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レビュー-2020/05/20 22:00

 Intelが「世界最強のゲーム用CPU」と謳うデスクトップPC向けの第10世代Coreプロセッサ(Comet Lake-S)が発売となった。とくに,Core i9シリーズが10C20T対応となり,最大クロックを引き上げる「Thermal Velocity Boost」を備えるなど,注目すべき点も多い。Intelの新CPUは,Ryzen 3000シリーズから優位を奪い返せたのだろうか?
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レビュームービーHARDWAREHARDWARE:第10世代Core(Ice Lake,Comet Lake)CPUGPU発売元:Intelライター:米田 聡カメラマン:佐々木秀二

 2020年11月5日,Intelは,「Unleash Your Brilliance バンドル・キャンペーン」の第4弾として,対象となるIntel製Core i9/i7プロセッサまたはIntel製CPU搭載PCを購入すると,先着3300名にPC版「デス・ストランディング」の製品版をプレゼントするキャンペーンを11月14日に開始すると発表した。

 2万円前後で買える4コア8スレッド対応CPUとして人気の「Ryzen 3 3300X」「Ryzen 3 3100」は,ゲーム用PCのCPUとしてどの程度の実力を有するのだろうか。同等のスペックと価格帯にある「Core i3-10300」と比較して,ゲーマーに適したエントリー市場向けのCPUはどれかを探ってみたい。

 Intelが「世界最強のゲーム用CPU」と謳うデスクトップPC向けの第10世代Coreプロセッサ(Comet Lake-S)が発売となった。とくに,Core i9シリーズが10C20T対応となり,最大クロックを引き上げる「Thermal Velocity Boost」を備えるなど,注目すべき点も多い。Intelの新CPUは,Ryzen 3000シリーズから優位を奪い返せたのだろうか?

 2020年4月30日,Intelは,デスクトップPC向けでは初となる第10世代Coreプロセッサを発表した。開発コードネーム「Comet Lake-S」と呼ばれていたプロセッサで,従来よりも高クロックでの動作を可能にしたのが特徴だ。ハイエンドのCore i9シリーズは10コア20スレッド対応で,最上位モデルはシングルコアでの最大クロックが5.3GHzとなっている。

 2020年4月2日,Intelは「Comet Lake-H」ことノートPC向け第10世代Coreプロセッサ計6製品を発表した。今回発表となったのは,ゲーマー向けを含む高性能ノートPC向けに位置付けられるCPUで,8コア16スレッド対応で,最大動作クロック5GHzを超える製品が複数ラインナップされているのが見どころだ。

 2019年12月11日,Intelは,東京都内にて報道関係者向けイベント「インテル・プレスセミナー Q4’19」を開催し,2019年における同社の取り組みを振り返るとともに,2020年に向けた展望と,最新の技術動向を紹介した。Intelが開発中のGPU「Xe」の動向を少しだけ触れられたイベントの様子をレポートする。

 2019年10月2日,Intelは,東京都内にて報道関係者向けイベント「インテル テクノロジー・ショーケース」を開催した。海外イベントで展示した製品や技術デモを国内向けに紹介するというものだが,本稿では,ゲームにおける「第10世代Coreプロセッサ」の性能に関する説明や展示について紹介しよう。