〜古参・新参入り乱れ,大規模ながら細かい職人芸も達成させたソフト群〜
「Warcraft 3」や「Age of Mythology」,最近でも「Rome:Total War」「Lord of the Rings:The Battle for Middle-Earth」と,3Dグラフィックスをうまく利用した大作感漂うソフトでひしめいているのがRTSジャンル。このトレンドは,ここしばらく変わりそうにないようだ。
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開発元:Eugen Systems
発売元(欧):Atari / 3月
発売元(日本):未定
デイル・ブラウン氏による同名小説を題材にしたストーリーは,世界経済の掌握を狙う謎の組織がスポンサーとなり,世界各地でテロリストの活動が活発化するという近未来の対テロ戦を描いており,プレイヤーはタロン・タスクフォースという特殊部隊を率いて応戦する。何千何万というユニットを率いるなど大型化する最近のRTSの中で,「コマンドス」や「Splinter Cell」のような,少数精鋭のユニットを率いての緊張感溢れる戦いを楽しめる作品である。
施設などの建設の必要がないことや,俳優を使ったカットシーンなどで競合との差別化を図っている。
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開発元:Ensemble Studio
発売元(米) / リリース時期:Microsoft / 年内
発売元(日本):未定
「Age of Mythology」の3Dエンジンを大幅に改良して描かれたマップは非常に緻密で,Shader3.0を利用した焼けつくような日差しと濃度のある影のギャップがリアリティを増している。オブジェクトにはある程度の物理効果も適応される見込みで,キャノンで破壊された建物の瓦礫が,その付近に立てこもっていたユニットにダメージを与えるということも想定できるだろう。
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開発元:Electronic Arts
発売元(欧) / リリース時期:Electronic Arts / 3月
発売元(日本) / リリース時期:エレクトロニック・アーツ / 年内
もちろん,プレイヤーがその土地に降り立った神として君臨できる基本的なゲームシステムはそのままで,また調教で性格や行動パターンが変化するクリーチャーも前作通り。草や花で覆われた地形のレンダリング技術やキャラクターのアニメーションが大きく進化しており,地震や火山で地形が変化するし,クリーチャーの毛皮のフサフサ感から表皮に突き立つ矢まで,細かい表現が達成されている。
なお対戦モードは,リリース後に追加される予定だ。
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開発元:Pyro Studios
発売元(欧) / リリース時期:Eidos Interactive / 3月
発売元(日本):未定
Rome:Total Warのようなゲームシステムだが,近代戦だけあって銃器と隊形が重要視されており,本格的な海戦マップも用意されている。ヨーロッパから北アフリカまで51の地域と31の海域マップが収録されており,内政,外交,軍事などのテクノロジツリーで90種程度の進化を楽しめる。ロゼッタストーンの発見や証券取引の開始などのイベントも発生し,最終的にはヨーロッパ皇帝の座につくことも可能だ。
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開発元:Firefly Studios
発売元(欧) / リリース時期:Global Star Software / 年内
リリース時期:3月
発売元(日本):未定
城壁や見張り塔の建設はもちろん,教会,倉庫,鍛冶屋,さらにはパン屋や粉ひき小屋に至るまでを建設して,住民の不満を抑えながら,いずれ来る敵に備えていく。今作からは,都市が巨大化するに従って起こる衛生問題も重要な要素になっており,例えば住民の生活によってゴミが路上に捨てられるようになる。これを放っておけば伝染病が発生してしまうので,清掃者を使って城外のゴミ捨て場に運ばなければならないのだ。
ほかにも,蜂や晩餐用のガチョウの養殖,ワインやキャンドル生産などの経済サイクルも強化されている。
ひと頃ほど大量のRTSがリリースされることはなくなったものの,「Empire Earth 2」「The Settlers:Heritage of Kings」「Nexus:The Jupiter Incident」など,今回紹介した以外にも期待できそうなゲームは数多い。
リアルタイムではないが,今回画像を入手できずに紹介を控えた「Civilization IV」は,2005年末のリリースが予定されている超大作の一つである。ヨーロッパの強豪CDV Softwareからは「Cossacks II:Napoleonic Wars」が控えているし,「Hidden Strike II」の制作も発表された。
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