,急遽,差し替えが入った。
 修正点はその1点のみで,ベンチマークスコアも影響は受けないとのことだ。

●Version 2.2.3491で解決した問題(全エディションに共通)
  • 「OPTIONS」の「Output resolution」にバグがあり,(プルダウンメニューから特定の解像度設定を選択したときに)正しいスコアが得られない問題(※ということだと思われる。原文は「Fixed an issue with the output resolution setting on the Options screen.」)


Version 2.2.3509


 年内最後のアップデートとしてフィンランド時間2016年12月15日にリリースとなったバージョン2.2.3509では,「GUIの問題により,バージョン2.1.2852以降で,予想されるスコアよりも実際に得られるスコアが若干低くなる」という問題に修正が入った。この修正により,総合スコアは最大0.3%,Physics scoreでは最大2.5%回復し,「GUIの問題」が発生する前と一致するスコアが得られるようになるとのことだ。

●Version 2.2.3509で解決した問題(全エディションに共通)
  • バージョン2.1.2852以降で,GUIからベンチマークを実行したとき,得られるスコアが若干低くなっていた問題(※Professional Editionでコマンドラインからベンチマークを実行した場合は,以前のバージョンであっても影響を受けない)

●Version 2.2.3509の新要素(全エディションに共通)
  • SystemInfoのハードウェア検出に,2分というタイムアウト時間を設定。これにより,特定の環境で,システムが長時間停止するのを防ぐ


Version 2.3.3663


 フィンランド時間2017年3月23日,「API Overhead feature test」に新要素を追加するバージョン2.3.3663が登場した。

 API Overhead feature testは,「DirectX 12とDirectX 11,Mantle 1.0の各APIにおけるオーバーヘッドを比較するための要素テスト」として,3DMarkのバージョン1.5.884で追加されたものだ(関連記事1関連記事2)。今回のアップデートによりAPI Overhead feature testでは,Mantle 1.0でのテストに変えて,新世代のグラフィックスAPIである「Vulkan」でのテストを行えるようになった。
 AMD独自のグラフィックスAPIであったMantleは,Vulkan(およびDirectX 12)の要素技術として取り込まれることで発展的に終息している。今回のアップデートによるMantleからVulkanへの移行は,その実情を踏まえたものと言えよう。

 Mantle 1.0でのテストがVulkanに置き換わったことを除けば,API Overhead feature testのテスト内容や,他のテスト項目に変更はなく,ベンチマークスコアも影響を受けないとのことだ。

●Version 2.3.3663の新要素(全エディションに共通)
  • ハードウェア検出に用いるSystemInfoモジュールがIntel X99チップセット搭載システム検出に要する時間を大幅に改善

●Version 2.3.3663の新要素(Basicエディションを除く)
  • API Overhead feature testにVulkanのテストを追加

●Version 2.3.3663で解決した問題(全エディションに共通)
  • 一部のシステムで,API Overhead feature testの実行後にスコアが表示できない問題
  • Time Spyテストで,シェーダキャッシュが破損したときに適切に回復できなかった問題
    (シェーダキャッシュが破損した場合,破損したものを削除してから再コンパイルするようになり,アンインストール時には,シェーダキャッシュフォルダも完全に削除するようになったという)
  • Windowsにおける画面の拡大率(DPIスケーリング)を150%に設定していた場合,解像度1920×1080ドットのディスプレイに表示するとUIの一部が表示されなかった問題


Version 2.3.3682


 フィンランド時間2017年4月6日,バージョン2.3.3682が公開となった。バージョン2.3.3663でアップデートの入ったAPI Overhead feature testに,テスト失敗の原因となる問題があったとのことで,その問題を修正したマイナーアップデートである。
 例によって,ベンチマークスコアは影響は受けないとのことだ。

●Version 2.3.3682で解決した問題(Basicエディションを除く)
  • 一部のシステムで,API Overhead feature testにおけるDirectX 12のテストが終了したときに,テストが失敗する問題


Version 2.3.3693


 フィンランド時間2017年4月12日に公開となったバージョン2.3.3693は,DirectX 11モードで実行したAPI Overhead feature testでスコアが低下する問題があったことを受けてのマイナーアップデートである。修正により,当該テストのスコアは影響を受けるが,それ以外のテストに影響はないという。

●Version 2.3.3693で解決した問題(Basicエディションを除く)
  • DirectX 11モードで「API」実際のジオメトリ描画に必要な量よりも多くのコンスタントバッファをアップデートすることになり,結果としてスコアが低下することのある問題
  • Time SpyをCustom runで実行するとワークロードがループ実行される問題


Version 2.3.3732


 フィンランド時間2017年6月14日,バージョン2.3.3732が公開となった。2か月ぶりとなるマイナーアップデートで,基本的にはバグフィックスのみが入ったという理解でいい。
 マイナーアップデートの通例どおり,ベンチマークテストのスコアは影響を受けないとのことだ。

●Version 2.3.3732で解決した問題(全エディションに共通)
  • 互換性と安定性に関わる複数のマイナーな問題
  • アプリケーションのクラッシュを引き起こすことがあるシェーダキャッシュの問題


Version 2.4.3819


 フィンランド時間2017年10月11日,バージョン2.4.3819が公開となった。Futuremarkが予告したとおり,今回のバージョンは,Advanced EditionおよびProfessional Editionから利用できるDirectX 12対応ベンチマーク「Time Spy」に,ハイエンドシステム向け最適化の入った高負荷テスト「Time Spy Extreme」(タイムスパイエクストリーム)が加わったものとなる。
 Time Spy導入済みのシステムは,無償アップグレードでTime Spy Extremeも実行可能になる。Time Spy未導入の場合は,Time Spyを購入すれば,Time Spy Extremeも利用できるようになるそうだ。

 さて,Time Spy Extremeには,「Time Spy Extreme Benchmark Test」と「Time Spy Extreme Stress Test」という2種類のテストがあり,前者はPCのグラフィックス性能計測用,後者はTime Spy Extremeで高負荷をかけた状態におけるPCの安定性を検証するものとされている。

Time Spy Extremeのテストシークエンスにおける1シーン
3DMark

 Time Spy Extremeがターゲットとする解像度は3840×2160ドットのいわゆる4Kで,それゆえ,グラフィックスカード側では容量4GB以上のグラフィックスメモリ容量が実行には必須となる。
 CPU負荷も既存のTime Spyと比べて3倍以上に達しているが,一方で第4世代Coreプロセッサ以降がサポートする256bit SIMD演算命令セット「AVX2」を利用できるようになっており,対応CPUではAVX2を使うようになっているそうだ。

Time Spy Extreme Stress Testのテスト結果画面。フレームレートの安定性やテストシーケンス(loop)の実行回数,CPUやGPUの温度などが記録されている
3DMark

 Time Spy Extremeの追加以外は,いくつかのバグを修正した程度の変更に留まる。Futuremarkはとくに言及していないが,既存のベンチマークでスコアに影響のあるアップデートはないと見ていいだろう。

●Version 2.4.3819の新要素(Basicエディションを除く)
  • Time Spy Extreme Benchmark TestとTime Spy Extreme Stress Testを追加

●Version 2.4.3819で解決した問題(Basicエディションを除く)
  • Time SpyのGraphics Test 2で,ループ中に再読み込みが発生することのある問題
  • スクリプトやバックグラウンドプロセスからテストを開始すると,Time Spyがまれに失敗することのある問題

●Version 2.4.3819で解決した問題(全エディションに共通)
  • Intelの統合型グラフィックス機能を使用する環境で,ディスプレイ解像度をパネルのネイティブ解像度以外に設定してあると,API Overhead feature testのVulkanパートにおいてテストに失敗する問題

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