連載
4Gamerの1年間を振り返る「Annual 4Gamer 2012」──今年4Gamerに掲載された2万2000本以上の記事の頂点に立っちゃうのは……?
3年4か月ぶりの自民党政権,最多メダル獲得数となったロンドン五輪,東京スカイツリー開業,米でオバマ大統領再選,名状しがたいバールのようなもの,高まる近隣国との緊張,マヤ歴の人類滅亡ブームなど,国内外でさまざまな出来事のあった2012年。なかでも世界最大の出来事といえば,4Gamerの1年間の掲載記事本数がついに2万本を超えたことでしょう。紅白歌合戦,笑ってはいけないと並ぶ年末恒例のあの企画,「Annual 4Gamer 2012」が今年もはっじまっるよー。
あらためまして,2012年1月5日〜12月27日の間,4Gamerに掲載された記事数は“2万2770本”でした。「やだ,あたしこんなに読めな〜い」と言えば女子力アップ間違いなしですが,まぁ現実問題として誰にも読めない本数でしょう。
ちなみに1年前の「Annual 4Gamer 2011」では,“1万9194本”という掲載記事本数に対して,記事執筆者が「本数に関してはそろそろ頭打ちかなー」などというナメた感想を述べておりました。それが今年は3000本増の2万2770本ですから,「むしろ貴様のお花畑な頭を撃ち抜いてやらぁぁぁ!!」と言って,撃ち抜いてやりたい気持ちでいっぱいです。
記事数増の背景について少々補足を入れたいのですが,5月25日に「スマートフォン版4Gamer」の大幅リニューアルを実施しまして,このタイミングでスマートフォン/フィーチャーフォン用タイトルの記事取り扱いも強化することにしました。結果,1か月間の掲載記事本数が毎月普通に2000本を超えるようになったのです。この5月以前には,1か月に2000本を超えたことなど一度もありませんでしたから,4Gamerの中の人達ってば相変わらず無理しちゃって。来年は2万5000本を超えるかどうかが,議会の争点になりそうです。
年間ランキング
(集計期間:2012年1月1日〜12月27日)
【第9位】 ★×159
SCE,デザイン一新で小型化した新型PS3を発表。10月4日発売
記事ランキングに見る2012年の動向
2012年のゲーム業界といえば。TVゲームのコントローラを携帯ゲーム機並のポテンシャルにしてしまった,任天堂の新ハード「Wii U」が登場しましたね。また,「OUYA」「Steam Box」などといった新たなゲーム機も(噂を含めて)出てきました。
「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」「ファンタシースターオンライン2」という,ビッグな国産オンラインゲームがサービス開始となったのも2012年のトピック。そして,ついに,とうとう,今度こそ本当に,「Diablo III」が発売されましたね。「アイドルマスター シンデレラガールズ」のオリジナルアイドルがCDを出し,オリコン上位にランクインする時代にもなりました。ソーシャルゲームの新しい可能性を示す,「パズル&ドラゴンズ」も登場したりしています。
一方で周辺を見渡してみると,今度はタブレットが急速に普及,「LINE」というコミュニケーションツールが急成長し,「Windows 8」が発売され,50過ぎのパパンやママンまでが初音ミクを知る時代になりました。
では,さっそくランキングを見ていきましょう。2012年で最も読まれた記事は「ファンタシースターオンライン2」のキャラクタークリエイト体験版でした。4月19日のクローズドβテストに先駆けて公開されたこの体験版は,ベンチマークも搭載しており,時期的にも機能的にも,PSOファンにはもう辛抱たまらん存在だったことでしょう。PSO2体験版関連の記事は第7位にもランクインしており,記事的には本編以上の関心を得ていたようです。
2012年の年間第2位,ゲーム業界功労者の隠された偉業がまた一つ発掘されました。ファミコン版「スペランカー」制作者にして,現在スペランカーの権利を所有するTozai, Inc.でシニアアドバイザー/エグゼクティブプロデューサーを務める,スコット津村氏のインタビューです。なんせ御年70歳,ゲーム業界歴37年という,4Gamerスタッフの多くが生まれる前からゲームに関わってきた人物です。
第3位は4Gamerやっちゃったー。「東京ゲームショウ2012 コンパニオン写真集」で,ついに1100枚分の写真をZIPで固めてうpするという暴挙に。当然ながら,サーバーには負荷がかかり,えらいことに。いやぁ怒られたなー。
第4位,第6位,第10位,第14位には「GeForce GTX 600シリーズ」4製品のレビュー記事が。また第11位には「Core i7-3770K」,第13位には「Radeon HD 7770&7750」のレビュー記事がそれぞれランクインしております。
レビューの勢いからも分かるように,今年はNVIDIAのGPUが「Fermi」(400 / 500シリーズ)から「Kepler」(600シリーズ)へとジャンプアップしたことが最大のトピックといえます。速度はもちろん上げつつも,消費電力量をぐぐっと下げてきたのが特徴ですね。AMD Radeonは2011年末に「Radeon HD 7000シリーズ」が発表され,今年はこのHD 7000シリーズ製品が続々登場した年でした。
CPUは,タブレットの普及や「Windows 8」の発売に合わせてか,グラフィックス統合型での発展が宿命づけられた年だったようで,PCゲーマー的にはちと寂しかったか。
第5位,ゴールデンウィーク終盤あたりから大騒ぎになった「コンプガチャ問題」が,記憶に新しいような遠い昔の出来事のような感覚ですが,切込隊長こと山本一郎氏が4月頭の段階でガチャの問題点をまとめ,警鐘を鳴らしておりました。まあ,絵合わせというよりはRMTがらみの話に対する警鐘ですが。
第9位はデザイン一新で小型化された新型PS3発表のニュース。お値段は据え置きで内蔵HDDの容量がアップしており,省エネ化も図られています。一方,Wii U関連の記事は16位にランクインしております。去年の3DSとPS Vitaもそうでしたけど,4Gamerの記事は,SCEハード関連のほうが読まれる傾向にあるんですね。
第12位の「MHP3rdをVitaで動かしてみた」は2011年12月の記事でして,トータルページビューでいけばぶっちぎりの第1位なんですが,残念ながら2012年1月1日以降の数値のみでカウントしているため,この位置に甘んじております。「本当は最強なのに,わけあって一番になれなかったキャラ」的な存在といえるでしょう。
注目の新作ゲームでは,第8位に「シムシティ」,第15位に「DayZ」,第17位に「ワンピース 海賊無双」の記事がランクイン。海賊無双はともかく,相変わらず4Gamerらしいというか,ほかのゲームメディアではなかなか考えられないようなタイトルが上位に来ますね。一方で「バイオハザード6」「DEAD OR ALIVE 5」「とびだせ どうぶつの森」「龍が如く5 夢、叶えし者」などの記事が,Annualになるとランクインしていないという。4Gamerは昔からそういう子よ?
18位は6月に掲載された「新生FINAL FANTASY XIV」のインタビューです。ちなみに現状のステータスとしては,「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」のαテストは年内で終了し,PS3版を含めたβテストが2013年1月下旬から2月上旬頃に実施される予定となっております。
月間ランキング
では続いて月別のランキングですよ〜。こちらは各月1日〜末日のPVを集計したものなので,月をまたいでPVが大きく分散している記事は,上の「年間ランキング」と★の数が異なっております。……って書いて,分かってもらえるだろうか? ともあれ,ご了承ください。
■1月
(集計期間:2012年1月1日〜1月31日)
【第5位】 ★×69
衣装もアクションもZ級。「お姉チャンバラZ 〜カグラ〜」をプレイムービーで紹介
「2012年は3連休が少ないぞーワーワー」なんて,新しいカレンダーを眺めながら無邪気に盛り上がっていた1月。今こうして振り返ってみれば,うん,まあ,やっぱりちょっと少なかったかな。
第1位と第3位に,「バイオハザード6」の記事がランクインしています。これは1月20日に開催された「バイオハザード」シリーズの生誕15周年イベントで発表されたビッグニュースですね。3年ぶりとなる待望のナンバリングタイトルですが,2012年はほかにも3DS用「バイオハザード リベレーションズ」,PS3/Xbox 360用「バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ」といった新作が発売されており,また映画「バイオハザードV リトリビューション」「バイオハザード ダムネーション」が公開され,MobageやGREE用のタイトルもリリースされています。さすが15周年。
第4位には「KINGDOM HEARTS 3D [Dream Drop Distance]」,第10位には「ガンスリンガー ストラトス」のニュースがランクイン。どちらもスクウェア・エニックスのタイトルですね。とくにガンスリンガー ストラトスは,アーケード用のガンシューティングということで,いろんな意味でビックリしましたね。
1月というと,世界のPCパーツ工場である台湾がかき入れ時(台湾は旧正月がお休みなので)ということで,ハードウェア記事が猛威を振るう季節のはずなんですけど,今年は割と静かでした。第6位に「Core i7-3820」,第8位に「EVGA GeForce GTX 560 Ti 2WIN」のレビューが来ているくらいです。
■2月
(集計期間:2012年2月1日〜2月29日)
ソニーとシャープが2000億円超,パナソニックが7000億円超。2011年度の決算が発表され,日本大手メーカーの巨大赤字が次々と明るみに出てきた2月。恥ずかしながら経済にはとんと疎いのですが,そんなに赤字を出しても,なんとかなっちゃうものなんですね。
ランキング第1位を飾ったのは,「GRAVITY DAZE」のプレイムービー記事でした。やがてこのゲームは,東京ゲームショウ2012と併催される「日本ゲーム大賞」にて大賞を受賞します。毎年あのステージに立たれる方々って,基本的にスポットライトを浴び慣れている印象があるのですが,GRAVITY DAZE開発チームの,そういった光に不慣れなのかなと思わせる,あの衝撃と感動ぶりは,見ているこちらまで感極まりそうになるほどでした。
第2位は,3DS版「NEWラブプラス」のマフィアレポート,4Gamerコラボアイテムの配布付きです。
第3位には,バイオハザードを題材としたマルチプレイ前提の対戦アクション,「バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ」発売日決定のニュースが来ました。本作は「U.S.S.ウルフバック」(アンブレラ特殊工作部隊),「SPEC OPS エコー6」(米国特殊部隊),クリーチャーの3勢力に分かれてチームバトルを繰り広げるというスピンオフ作品です。
第5位と第6位には,「PSO2」αテストのプレイレポートが来ております。片方は普通にゲーム内容をレポートしたものですが,5位のほうは編集部員auekiお得意のキャラクターメイキング特化レポートとなっております。ええ,痒くない所にまで手が届いてるような内容です。
第10位には,あのイオンちゃんが。この頃はまだ,どういうゲームだかよく分かりませんでしたなぁ。
■3月
(集計期間:2012年3月1日〜3月31日)
前田敦子さんがAKB48卒業を発表した3月。あと,ゲーム総合誌「ゲーマガ」が2012年3月30日に発売された5月号をもって休刊になりました。ゲーマガブログはまだ続いているようです。
第1位は,無双シリーズ最強のコラボレーション「ワンピース 海賊無双」本日発売のニュースでした。HDゲーム機初のワンピースゲーということで,ナミパンが見たかっ,もとい,大画面で海賊王になりたかったファンの心をがっちりとつかんだようです。紫でしたね。
第2位で,ついに「Kepler」の時代が来ました。「GeForce GTX 680」レビューです。ちなみに前編は通常の製品レビュー,後編は自動クロックアップ機能「GPU Boost」に的を絞ったレビューとなっております。
第3位,ここ数年はPCがゲーム機として活躍する機会に恵まれない印象でしたが,ついに来ました。ゲーム界におけるレジェンドの一つ「シムシティ」に最新作が登場です。しかも今回のシムシティは,「ぼ,ぼく,ゲームというよりは環境シミュレータに近いよ? それでもいいの?」という,「まさにそれ!」な一本。待望のシムシティはこの発表から1年後,2013年3月7日発売予定です。
第5位には「DEAD OR ALIVE 5」の衝撃ムービーが。今ならもうネタバレしてもいい? かすみさんとあやねさんが,いつものように戦ってるんですけどね。あやねさんがぐったりしたあと,「Virtua Fighter 5」のアキラさんが乱入してくるという内容なのです。「DEAD OR ALIVE 5」には,「Virtua Fighter 5」のキャラが登場するよーってことを示唆したムービーだったのでした。「パイさんのパイさんも揺れちゃうの!?」と,誰もが思ったことでしょう。私だけですか。
■4月
(集計期間:2012年4月1日〜4月30日)
【第4位】 ★×89
名状しがたきバールのようなものがNVIDIAから届いた件
ダルビッシュ投手がメジャー初登板した4月。爆弾低気圧が爆発したり,生活保護の不正受給問題が浮上したりしてきたのも,この頃です。
そんな4月の第1位は,山本一郎氏による「ガチャ」規制強化情報が乱舞しちゃってるけど……という話。この1か月後,ガチャ商法は業界全体で規制大強化をしなければならない火急の事態へと発展することになります。
第2位と第3位は,やっぱりPSO2の記事。この4月に第2位だった記事が,年間では第1位になるんですね。
第4位,NVIDIAから「FOR USE IN CASE OF ZOMBIES OR….」と書かれたバールのようなものが編集部に届いた,というだけのニュース。まさか日本がこのとき,これがありふれた対ゾンビ兵器ではなく,宇宙から来た古の神話種族が用いる神器として崇められる存在になっていたとは,NVIDIAの人達も気づいてなかったことでしょうな (」・ω・)」
■5月
(集計期間:2012年5月1日〜5月31日)
【第5位】 ★×81
ネットとリアルの断絶の終わり――「ニコニコ超会議」が示したものを考えてみた
金環日食見ました? 「フェイスブック」がナスダックに上場し,東京スカイツリーが開業した5月です。
5月の第1位は「機動戦士ガンダム オンライン」α2テストのファーストインプレッションです。ファーストガンダムの世界で,100人対戦可能な夢のアクションゲームです。「早く遊びてー!」って思っちゃいますよね。ちなみに12月25日に正式サービスが開始されたので,もういつでも遊べます。
第2位は「Blade&Soul」第3次CBTのプレイレポートです。……そろそろ日本でも遊びたいですなぁ。
第3位,貴重なTYPE-MOON奈須きのこ氏,こやまひろかず氏,つくりものじ氏インタビュー。著名なシナリオライターの奈須きのこ氏はともかく,スクリプターであるつくりものじ氏のインタビューはかなり珍しいのではないでしょうか。
なお,先月のランキングで第4位だったNVIDIAの「バールのようなもの」は,5月第7位の記事で無事消化されました (/・ω・)/
あと第8位,「Diablo III」が無事発売されましたね。今でも盛り上がってるんでしょうか。
関連記事はランキング入りしてませんが,5月5日の「読売新聞」朝刊に,消費者庁が「コンプガチャ」を景表法違反として取り締まる方針であるとの記事が掲載され,5月9日,ソーシャルゲームプラットフォーム連絡協議会の6社が共同でコンプガチャ廃止の方針を発表。5月18日には,消費者庁が同件の正式見解を発表しました。
■6月
(集計期間:2012年6月1日〜6月30日)
地下鉄サリン事件の菊地直子容疑者と高橋克也容疑者が,相次いで逮捕された6月。あの事件は1995年のことでした。
さて,6月といえば「E3 2012」です。第1位はE3に合わせてロサンゼルスで開催された,任天堂プレスカンファレンスのレポート記事でした。最近はNintendo Directで岩田社長のお顔は毎月のように見てますが,このプレカンは宮本 茂氏が見られる貴重な機会となっております。
第2位は「新生FINAL FANTASY XIV」のプロデューサー,吉田直樹氏へのインタビューです。吉田氏は「Dark Age of Camelot」のコアプレイヤーだったんですね。
そして第3位,後に大ヒット商品となる「ニンテンドー3DS LL」が発表されました。7月28日の発売以降,4Gamerの「ゲームソフト週間販売ランキング+」内にある「コンシューマハード週間販売ランキング」で,たった3回を除いて常に売り上げ1位ですよ。ちなみにその「たった3回」というのは順に,「初音ミク -Project DIVA- f」(PS Vita)が発売された週,新型PS3が発売された週,Wii Uが発売された週です。
■7月
(集計期間:2012年7月1日〜7月30日)
生レバーが禁止されてしまった7月。夏季ロンドンオリンピックが開幕しました。
年間ランキング第2位,スコット津村氏のインタビューが7月の第1位となりました。地面にある小さい出っ張りの上から,ジャンプして飛び降りただけでぇ!?
第2位は,7月4日に正式サービスがスタートしたPSO2のプロデューサー/ディレクターインタビューです。第4位には夏の中規模アップデートに関するニュースもランクインしてます。水着。
第3位は「世界樹の迷宮IV」インプレッションでした。QRクエスト「マフィア梶田のリベンジ」の配信も行っております。第5位の記事でもQRコードを使った配信を行ってます。
第7位にサラリーマン,第9位に北京原人がランクインしています。なんの話かと申しますと,「TOKYO JUNGLE」のDLCレア動物ですよ。ちなみにどちらもメスは存在しません。
■8月
(集計期間:2012年8月1日〜8月31日)
【第8位】 ★×66
ポケモン,新ブランド「ポケもも」グッズの商品ラインナップを公開
前田敦子さんが本当にAKB48を引退してしまった8月。この頃,竹島問題も過熱化してます。
そんな8月の第1位は,日本オンラインゲーム協会(JOGA)が発表した,ランダム型アイテム提供方式(主にガチャ)の運用ガイドラインに関する記事。具体的な金額や確率の数字が出てくるあたりが,皆さんの興味を引いたのかもしれません。
第2位は「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」,最新スクリーンショット&イラストです。そういえば,もともとの正式サービス開始が2010年9月のことなので,14作目はすでに3年目に突入。いやぁ,シリーズのほうでは「LIGHTNING RETURNS: FINAL FANTASY XIII」が次に出るとはいえ,そろそろ15作目が発表されても不思議じゃないのかなと思いましてね。
第3位は「2012年 夏の特大プレゼント」ですが,こちらはもうとっくに募集は締め切られてます。残念。
あ,でも「2012年 冬の特大プレゼント」の募集が本日スタートしていますんで。今から応募しようという方はぜひ冬のほうを。
第5位は「ゲームソフト週間販売ランキング+」です。「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」が発売初週で36万7000本の売り上げを記録しました。歴代ドラクエと比べて出足が鈍いとか言われたりもしてましたが,なんせMMORPGだから初週の売り上げですべてを語ることはできませんな。
■9月
(集計期間:2012年9月1日〜9月30日)
【第1位】 ★×135
SCE,デザイン一新で小型化した新型PS3を発表。10月4日発売 【第4位】 ★×103
【島国大和】「ゲームをするのが面倒くさい」について考えてみる
尖閣諸島が国有化され,中国で大規模な反日デモが起きた9月。「iPhone 5」も発売されました。
4Gamer的には,9月といったら「東京ゲームショウ」一色ですよ。第1位はTGS前日に開催されたSCEのプレスカンファレンスで発表された,新型PS3の速報記事です。
第2位と第10位には,TGSの「モンスターハンター4」に関する速報記事がランクインしました。
第3位はヒット商品「HMZ-T1」の後継となる,立体視対応ヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T2」のテストレポートです。スペック的にはほぼ変動がなく,重量が軽くなってオンイヤーヘッドフォンが廃止されたくらいですが,実は……。
第4位はいつも大人気,島国大和氏のコラムです。「ゲームをするのが面倒くさい」というのは,ありますねえ。認めたくはないけど,年取ったからというのもあるんじゃないかなーって。最近ゲームだけじゃなく,いろいろ面倒くさいんだよ……。はああ〜,息をするのも面倒でいやだ(ゲイラ様)。
■10月
(集計期間:2012年10月1日〜10月31日)
【第10位】 ★×60
カプコン,「ヴァンパイア リザレクション」を2013年初めにリリースすると発表
iPS細胞で京都大学の山中伸弥氏がノーベル賞を受賞した10月。
10月の第1位は,東京ゲームショウ2012コンパニオン写真集です。私は全般的に,おへそを出したコスチュームが好きみたいでした。皆さんはどうですか?
第2位はヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T2」のレビュー,第3位は開発者インタビューです。スペック上はほぼ同じですが,実は中身もけっこう進化していたんですねぇ。
10月26日に「Windows 8」が発売されました。ってことで第5位,第6位,第7位には短期集中連載「『ゲーム環境』としてのWindows 8完全理解」がランクインしました。この連載は全6回で,もちろん今からでもすべて読めます。
■11月
(集計期間:2012年11月1日〜11月30日)
的を狙えば外さない〜,ヱヴァQが公開された11月。ナディアパート,BLパート,暴走パートをそれぞれ3人の監督さんで担当したんじゃないかなーと思ってる。
ちなみに11月はいろいろありまして。「iPad mini」「Kindle Paperwhite」が発売,海外では「Wii U」が一足先に発売され,衆議院解散の閣議決定にオバマ大統領再選。いや,ほかの月だっていろいろあったと思うんですけど,忘れちゃ……った。
第1位は,最新ゲームエンジン「Luminous Studio」のプロモーションを積極的に行っているスクウェア・エニックスに,「今このご時世にハイエンドなゲーム作りを頑張るのはなぜ」という話を聞いてみたインタビューです。なぜなら今は,ハイエンドなゲーム作りに向いていないご時世に思えるからですよ。それはぜひ聞いてみたいでしょう,ほらほら。
第2位は,ドラクエの7作目が3DSで蘇るぞーというニュースです。4や5や6をDSでやってみて,「うわっ……ドラクエとDSの相性,良すぎ……?」と口をおさえた人は大勢いることでしょうから,7にも期待かかりまくりですよ。
第3位はPR記事ではありますが,11月8日に発売された「Halo 4」の特集記事がランクインしております。これまでずーっと担当してきたBungieから,343 Industriesという新しい会社に開発が変更されるという不安要素もありましたが,なんのそのって感じで発売後はしっかり高評価を得ておりますな(Metacriticで87点)。
■12月
(集計期間:2012年12月1日〜12月27日)
滅亡した12月。ひさしぶりの自民党政権,ひさしぶりの安倍首相ですね。
12月8日に発売された「Wii U」,その日のうちに電源オンして温度を測ってみました! という記事が第1位でした。
第2位,今年はPSO2が最後まで強し。プロデューサー/ディレクターインタビュー記事がランクインです。
第3位,シリーズ最新作「英雄伝説 閃の軌跡」発表のニュース。PC → PSPとプラットフォームを移しつつ発展してきた英雄伝説シリーズですが,次はPS3とPS Vitaで出ます。
第4位の「2012年冬版,ゲーマーのためのSSD購入ガイド」,これはなんと「今冬」の4Gamer年末企画記事の一つです。気が早ーい。
第6位は「DARK SOULS II」発表のニュース,第8位は「DARK SOULS II」インタビューです。宮崎英高氏は,IIでとうとうディレクターではなくなってしまうようですよ。
■記事Tweet数
(集計日:12月27日)
【第1位】 4121 Tweet
ファミコン版「スペランカー」制作者による裏話がここに。御年70歳,業界歴37年の現役クリエイター,スコット津村氏が振り返るあの頃 【第2位】 3057 Tweet
ASUS,ブランドの日本語読みを「エイスース」へ変更。全世界で呼称を統一 【第3位】 2228 Tweet
ポケモン,新ブランド「ポケもも」グッズの商品ラインナップを公開 【第4位】 2027 Tweet
「METAL GEAR SOLID」,ついにハリウッド映画化が決定 【第7位】 1595 Tweet
3DS「モンスターハンター4(フォー)」は2013年春に発売。カプコンサマージャムのステージイベントで明らかに【写真追加】 【第8位】 1567 Tweet
田中公平氏とヒャダインこと前山田健一氏の対談が実現。前山田氏が「このままじゃ大丈夫じゃないことが分かりました」と語った訳は……? 【第9位】 1558 Tweet
【島国大和】「ゲームをするのが面倒くさい」について考えてみる 【第10位】 1552 Tweet
【山本一郎】ソーシャルゲーム業界の「ガチャ」商法,規制強化情報乱舞の怪。いま,おまえのソーシャルの危険が危ない 【第11位】 1445 Tweet
画面の大きさが1.9倍になった「ニンテンドー3DS LL」が発表に。 価格は1万8900円(税込)で7月28日に発売 【第12位】 1412 Tweet
[CEDEC 2012]ゲームにおける「遅延」とは何か。「太鼓の達人」の事例から考える,初心者にこそ知ってほしい液晶テレビの遅延問題 【第16位】 1389 Tweet
[TGS 2012]東京ゲームショウ2012コンパニオン写真集700枚を掲載。さらに1100枚分の写真をZIPで固めてうpしてみた 【第20位】 1285 Tweet
あれ! いたの!? 「TOKYO JUNGLE」,本作ではタブーと言えそうなレア動物「サラリーマン」の配信を本日スタート
年間ランキング番外編として,2012年の「記事Tweet数」と「はてブ数」ランキングもお届けしましょう。まずは記事Tweet数からですが,スコット津村氏がベラボーな強さを見せてランキング第1位に輝きました。
第2位はエイスースエイスースです。
第3位は「ポケもも」グッズです。
第4位は「METAL GEAR SOLID」ハリウッド映画化決定のニュースです。
ほかにも第15位の「サイレントヒル2」バブルヘッドナースPVCスタチュー,第17位の「ドキっ!アイドルマスターだらけのナムコ感謝祭★ in ナムコ・ナンジャタウン」など,瞬間的な話題性と伝染力という意味において,Twitter上だからこそ途方もない強さを見せる記事が散見されるのが,このランキングの特徴でしょうか。
■はてなブックマーク
(集計日:12月27日)
【第1位】 1135 users
ファミコン版「スペランカー」制作者による裏話がここに。御年70歳,業界歴37年の現役クリエイター,スコット津村氏が振り返るあの頃 【第3位】 669 users
【山本一郎】ソーシャルゲーム業界の「ガチャ」商法,規制強化情報乱舞の怪。いま,おまえのソーシャルの危険が危ない 【第4位】 595 users
【島国大和】「ゲームをするのが面倒くさい」について考えてみる 【第9位】 343 users
ネットとリアルの断絶の終わり――「ニコニコ超会議」が示したものを考えてみた 【第12位】 278 users
会社経営はクソゲー過ぎる!――ユビキタスエンターテインメントの清水 亮氏がゲストの「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」第9回 【第18位】 175 users
[SQEXOC 2012]FFXIVで使われているAI技術〜敵NPCはどうやって経路を探索しているのか? 【第19位】 160 users
同人誌は採用の基準になるが,学校の課題は駄目――3Dモデル制作を専門に請け負うゲーム開発会社フライトユニットの考え方 【第19位】 160 users
「ドミニオン」世界王者を2年連続で輩出する「ドミニオン木曜会」とは一体なんなのか。その強さの秘密を解き明かす,潜入レポートを掲載
続いて,2012年のはてブ数ランキングです。こちらは一発ネタ系の短いニュースも完全に排除され,まさに「あとで読む」にふさわしい,読み応えのある長めの記事で埋め尽くされました。
……にしても強いのはスコット津村氏インタビューで,こちらのランキングでも堂々第1位です。まさにスコット無双。このほか,山本一郎氏の「おまえのソーシャルの危険が危ない」,東京ゲームショウ2012コンパニオン写真集は,だいたいどのランキングにも顔を出している感じ。
第2位,第7位,第10位,第11位,第12位にドワンゴ会長・川上量生氏の不定期インタビュー連載「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」がランクインしているというのは,はてブランキング最大の特徴でしょう。まさに川上無双。
2013年,……おや!? 4Gamerのようすが……?
なーんて。進化するそぶりを見せてみたものの,いつだって4Gamerはニョキニョキと進化し続けてますから。
2013年の4Gamerは,1月7日(月)より通常更新開始となります。本年も4Gamerをご愛読いただき,誠にありがとうございました。来年は目標2万5000本,少々きついかもしれませんが全読破を何卒よろしくお願いします。それでは皆様,良いお年をお迎えください。
年末年始のオススメ特集記事
年末恒例のお楽しみ「2012年 冬の特大プレゼント」を開催。ノートPCやデスクトップPC,Wii U,ゲーマー向けデスクなど,豪華賞品が650名以上に当たる!
ゲームクリエイター/ゲーム業界著名人に聞いた「2012年の注目タイトル」と「2013年に向けてのメッセージ」。2012年版では100名以上のコメントを掲載
2012年冬版,ゲーマーのためのSSD購入ガイド。技術解説を交えつつ,全9モデルを横並びで比較する
Access Accepted第369回:年末恒例「Access Accepted大賞 2012」発表
会社経営はクソゲー過ぎる!――ユビキタスエンターテインメントの清水 亮氏がゲストの「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」第9回
4Gamerが2012年に掲載したインタビュー記事の中から21本を,電子書籍フォーマットで配布します
初心者向けSteamガイド連載 勇気を出して初めてのSteam(3)コミュニティ編
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