無料体験版
![]() |
●2013年5月7日:Version 1.1.0が公開されました
![]() |
![]() |
![]() |
発表時点ではx86/64版Windows専用版しか公開されておらず,その点はやや残念ながら,Futuremarkは,向こう数週間以内に,モバイルデバイス向け3DMarkも投入する計画だとしている。なお,詳細は本稿の最後にまとめたが,Androidは3.1(Honeycomb)以降,iOSは5.0以降に対応するとのことだ。
エディションは,3DMark 11から変わらず3種類。無償版の「Basic Edition」と,有償版「Advanced Edition」,そして,商用利用が可能な「Professional Edition」の3つだ。価格はAdvanced Editionが24.95ドル,Professional Editionが995ドルとなっている。
エディションによる違いは表1のとおりで,どのエディションでもベンチマークテストおよびデモの実行は可能だが,無償版となるBasic Editionでは,デモとテストの実行準やテスト内容の細かなカスタマイズが一切行えず,テスト結果は,常にFuturemarkのオンラインスコアサイトへ送信され,さらに詳細表示を行えないという制限がある。
一方,一般ユーザー向けの有償版となるAdvanced Editionでは,3DMarkの基本的な設定変更がすべて可能。Professional Editionでは,後述する特殊な機能が追加されるほか,報道機関がベンチマークテストに使ったり,ベンチマークテスト結果をまとめたり,あるいはショップが店頭デモに使ったりといったことが許可される。優先的な技術サポートが提供されるのもProfessional Editionだけだ。
![]() |
テストは3種類。テストごとに
対象システムが異なる
![]() |
- Ice Storm(アイスストーム):モバイルデバイスおよびエントリークラスのPC向け
- Cloud Gate(クラウドゲート):ノートPCやホームPC向け
- Fire Strike(ファイアストライク):高性能なゲームPC向け
と,対象となるシステムに合わせて,まったく異なるベンチマークテストシークエンスが用意されているのだ。Futuremarkでは,対象となっていないシステムに向けたスコアは意味がない――たとえば,ハイエンドのゲームPCで得られたIce Stormのスコアは参考にならない――としているとしているので,この点はご注意を。
このうち,PCとモバイルデバイスを横断的にテストするのに使えるのはIce Stormのみ。一方,Cloud GateとFire Strikeはx86/x64版WindowsとWindows RTシステムで実行可能とされている(表2)。
![]() |
以下,テストシークエンスそれぞれの概要をチェックしてみよう。
■Ice Storm
![]() |
![]() |
Android版とiOS版ではOpenGL ES 2.0を用いるが,テクスチャ圧縮技法は(AndroidおよびiOS標準の)ETC(Ericsson Texture Compression)にのみ対応。GPUメーカー独自のテクスチャ圧縮法には対応しない。
![]() |
| Ice StormはグラフィックスカードメーカーのGALAXY Microsystemsがスポンサーに入っており,デモではそこかしこに「GALAXY」のロゴが出てくる |
![]() |
| Graphics test 1より |
テストシークエンスは「Graphics test 1」「Graphics test 2」「Physics Test」の3つ。Graphics test 1は頂点性能を見るもの,Graphics test 2はピクセル性能を見るもの,「Physics test」はCPUによる物理演算性能を見るものとなっており,物理演算ライブラリにはオープンソースの「Bullet Physics」が使われている。
光源処理は単純な1パスのもののみ。シェーダはBlinn Phongシェーディングが利用されている。いわゆるHDR的な光源処理も行われており,これも特徴といえるだろう。
■Cloud Gate
![]() |
![]() |
ともあれ,Cloud GateはDirectX 10レベルのグラフィックス機能を使って作られたテストだ。エンジン自体は,次に説明するFire Strikeと同じものだが,Ice Stormと同様に,DirectX 11上でDirectX 10相当の機能だけを利用したものになっている。デフォルト解像度は1280×720ドットで,Ice Stormのような表示解像度の変更処理は行われない。
![]() |
![]() Graphics test 2より |
![]() Physics testより |
「いまさらDirectX 10レベルのゲーム性能を計測してどうするんだ」と疑問を持った人はいるかもしれないが,要は,「DirectX 11の機能自体はサポートしているが,DirectX 11の機能をフルに使ったゲームをプレイするのは苦しい」環境に向けたテストというわけである。
■Fire Strike
![]() |
| 3DMark 11ではキャラクターが登場しなかったのに対し,今回は見た目の異なる2体が登場したことで,全体から受けるイメージは3DMark 11から大きく変わっている |
![]() |
| Fire Strikeのスポンサーは,PCパーツやノートPCで知られるMSI。デモ中,そこかしこに同社のロゴが映る |
テストは先の2つと異なり4パート。「Graphics test 1」ではジオメトリ処理と光源処理に重点が置かれ,「Graphics test 2」ではGPUベースのパーティクルおよびパーティクル光源に重点が置かれている。
「Physics test」はこれまで同様,CPUによるものだ。Fire Strikeだけに用意される「Combined test」では,Graphics test 1&2の内容に,テッセレーションや流体シミュレーション,ボリューメトリックライトなどを加え,GPUとCPU双方に高い負荷をかける構成がとられている。
![]() Graphics test 1より |
![]() Graphics test 2より |
![]() Physics testより |
![]() Combined testより |
もう1つ,Fire Strikeで注目したいのは,3DMark 11から引き続いてプリセットが用意されていることだ。Basic Editionでは「Default」プリセットでの実行となるが,Advanced Edition以上では,より高い解像度&グラフィックス設定になる「Extreme」プリセットも用意されるのである。
なお,Extremeは,マルチGPU構成や,将来のGPUに向けて用意されているプリセットとのことだ。
インストール方法はごく簡単
64bit版と32bit版が用意される
![]() |
3DMarkは英語版のソフトウェアで,当然のことながらインストーラも英語だが,特段難しいことはないだろう。64bit版と32bit版のバイナリが用意され,64bit環境では64bit版が,32bit環境では32bit版が自動的に用意される仕様となっており,64bit環境に限り,インストール時にカスタムセットアップを選んでおけば,32bit版バイナリもインストールできるというのも,3DMark 11から変わっていない。
![]() |
![]() |
というわけで,下に示したのがセットアップ直後,初回起動時のメインメニューだ。3DMarkはひとまずBasic Editionとして立ち上がってくるので,Advanced EditionやProfessional Editionのアップグレードキーを購入済みなら,「Enter your upgrade key here」の枠に入力して[Register]ボタンを押そう。購入したい場合は[Upgrade]ボタンを押せば,販売サイトへのリンクがWebブラウザで立ち上がる。
一方,Basic Editionのまま実行したい場合は,このメニューから[Run all tests]ボタンをクリックすれば手っ取り早く全テストを実行可能だ。
![]() |
![]() |
たとえば「TESTS」タブでは,3つ用意されたテストスイートを個別に実行するとか,「CUSTOM」タブでは解像度やアンチエイリアシングなどなど,テストにあたっての個別設定を変更するといったことができるようになっている。
というわけで,テストスイートを実行し,すべてが終わると,計測後,スコアが「RESULTS」タブに表示される。スコアといっしょに,フレームレートとGPU温度,CPU温度の推移も参考としてグラフで示されるのが,新世代3DMarkの特徴といえそうだ。また,タブのすぐ下に用意された[View run details]ボタンをクリックすると,別ウインドウでシステム情報なども確認できる。
なお,Basic Editionの場合,スコアはオンラインでのみ閲覧可能。テストが終わると,スコアはオンラインの集計サーバーに送られ,そちらで確認できるようになる。
![]() |
![]() [View run details]ボタンをクリックすると,別ウインドウで,各種測定データの推移およびシステム情報をチェックできる |
![]() Basic Editionだと,スコアはメインメニュー内でチェックできない。Webブラウザを使って確認することとなる |
そのほか3DMarkには,製品のバージョン情報を確認したり,基本設定を変更したりできる「HELP」タブ,そして,Professional Editionには,同エディション専用の設定項目である「PROFESSIONAL」タブが用意されている。このあたりは基本的に,3DMark 11から変わっていない印象だ。
![]() HELPタブ。3DMarkの基本動作設定を行ったり,バージョン情報を確認したりすることが可能だ |
![]() PROFESSIONALタブ。特定フレームを描き出したり,テスト結果をXMLファイルに書き出したりできる |
「新世代3DMarkが本領を発揮するのは,AndroidやiOS,Windows RTに対応してから」という気もするが,何はともあれ,「ド」がつく定番3Dベンチマークテストの最新作なので,一度は実行してみてはどうだろうか。
●4Gamerによるテスト実行結果
※テストレポートを参照してください
■Vesion 1.1.0
![]() |
Futuremarkによれば,新要素とは無関係の部分に,スコアへ影響する修正は行っていないとのこと。シングルGPU環境で,従来からあるテストを用いる限り,バージョン1.0.0で取得したスコアと比較しても問題はないわけだ。
●Version 1.1.0の新要素(Advanced&Professional Editionのみ)
- Ice StormにExtremeプリセットを追加
最新世代のモバイルデバイスにとって十分な負荷を与えられるよう,Extremeプリセットでは,レンダリング解像度を従来の1280×720ドットから1920×1080ドットへと引き上げ,さらに,より高品質のブルームエフェクトやテクスチャを採用
●Version 1.1.0の修正内容(全エディションに共通)
- 2〜4基のGPUを搭載するシステムで性能が上がらない問題を修正
- Windows 7を部分的にDirectX 11対応とする修正プログラム「KB2670838」が引き起こす問題に対処
- カスタム設定で極めて高いレンダリング解像度を選択したとき,ブルームのポストエフェクトがおかしくなる問題を修正
<<免責事項>> ■本記事の内容および攻略,インストール,操作方法などについての質問は,一切お受けしておりません ■体験版ファイルを使用したことによる損害やトラブルに関しては,一切責任を負いません。取り扱いは,自己の責任の範囲内で行ってください ■当サイトに掲載したゲーム画面および文章の,無許諾での転載は固くお断りいたします
- 関連タイトル:


3DMark - この記事のURL:
- AMDがサーバー向けの最新ロードマップを解説。Steamroller世代のサーバー向けAPUは512基のRadeon Coreを統合へ
- 「第21回 3D&バーチャルリアリティ展」開催。そろそろAR&MRが本格展開? 3Dプリンタも多数展示
- 「Project:Arcadia」(仮)の発表から約1年。新作アクションRPG「アルカディアスの戦姫」が9月26日に発売決定,ゲームの世界観なども明らかに
- 「魔女と百騎兵」,2名の新キャラクターのプロフィールが公開に。百騎兵のスキル「トーチカ」のほか,魔女の道を踏み外した「外道魔女」の概要も判明
- 「ドンキーコングリターンズ3D」が10万4000本。「超速変形ジャイロゼッター アルバロスの翼」もランクインの「ゲームソフト週間販売ランキング+」
- [E3 2013]PlayStation 4の最新テクノロジーが可能にする未知の体験「The PlayRoom」。プレイレポート&直撮りムービーを掲載
- 「コズミックブレイク」,新キャラクター2人を含んだ「メガガラポン」が登場
- 「VF.TALK LIVE あさぽんといっしょ」が6月22日に開催。チケット発売中
- 「モバダビ」,アイドルグループ「choice?」とのタイアップ企画第2弾を開催
- 「バディモンスター」,1周年を記念したログインキャンペーンなどが開催









![[E3 2013]「LIGHTNING RETURNS: FINAL FANTASY XIII」は3部作の完結編であり,次世代への一歩でもある。北瀬佳範氏&鳥山 求氏インタビュー](/games/182/G018237/20130604051/TN/030.jpg)

![[E3 2013]「新生FFXIV」のPS4版は,2014年の早い時期に登場。PS4版の概要といよいよ開始されるβテストフェーズ3について,吉田直樹氏に聞いてみた](/games/199/G019924/20130610026/TN/024.jpg)








![[E3 2013]「FINAL FANTASY X/X-2 HD Remaster」プレイレポート&開発陣インタビュー。FF XIIIのルーツはこの2作品にあった?](/games/148/G014816/20130604007/TN/029.jpg)




![[E3 2013]任天堂,Microsoft,SCEブースの様子を動画で確認!――「30分でE3に行った気になれる動画」を作ってみた(後編)](/games/999/G999903/20130616001/TN/001.jpg)

![[E3 2013]E3会場の様子を動画で総まとめ!――「30分でE3に行った気になれる動画」を作ってみた(前編)](/games/999/G999903/20130614054/TN/001.jpg)












































