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4Gamerの1週間を振り返る「Weekly 4Gamer」を掲載
2007/07/07 12:00


 今週,7月2日(月)〜7月6日(金)の間に掲載された記事数は,202本。誰だーこんなに書いたのは! 全部なんて読めるか! ぷんすか! と,お怒りのあなたに送る「Weekly 4Gamer」。今日も元気に4Gamerの1週間を振り返ってみよう。

■大物タイトルが続々登場の1週間

 さて,今週は国内外で大物情報がドッカンドッカン発表されて,大変な1週間であった。日本時間の日曜深夜(7月2日早朝)に解禁となった「Fallout 3」詳細情報に始まり,北京での「DOA ONLINE」発表,「ラグナロクオンライン2」の国内クローズドβテスト決定,「イースオンライン」韓国でのオープンβテスト開始,「三國志 Online」第2次クローズドβテスト決定,そして「ファンタシースターユニバース イルミナスの野望」発売日決定である。あなたが一番興味を持ったのは,どのタイトルだっただろうか?

■アクセスランキングの注目記事

1週間のアクセスランキング(集計期間:2007年06月30日00時〜2007年07月6日21時)。拡大画面は30位まで表示されます
 今週は4Gamerのアクセスランキングの集計機能メンテナンスのため,ビッグニュースが連発した割に全体的に物足りない数値となってしまっているが,ともあれ1週間のアクセスランキング(集計期間:2007年6月30日00時〜2007年7月6日21時)を見てみよう。

 今週は1位と6位に,国内展開が発表された「ラグナロクオンライン2」がランクインしている。

「ラグナロクオンライン2」公式サイト,本日オープン。同作CBT参加権が得られるキャンペーン情報も
「ラグナロクオンライン2」,8月16日にクローズドβテスト開始


 これまで韓国でのβテストやサービスの話ばかりだったが,今週ついに日本でのサービス展開が見えてきたRO2。しかもクローズドβテスト開始日は8月16日と,それほど遠くもない現実的な日程だ。これまで韓国でのテストに参加を試みてきた熱心なROファンも,ようやく日本サーバーで安心して遊べそうだ。RO2に関しては,プレカンレポート記事も読んでおこう。このほか,3位の記事も関連記事といえるだろう。

「ラグナロクオンライン2」βテスト日程と,ゲーム機ソフト参入。ガンホーの事業説明会
ガンホー,「ラグナロクオンラインDS(仮称)」など3タイトルを発表,コンシューマ機に正式参入




 さて,惜しくも2位となってしまったが,今週最大のトピックとしてRO2に引けをとらないのが,テクモと盛大の「DOA ONLINE」だろう。

「DEAD OR ALIVE」がオンラインゲームに! テクモ,「DOA ONLINE」で中国市場への進出を発表。日本サービスは未定
「DOA ONLINE」プレスカンファレンスは,水着ありコスプレありのお祭り騒ぎだった
「DOA ONLINE」,発表会で上映されたゲームの様子が分かる直撮りムービーを4Gamerにアップ


 超ビッグネームの「DEAD OR ALIVE」をオンラインゲーム化した「DOA ONLINE」の名は,今週,北京で世界で初めて発表されたものだ。もちろんこれは,Xbox 360版「DEAD OR ALIVE 4」のオンラインモードとはまったくの別物であり,その名前のインパクトだけでも,世界中のかすみちゃんファンやあやねちゃんフェチが悶絶すること間違いないだろう。肝心のゲーム内容については,それぞれの記事を読んでもらいたい。また,以下のインタビュー記事もDOA ONLINEの関連記事だ。

「DOA ONLINE」プロデューサー長谷川氏に聞く,その全体像――格ゲーをただオンライン化したものではなかった
プロジェクトマネージャー Jim Feng氏に聞く,「DOA ONLINE」の中国運営を手がける盛大って?


 最初のサービス開始国は中国,という事実には正直かなり残念な気持ちが強いが,インタビューの中で「いずれは日本でも必ずサービスしたいと思います」とプロデューサーの長谷川氏がコメントしているので,今はジッと我慢するしかなさそうだ。

 今週ついに正式サービスがスタートした「モンスターハンター フロンティア オンライン」の記事も複数が上位につけている。
 なんと30位以内に6本もランクインという人気っぷりを誇るMHF。何かと大変だったオープンβテストが終了し,有料サービスがスタートした今後も,ちゃんと無料で遊べる「トライアルコース」が用意されている。「えっ!? 知らなかった!」という人は,さっそく試してみるといいだろう。

「モンスターハンター フロンティア オンライン」,「MHP2nd」の“ティガレックス”や第3の新モンスターが登場することが明らかに
カプコン,MHFで配信クエストを開始&特別割引キャンペーンを実施
「モンスターハンター フロンティア オンライン」正式サービス開始
「モンスターハンターFO」,ヴォルガノス装備や新デザイン武器の存在が明らかに。睡眠ブレスを吐くヒプノックの狩猟画面も掲載
「モンスターハンター フロンティア オンライン」のオープンβテスト再開は4:00PM予定。サーバー増設で一つの世界から三つの世界へ
[PR]「モンスターハンター フロンティア オンライン」で送る華麗なハンターライフ




 このほか,日曜深夜(正確には7月2日0:30AM)に公開された「Fallout 3」の記事が,海外タイトルでありながら週の前半はずっと1位を独走するという人気っぷりを見せた。
 記事タイトルにわざわざOblivionの名を持ってきたが,実際にチームも同じだしゲームシステムも似ているし,相当期待できるものがある。多くの読者がこういった“洋ゲー”に多大な関心を寄せている光景というのは,とても嬉しい。

ついに世界公開されたRPG,「Fallout 3」は核戦争後のOblivionだった!

 しかし,タイトル名を見るたびに「ああ,あのドライバーがぶっ飛ぶレースゲームね」と思ってしまうのは私だけですか,そうですか(※注:それは「FlatOut」だ)。


 掲載されたのは先週金曜日(6月29日)だが,日本ギガ・バイト閉鎖のニュースは「必ずしも悪い話ではない」とは知りつつも,多くの人をドキッとさせたようである。

日本ギガ・バイト閉鎖。2社を新たに設立して国内体制大幅刷新へ

 これでもうGIGABYTE製品が日本では販売されなくなる……という話ではないので,ご安心を。ギガバイ子ちゃんが姿を消してしまう可能性があるのは心配だが。いずれにしろ,詳細については近いうちに正式なアナウンスがあるようだ。

 そして日本のPCゲーマーが愛して止まない「イース」を題材としたMMORPG,「イースオンライン」の“韓国でのオープンβテスト実施”に関するニュースリリースが,日本ファルコムから届いたというのも,大きなトピックの一つだ。

「イースオンライン」,韓国で7月5日からオープンβサービス実施

 この段階では,日本でのサービスについては「韓国でのサービス開始により、中国、そして日本でのサービス開始もより確かなものになってまいりました」(記事より抜粋)という,正直「より確かなもの,とは……?」といった疑問の残るコメントしか得られなかったが,昨日再び日本ファルコムからニュースリリースが届いた。

「イースオンライン」,日本では2008年サービス開始か

 ここでは「日本及び中国でのサービスにつきましては,2008年のオープンを目指して,ただ今準備を進めております」といったコメントが得られた。2008年! 一気に現実味を帯びてきたではないか。ここまできたら,オリジンのタイムアタックを極めながら,なんとか来るべき日を待つとしよう。



■それ以外の注目記事

 1月24日から2月6日まで実施されたクローズドβテスト以来,長らく沈黙していた「三國志 Online」が,6月過ぎからようやく重い腰を上げたようである。
 6月29日と30日に実施された「公開合戦テスト」では,三國志には欠かせないであろう“大規模対人戦”のチェックアップテストが行われた。本来,三國志といったらおひげモジャモジャで筋肉質の武将達が荒くれるイメージだが,やはりMMORPGでは女性キャラクターが欠かせない。そんなわけで,このように大変華やかな光景が繰り広げられたのであった。

「三國志 Online」,公開合戦テストプレイレポートを掲載
「三國志 Online」,第2次クローズドβテストの日程が決定&参加者募集受け付け開始。4Gamer読者枠は1000名分


 第2次クローズドβテストの日程は7月27日3:00PM〜8月6日0:00AM(5日24:00)に決定し,これまでの2万3000人に加えて新たに1万人(うち4Gamer枠は1000人)が参加できる。テスター募集が現在行われているので,相変わらず競争率は凄まじく高そうだが,まずは応募してみよう。


 「ラグナロクオンライン」で,世界各国/地域の代表ギルドが世界一の座をかけて競い合うGvG大会「RWC2007」。6月24日に日本代表ギルドが決定し,7月21日,22日に世界チャンピオンを決定する本戦が韓国で行われる。

RWC2007日本代表ギルドの前に立ちはだかる,各国代表の動向をチェック

 この記事は,ロシア代表,台湾/香港代表,インドネシア代表,ドイツ(ヨーロッパ)代表,アメリカ代表,タイ代表,フィリピン代表といった,日本代表の前に立ちはだかる世界の強豪達についての情報をまとめたものだ。本戦に向けて,まずは押さえておこう。



 ATI Radeonファンにとっては,なかなか見逃せない記事となったのが,こちらだ。

「Radeon HD 2600/2400」の秘密と次期エントリーハイエンドGPU,そして「RV670」新情報

 日本AMDが6月30日に開催したエンドユーザー向けイベント「エクスペリエンス・ザ・2K」のレポート記事だが,4Gamerのハードウェア担当編集者,佐々山薫郁が容赦なく浴びせかけた質問に応対した,日本AMD関係者の率直なコメントの数々に注目してほしい。とくに,ATI Radeon HD 2600に乗り換えるべきかATI Radeon X1950 Proのままでいくか悩んでいる人には,必見の記事といえるだろう。


 もう一つ,なかなかすべての読者に関係する記事とは言い難いが,こちらを見てもらいたい。

カプコン,独自ゲームエンジンMT Frameworkの開発者を募集

 カプコンのオリジナルゲームエンジンである,「MT Framework」の次世代版開発者の公募について触れた記事である。話自体は「ゲームは遊ぶの専門! ご飯は食べるの専門!」という人にはまったく関係ない話だが,見てもらいたいのは「カプコンゲームエンジンプログラマ募集ページ」のリンク先。なんというか,カプコンのゲームファンなら思わずニヤリとするだろうな,という一発ネタの部類ではあるのだが,まぁ見てみよう。開発力があってお仕事を探している人は,応募もしてみよう。


 また4Gamerでは今週,2本の新連載記事がスタートしている。

新連載「PCゲームを持ち出そう!」,第1回はNDS用「Age of Empires:The Age of Kings」を紹介
「バイオハザード4」攻略連載:「振り返ればヤツがいる」を掲載


 「PCゲームを持ち出そう!」は,PCゲームと関連のある,ニンテンドーDS/PSP用のタイトルを毎週紹介していこうという記事。こういった携帯ゲームへの移植ではどうしても気になる「PCゲーム再現度」にも,ビシッバシッと切り込んでいる点にはぜひ注目してほしい。
 「振り返ればヤツがいる」は,PC版が6月7日に発売された「バイオハザード4」の攻略連載。まあPlayStation 2版でとっくにクリアしちゃったという人には今さら感もあるかもしれないが,PC版でバイオハザード4に初挑戦! という人は,ぜひお役に立ててほしい。ちなみにバイオハザード4は話がガラリと変わっており(主人公は2の人物だが),1〜3を知らない人でも問題なく楽しめるのでご安心を。



■さて来週はいよいよアレとアレが……

「HUE,「グラナド・エスパダ」の大規模アップデート,「バハマルの魔女」の概要を公開」より,今週一番のお気に入り画像を貼ってお別れだ。また来週〜
 アメリカで開催されるゲームの祭典「E3」といえば,4Gamerスタッフなら誰もがその名を聞いただけで泣きじゃくる……もとい,世界中の最新ゲームが集うイベントだ。今年は開催月が7月になり(昨年までは5月),また一般参加者も立ち入れた巨大な展示場スタイルは突然廃止され,ごく一部の招待客だけに向けられたクローズドなイベントとなっている。それが実際どのようなものかは行ってみなければ分からないが,今年も4Gamerスタッフを送り込むので,行かされたスタッフが寝ないで書く7月11日〜13日の現地レポート記事をお楽しみに。
 そして今年は,なんとほぼ同時期である7月12日〜15日に,中国の上海で「ChinaJoy」なる中国最大のゲームショウが開催される。こちらは中国や韓国などアジアのゲーム(主にオンラインゲーム)が展示されるイベントだ。こちらにも4Gamerはスタッフを派遣し,現地レポート記事を連日掲載する予定である。
 というわけで,来週の4GamerはE3,ChinaJoyなどの世界のゲームショウ,そしていつもの国内ニュースをまとめてお送りする。どんな結果になるかは想像もつかないが,お楽しみに!(Kawamura)


連載:Weekly 4Gamer
■開発元:N/A
■発売元:4Gamer
■発売日:N/A
■価格:N/A

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http://www.4gamer.net/news/history/2007.07/20070707120000detail.html