アドベンチャー&シングルRPG

 「落ち穂」だなんていうと掲載したタイトルにちょっと悪いけど,スクリーンショットやムービーがプレス向けに公開されていながら展示がなかった,あるいは話を聞こうとしたけど詳しい人がいなかった/捕まらなかった,などなどの理由で記事にならなかったタイトルのスクリーンショットとムービーを,ここに集めてみた。GCの雰囲気を伝える写真と一緒にお楽しみあれ。いやいや,落ち穂だってなかなか栄養価は高いのよ。

 ゲームのジャンルやモチーフに関し,読書を通じてより深い認識や情報を手に入れるための連載記事「ゲーマーのための読書案内」の第10回を掲載した。今回は本格ミステリーの古典であるエラリー・クイーンの『Xの悲劇』。クイーンの作風の変化と見比べつつ,国産の推理ドラマや推理ゲームについて,ちょっとだけ考えてみたい。

 前回,サクセスがニンテンドーDS向けにリリースした「偽りの輪舞曲(ロンド)」の購入を明かした男色ディーノ選手。相変わらずお忙しいようですが,無事,このタイトルで遊べた模様。その勢いで,ほかのゲームにも手を出したとか。さて,今回はどんなゲームをお触りしたのでしょうか?

 一貫してストーリー重視のアドベンチャーゲームを開発し続けるHouse of Talesの最新プロジェクトが,Games Convention 2007で紹介されていたサイコスリラー「Overclocked」だ。心理的な恐怖感を刺激する,カットシーンを多用した映画的な演出で,記憶喪失になった患者5人の過去を追う精神科医の姿を描いている。

 先ほど[GC 2007#091]で紹介した,ロシアのパブリッシャ/デベロッパ Akellaの新作アドベンチャーゲーム3本の,プロモーションムービーを4GamerにUpした。ポイント&クリックタイプのアドベンチャーゲームという意味では共通しているが,それぞれテーマも絵柄もまったく違う,「A Stroke of Fate」「Dead Mountaineer's Hotel」「The Bad, the Ugly, and the Sober」の3作品だ。

 1C Company,Buka Entertainmentと並んで,ロシアのパブリッシャ御三家といった感じのAkella。注目タイトルに関してはE3 2007でお伝えしたばかりなので,今回は,じわりじわりと人気を回復しつつあるアドベンチャーゲームに絞って,新作3タイトルを紹介しよう。仮想歴史,ミステリー,西部劇と,実にバラエティ豊かなラインナップである。

ドイツのDeck 13 Interactiveによるコミカルな3Dアドベンチャーゲーム「Jack Keane」。まだ帝国主義時代華やかな19世紀末の世界を舞台に,主人公ジャック・キーンが大暴れする,壮大でギャグ満載の物語だ。セリフの英語化も相当進んでおり,クリスマスまでにはイギリスなど英語圏にも投入される予定となっている。

 アドベンチャーゲーム「Secret Files:Tunguska」の続編「Secret Files 2」の作品イメージを伝えるプロモーションムービーをUpした。主人公ニーナを中心に繰り広げられる新たな歴史冒険劇が,映画のプレビュートレイラー風に格好良く表現されている。前作を知らない人でも,なんとなく雰囲気を掴めるはずだ。

 失踪した父親の行方を追ううち,1908年にシベリアのツングースカに巨大隕石が落下した事件に関わりがあることを突き止めた主人公が,それに関連した数々の謎を解き明かすアドベンチャー「Secret Files:Tunguska」。ドイツで人気を博したこの作品の続編「Secret Files 2」が,早くもプレイアブルな形で登場した。前作と同じ主人公が,傷心の船旅で出くわす奇妙な事件とは?

 1,2作目のセット販売やWiiでの展開も決まり,ますます好調なゲーム版Agatha Christieシリーズ。その第3弾となる「Agatha Christie: Evil under the Sun」が,欧米で2007年11月に発売される。JoWooD Productionsの商談スペースに展示されているというので,喜び勇んで取材してきた。

 「バイオハザード」に代表されるサバイバルホラーの先駆けといえば,1992年に発売された「Alone in the Dark」だ。第1作のインパクトがあまりに強すぎ,その後の続編はオリジナルを超えることができないまま,すっかり過去のゲームとなったイメージもあったが,2008年第1四半期に同名タイトルの発売が予定されている。果たしてこのシリーズ最新作は,どのように進化しているのだろうか?

 イギリスで名を馳せた「Broken Sword」のデザイナーが,フランスでゲーム会社を立ち上げてドイツから世界に発信する……。そんな多国籍な経緯を持つコミカルアドベンチャーが,dtp Entertaimmentの「So Blonde」である。金髪と親の七光りだけが取り得の天然ボケ高校生サニーが,カリブの島に漂着して海賊伝説にカラむというストーリーで,会話からパズルまで面白おかしく表現された作品だ。

 日本でも有名なアメリカ産アドベンチャー「Gabriel Knight」シリーズに携わったJane Jensen氏が,9年ぶりの新作「Gray Matter」をリリースする。ホラー要素の高い,超自然現象などのテーマを扱ったJensen氏らしいストーリーが魅力で,ドイツを震源とするアドベンチャージャンル再生の動きの,主要な火付け役となる。今回のGC 2007では,ストーリーやキャラクターなど多くの部分で新情報が明かされた。

 1980年代のゲームシーンでLucasArts Entertainmentのアドベンチャーゲームを盛り立てたHal BarwoodとNoah Falsteinの両氏が,ひさびさにコンビを組んで手がける「Mata Hari」のデモンストレーションが,dtp Entertainmentによって行われた。クラシカルなタイプのアドベンチャーながら,ゲーム業界のご意見番として現在も重きをなす二人らしいアイデアも見られ,このジャンルが再び活発になってきたことを意識せずにはいられない作品となっている。

 ある意味貴重なPC全年齢版のキャラクターゲームを紹介していく不定期連載記事,「キャラクターゲーム考現学」の第28回を掲載した。今回の紹介作品はテイジイエルの「ショコラ 〜maid cafe“curio”〜 Standard Edition」。コンシューマ機版から逆移植された,メイドカフェ経営アドベンチャーである。

 PC及びXbox 360で大ヒットを記録した「The Elder Scrolls IV: Oblivion」(以下,Oblivion)のリードデザイナー,Ken Rolston氏が,「Answering Your Questions about Vast Narratives in Games」(ゲームの壮大な物語についての質問,何でも答えます)と題されたセッションで講演を行った。Rolston氏は,ゲームのストーリーをどのように表現すべきであると考えているのだろうか。

 SF FPSの注目作「BioShock」デモ版を,4GamerにUpした。本作は,海底都市ラプチャー(Rapture)を舞台に,迫り来るミュータント達と激しい戦いを繰り広げるシングルプレイ専用FPS。デモ版では,チュートリアルを兼ねたゲームの序盤部分をプレイできる。FPSファンはもちろん,そうでない人も,このデモ版で思わず息を呑むほど美しいグラフィックスと抜群の演出を堪能してみよう。

 ヨーロッパでは,少人数でPCゲームを開発する小さなメーカーが多い。「Crysis」で話題を集めるCryTekのように,特殊な技術や知的財産で業界やゲーマーからも一目置かれるような大手もあるにはあるが,ことPCゲームでは予算の捻出も難しく,地元での地味な活動に留まっているところも少なくない。今回は,そんな状態からの脱皮を狙う三つのメーカーを紹介しよう。

 8月18日に東京秋葉原で開催された「Windows Vista Ultimate α+ Maniaの祭典2」は,Windowsをめぐる最新情報などを集めたWindows Vistaユーザーのためのイベントだ。ゲームと直接関係ない部分もあるが,本邦初公開となったWindows Home Serverや最新技術Silverlightなどの動向を含めてお伝えしたい。

 8月17日から19日までの3日間,東京国際展示場(東京ビッグサイト)で「コミックマーケット72」(コミケ72)が開催されている。このコミケ72に出展している,PCゲームに関連のある企業ブースを回って,オススメグッズや限定商品をチェックしてきたので,会場に足を運ぶ予定の人は参考にしてほしい。工画堂スタジオの「暁のアマネカと蒼い巨神」の発売日もついに発表されたので,同作に期待している人もいますぐチェックを。

 読者が忘れたころを狙って載せているような気もする,不定期連載「キャラクターゲーム考現学」の第27回を掲載した。今回のお題は,先ごろプレイステーション2への移植も発表された,ブロッコリーの「true tears」。「トゥルーラブストーリー」で知られるGameCRABの開発作品だ。

 ファンタジーアクションRPG,「Depths of Peril」のデモ版を4Gamerに掲載した。元Ritual EntertainmentのSteven Peeler氏が立ち上げた小さな独立系スタジオ,Soldak Entertainmentの処女作となる本作。2Dの見下ろし型という地味な画面で,ゲームシステムにもこれといってユニークなところはないが,実際にプレイすると意外なほど面白いデモ版に仕上がっている。

 1988年にPC-9801用ゲームとして登場し,いわゆる“ゴチャキャラ”システムで一世を風靡したリアルタイムシミュレーションRPG「ファーストクイーン」。第1作の登場以来,Windows版に移植されるなど,同システムを採用したシリーズ作品がリリースされてきた,オールドファンにはもはや説明不要の名作シリーズだ。そんな本シリーズで,なんとWeb化計画が進行中であることが明らかになった。一体全体どういうことかしらん? と思った人はさっそくチェックしてほしい。

 昨日(8月2日),日本ファルコムのアクションRPG「Zwei!!」(ツヴァイ)が,韓国でオンラインゲーム化されることをお伝えしたが,このたび日本ファルコムより正式に「Zwei!! Online」が発表された。待望のスクリーンショットも同時に公開されている。

 日本ファルコムから発売中の,人気シリーズ第3弾「英雄伝説 空の軌跡 the 3rd」レビュー記事を4Gamerに掲載した。前2作と舞台,ゲームシステムなどはほぼ同じながら,ゲーム展開は少し異なる本作。さまざまな登場人物のサブストーリー,ミニゲームがてんこ盛りという,ファンサービスたっぷりな外伝的作品となっている。

 ご存じ名探偵シャーロック・ホームズを主人公にしたミステリーアドベンチャー,「Sherloch Holmes: The Awakened」のデモ版を4GamerにUpした。ホームズとワトソンが邪教集団と戦うという,クトゥルー神話をフィーチャーした一本だ。操作はシンプルだが,会話量が多くてなかなか手強いこのデモ版,シャーロキアンならお見逃しなく。