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【PR】「速い」とは,こういうことだ。赤い東芝製ノートPC「dynabook Qosmio WXW/79GW」の驚くべき実力
ファイアパターンを基調に,赤と黒のコントラストが映える東芝製ノートPC「dynabook Qosmio WXW」。先に4Gamerで紹介した「dynabook Qosmio WXW/77GW グラフィック強化モデル」が,見た目のインパクトだけに留まらない,高いコストパフォーマンスを備えていたのを,憶えている読者は少なくないだろう。
その上位モデルに当たるのが,今回取り上げる「dynabook Qosmio WXW/79GW グラフィック強化モデル」である。外観のインパクトはそのままに,CPUとGPUという,PCゲームの快適度に最も影響する二つのキーコンポーネントを強化した同製品だが,果たしてその実力は? 「衝撃的」としか言いようのない,その強烈な3D性能を,ぜひ本稿で確認してほしい。
国内の大手PCメーカーでは唯一,PCゲーマーのためのノートPCを積極的に展開している東芝。その最新シリーズが,直販サイト「東芝ダイレクトPC by Shop1048」で展開される「dynabook Qosmio WXW」だ。
4Gamerでは先に,そのエントリーモデル「dynabook Qosmio WXW/77GW グラフィック強化モデル」(以下,Qosmio WXW/77GW)をテスト。その衝撃的なコストパフォーマンスをお伝えしているが,今回取り上げるのは,そんなQosmio WXW/77GWの上位モデルとなる,「dynabook Qosmio WXW/79GW グラフィック強化モデル」(型番:PAWW79GLN10W,以下Qosmio WXW/79GW)である。
製品名の違いが“わずか2”であることからも想像できるように,Qosmio WXW/79GWのルックスは,Qosmio WXW/77GWと同じだ。見る者に強烈なインパクトを与える,ファイアパターンをあしらった真っ赤な天板や,赤色LEDの埋め込まれた筐体,そして光沢のある黒色キーボードといった,所有欲を満たすデザインは,Qosmio WXW/79GWでもそのまま採用されている。
もちろん,踏襲するのはそれだけではない。光沢タイプでありながら蛍光灯などの映り込みを抑え,高いコントラストと見やすさを両立させた,解像度1680×1050ドットの17インチワイド液晶パネル「Clear Super View液晶」は,下位モデルから変わらず搭載。さらに,その高い出力品質に定評のある,harman/kardon製4.1chスピーカーシステムを内蔵する点にも変わりはない。
では,Qosmio WXW/79GWを上位モデルたらしめているのはどこか。それは,搭載するCPUとGPUである。
Qosmio WXW/79GWが搭載するCPUは,「インテル® Core™2 Duoプロセッサー T9400」。動作クロックは2.53GHzで,L2キャッシュの容量は6MBとなる。対する下位モデル,Qosmio WXW/77GWだと,動作クロック2.40GHz,L2キャッシュ容量3MBの「インテル® Core™2 Duoプロセッサー P8600」を採用するので,動作クロックでは約130MHz,L2キャッシュ容量は2倍に引き上げられた計算だ。
L2キャッシュというのは,簡単にいうと,CPUの内部に設けられ,データの転送速度を高速化するために用いられるメモリ(一時記憶装置)のこと。ゲームは全般的に大量のデータを扱うため,その容量はパフォーマンスを左右するケースが多い。そんなL2キャッシュ容量が倍増したというのは,見逃せない変更点といえるだろう。
また,より直接的にPCの3D性能を左右するGPUは,2008年10月10日時点におけるNVIDIA製のノートPC向け最上位製品,「GeForce 9800M GTX」を採用。性能を推し量る目安となるシェーダプロセッサの数で比べると,Qosmio WXW/77GWが採用する「GeForce 9700M GTS」が48基なのに対して,GeForce 9800M GTXは112基と,こちらはなんと,2倍以上に増加している。
要するに,Qosmio WXW/77GWが持つ機能性や,隙のなさはそのままに,3Dゲームのパフォーマンスに大きく影響するCPUとGPUのスペックを大幅に引き上げたのがQosmio WXW/79GW,ということなのである。(表1)。
そんなQosmio WXW/79GWだが,果たしてその実力はどれほどなのだろうか。
先に紹介したQosmio WXW/77GWを大幅に上回る性能を叩き出すことは容易に想像できるため,今回は思い切って,デスクトップPCとの比較を試みることにした。
用意した比較用PCの構成は表2のとおり。Qosmio WXW/79GWが搭載するインテル® Core™2 Duoプロセッサー T9400と動作クロックを揃えるべく,「インテル® Core™2 Duoプロセッサー E7200」(動作クロック2.53GHz,L2キャッシュ容量3MB)を用いている。一方,動作クロックがコア500MHz,シェーダ1250MHz,メモリ1.6GHz相当(実クロック800MHz)であるGeForce 9800M GTXとよく似たデスクトップPC向けGPUは存在しないため,今回は2008年10月時点における定番のミドルクラス製品として,「GeForce 9600 GT」搭載カードを用意した。
なお,「ミドルクラス」と述べたが,その実力は,GeForce 8世代のハイエンドGPU,「GeForce 8800 GT」に迫るもの。そんなGPUを搭載したデスクトップPCと,Qosmio WXW/79GWを比べてみようというわけだ。
テスト方法は基本的に4Gamerのベンチマークレギュレーション5.2準拠。ただし先述したように,ディスプレイ解像度は最大1680×1050ドットなので,テスト解像度は1024×768/1280×1024/1680×1050ドットの3パターンに絞っている。
また,Qosmio WXW/77GWのスコアとも比較するため,細かなテスト条件は先の検証記事と完全に揃えた。具体的に述べると,テスト条件はレギュレーション5.2の「標準設定」のみとし,さらにFPS「Crysis」の描画オプションは「中」,「ロスト プラネット エクストリーム コンディション」(以下,ロスト プラネット)および「Company of Heroes」(以下,CoH)のオプションは,Qosmio WXW/77GWの初期設定で統一。さらに,Windows Vista環境では順当なスコアを得られない「Unreal Tournament 3」と「Half-Life 2: Episode Two」は省略し,代わりに「モンスターハンター フロンティア オンライン」のオフィシャルベンチマークソフト(以下,MHFベンチ)を加えている。
まずは「3DMark06 Build 1.1.0」(以下,3DMark06)の結果から見ていこう。総合スコア「3DMark」をまとめたグラフ1では,シリーズのエントリーモデルであるQosmio WXW/77GWと比べて,Qosmio WXW/79GWは25〜35%高いスコアを示しており,3D描画能力が確実に引き上げられていると確認できる。
デスクトップPCのスコアには若干及ばないが,3DMark06はあくまでポテンシャルを見るためのもの。ひとまず,こういった傾向にあることを踏まえて,実際のゲームにおけるベンチマークスコアを見ていくことにしたい。
というわけで,FPS(一人称シューティング)「Crysis」のスコアをまとめたものがグラフ2,3である。前者はGPU,後者はCPUテストの結果になるが,Qosmio WXW/79GWと同77GWの差は,かなり大きい。とくに,先述したレギュレーション5.2で「合格点」としている平均40fpsを,Qosmio WXW/79GWが1680×1050ドットでクリアしているのは,高く評価できるポイントだ。高品質の液晶ディスプレイをフルに使ったゲームプレイができるというのは,たいへん意義深い。
また,グラフ1で見られたデスクトップPCとの差は,確実に縮まっている。「ほぼ同程度のスコア」と述べて差し支えないレベルだ。
続いては,TPS(三人称シューティング)となる,「ロスト プラネット エクストリーム コンディション」(以下,ロスト プラネット)。グラフ4は,実際のゲームプレイ近いテスト結果の得られる「Snow」の結果で,グラフ5はCPU単体の性能がスコアを左右しやすい「Cave」の結果だ。
もちろん,ゲームにおける性能という観点では前者のほうがより重要になるが,ここにおいて,下位モデルに対するQosmio WXW/79GWの優位性は揺るぎない。同時に,デスクトップPCとは,やはり互角といっていいスコアになっている。
一方,RTS(リアルタイムストラテジー),「Company of Heroes」の結果は,これまでと大きく異なる(グラフ6)。ご覧のとおり,Qosmio WXW/79GWのスコアが,デスクトップPCを大きく上回っているのだ。とくに1024×768ドットでは17%という,これまでのテストからは想像できないほどの違いとなっている。
Company of Heroesというタイトルは,CPUパフォーマンスがベンチマークスコアを左右しやすい。その事実を踏まえるに,ここでは,インテル® Core™2 Duoプロセッサー T9400の持つ,6MBものL2キャッシュ容量が,好結果をもたらしたと見るべきだ。ここまでのテスト結果も踏まえるなら,GPUとCPU,どちらがゲームパフォーマンスを左右する場合でも,Qosmio WXW/79GWは安定して性能を発揮できるということになる。
なお,デスクトップPCとのスコア差が強烈なので隠れがちだが,Qosmio WXW/77GWに対して,40〜50%という圧倒的なスコア差を示している点も,見逃すわけにはいかないだろう。
グラフ7は,GPUパフォーマンスがスコアを左右しやすいMHFベンチの結果で,一言でまとめるなら,Qosmio WXW/79GWが搭載するGeForce 9800M GTXのポテンシャルが窺(うかが)い知れる結果となった。デスクトップPC向けのミドルクラスGPUとして,その3D性能に定評のあるGeForce 9600 GTと互角以上に立ち回る点は立派の一言である。
最後に示すグラフ8は,ゲームとはやや離れるが,“普段使い用ノートPC”としての性能を見るべく,PCMark05を実行した結果だ。
まず注目したいのは,Qosmio WXW/77GWと比べたときに,Qosmio WXW/79GWで全般的にスコアが上がっていること。同時に,総合スコアとなる「PCMark」において,Qosmio WXW/79GWのスコアがデスクトップPCのそれを上回っている点も重要だ。顧みるに,Qosmio WXW/79GWの搭載するDDR3 SO-DIMMが,総合性能の引き上げに貢献している印象を受ける。
Qosmio WXW/77GWからの性能向上が著しいQosmio WXW/79GWだが,その消費電力はいかほどだろうか。表1で示しているとおり,バッテリー駆動時間は変わっていないため,2製品でそう大きくは変わらないものと推測される。
そこで,システム全体の消費電力推移をログデータとして記録できるワットチェッカー「Watts up? PRO」を用い,チェックしてみることにした。
OSの起動後,30分間放置した時点を「アイドル時」,パフォーマンス検証に用いたアプリケーションを実行したとき,最も高い消費電力値を記録した時点を,各アプリケーションの実行時とし,それぞれをスコアとしてまとめたものがグラフ9である。性能向上を実現したこともあって,アプリケーションの実行時はさすがにQosmio WXW/77GWのスコアを上回るQosmio WXW/79GWだが,その上積みはわずか10〜15W。比較対象のデスクトップPCと比べると,60W以上も低い。
先のテストで,旧世代のゲーマー向けノートPCや,現行世代のいわゆるAVノートPCを圧倒する性能を示していたQosmio WXW/77GW。同製品のパフォーマンスは,2008年秋において十分に高いといえるものだが,それを“子供扱い”するQosmio WXW/79GWの性能は,まさに圧倒的だ。
Crysisがいい例だが,描画負荷の高いゲームを前にすると,Qosmio WXW/77GWでは,多少の力不足が感じられる。もちろん,少し解像度を下げたりすれば何の問題もなく快適にプレイできるのだが,「dynabook Qosmio WXWシリーズが持つ,1680×1050ドットというディスプレイ解像度を100%使い切れるか?」というと,やや疑問が残るのも確かだった。
その点,Qosmio WXW/79GWなら,高解像度の美しい画面で,PCのポテンシャルを使い切ってゲームをプレイできるわけで,この違いは大きい。東芝ダイレクトPC価格(=直販価格)は27万8000円(税込)で,同19万8000円のQosmio WXW/77GWよりは高価になるが,絶対的なパフォーマンスを求めるときに,どちらを選ぶべきかは,ここまでのテスト結果から明らかといえるだろう。
定期的に実施されているクーポンキャンペーンを利用すれば,コストパフォーマンスを追求することも可能。一方,さらなる性能を求める人のため,読み出し性能に優れるSSD(Solid State Drive)をシステムディスクに,HDDをデータディスクとして利用するモデル,型番「PAWW79GLN20W」が用意されているというのも,心憎い配慮だ。
ミドルクラスのデスクトップPCを上回る実力を持ちながら,使わないときは畳んでしまっておけ,さらには持ち運びすら可能。コンパクトかつ,妥協のないハイエンドゲーム環境を手に入れたい人にとって,Qosmio WXW/79GWは,間違いなく最良の選択肢である。
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