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印刷2010/12/28 00:00

企画記事

仕事の振りしてCiv5を遊んだついでにゲームの話でもしようじゃないか――【切込隊長×徳岡正肇×TAITAI】が贈る年末トーク

 事の発端は,とある企画の打ち合わせ時に遡る。

常日頃から忙しい筆者と山本氏が,最近せかせかと遊んでいる「戦国IXA」
シドマイヤーズ シヴィライゼーションV 日本語版
 年末の足音が忍び寄ろうという12月某日。師走の名の通り,4Gamer編集部も加速的に忙しさが増していたころだ。ここ最近,連載の原稿が届かないことに業を煮やした筆者は,「4Gamerコラムニスト」のライター陣の一人である切込隊長こと山本一郎氏に連絡を取り,原稿の催促と次の記事のテーマについて相談をすることにした。

 一応説明しておくと,筆者が主に編集を担当する「4Gamerコラムニスト」は,不定期連載のコーナーであり,とくに明確な締切り日などは存在しない,4Gamerの中でも比較的“ゆるい”連載枠である。
 とはいえ,「せめて1〜2か月に1本程度はお願いしますよ」という暗黙の了解は存在しており,ゆるいながらも各執筆者がそのルールを守り,清く正しい連載が展開されているわけだ。……ただ一人のアウトローを除いては。

 そう。山本氏は,もうここ5か月ほど原稿を送ってきていない。

隊長:シヴィライゼーションVで創造主AIに勝てるようになったぜ!
筆者:はいはい。
隊長:……。
筆者:……。
隊長:対戦しようず。
筆者:えーと,で,次の記事のテーマなんですが。
隊長:対戦しようず。

筆者:申し訳ないんですけど,忙しくてCiv5はあまり遊んでないんですよ。
隊長:でも,Civ4は結構やってたんじゃないの?
筆者:やりましたよ。
隊長:じゃあ対戦しようず。
筆者:……分かりました。Steam起動してくださいよ。
隊長:や,PC並べてローカルで遊んでみたいず。
筆者:年末のこのクソ忙しい時期にですか?
隊長:はい。
筆者:……。
隊長:……。

筆者:でも,隊長は年末かなり忙しいとか言ってませんでしたっけ?
隊長:とても,忙しい,です。
筆者:じゃあ止めときましょうよ。
隊長:対戦しようず。
筆者:そもそも,最近,全然原稿もらってないんですよ。まず記事書いてください,記事。
隊長:遊んでくれたら,原稿を書かないでもない(キリッ)。
筆者:……。
隊長:対戦しようず。

 かくして,ここに編集vs.ライターによる,仁義なき戦いの火ぶたが切って落とされたのである。
 連絡を取るたび,氏が今遊んでいるゲームの進捗を聞かされる(というか,忙しいから記事が書けないって話のはずだが?)という精神的苦痛にも耐え,忍び難きを忍んできた筆者ではあるが,連載コーナーを司る担当編集者として,ここは,一度彼にお灸を据える必要があると判断した。

 ……とはいえ,見たところ,山本氏はかなり「シドマイヤーズ シヴィライゼーションV」(以下,Civ5)をやり込んでいる様子。Civ5をマジメにプレイできてない筆者としては,誰か強力な助っ人が必要だと考えた。白羽の矢を立てたのは,当サイトでCiv5の連載記事を執筆している徳岡正肇氏。ウォーゲーム全般に精通する氏の才幹を持ってすれば……クククッ。

 まぁそんなわけなので,ここでは,クソ忙しい年末某日に開催されたそのマルチプレイの模様(徳岡視点)と,その後の感想戦というか座談会的なものをまとめてお届けしたいと思う次第だ。
 ちなみに本企画,上記のやりとりの通り特別な考えもないままにスタートしており,座談会にしても,テーマもなければ結論らしい結論もない。ただのぐだぐだトークである。
 基本的には「仕事にかこつけてCiv5を遊んだついでにゲームの話でもしよう」という不良どもの会合でしかないので,そのつもりで,以下に続く記事を読んでいってほしいと思う。あ,石は投げないでください。


―――対戦会リプレイ(徳岡視点)―――

巌流島ってこんな感じですかね


 まず,今回のマルチプレイのレギュレーションから。

マップタイプ:大陸
マップサイズ:極小
プレイヤー数:4(AIは創造主)
都市国家:8
ゲーム速度:スタンダード
ゲームの時代:太古
時代:40億年
気温:温暖:
降雨:標準
資源:スタンダード
勝利の種類:全部オン
最大ターン数:140

今回遊ぶのは,人気歴史ゲームの最新作「シドマイヤーズ シヴィライゼーションV」だ
シドマイヤーズ シヴィライゼーションV 日本語版
 創造主AIが一つ混じるところを除けば,いたってスタンダードな設定といえるだろう。とはいえ普段記事を書くときにはクイックでプレイすることが多いので,スタンダードでの手順最適化を少し確認しておくことにする。最大ターンが140なので,個人的に序盤のラッシュが一番安定するギリシアを使うことに決定。日本やローマも強いけれど,鉄依存が大きすぎる印象がある。AIがドイツ(対騎兵が徹底して強い文明)だったら……そのときは,運が悪かった,ということで。
 ちなみにTAITAI氏は,「Civは5になってから忙しくて全然プレイできていないんですよ」とか吹いていたが,この「全然」をどれくらいの時間と捉えるかは人次第であろう。筆者がかつて所属していたゲームサークルでは,「プレイ歴はだいたい2か月程度です」という決まり文句があったが,これは「延べプレイ時間が2か月相当」(=1400時間前後)という意味であった。何事も油断は禁物である。

 それはそうとして,マルチプレイ当日。午後1時集合ということで,無事遅刻せずに4Gamer編集部に到着した筆者を待ち受けていたのは,会議室に広がった巨大な3台のPCとモニタだった。なんぞこれ。いやもちろんLANで対戦するんだから,PCが3台その場に必要になるのは当然ではある。しかしそれにしたって,これって。
 勧められるままに一番でっかいPCの席に座ってCiv5を動かしてみると,これがまた実に軽快に動く。筆者のPCだとほかの文明の指導者が画面に表示されるときに軽く処理がつっかかるのだが,そんな挙動はまるで感じない。ハイスペックマシンってすごいなあ(「あのPC,異様に重くて腰がやばいですわ」とはTAITAI氏の談)。

 そうやってしばしCiv5を動かしていたのだが……切込隊長がなかなか姿を見せない。いつまでも遊んでいても仕方ないので,TAITAI氏と軽く打ち合わせなどをすることにしたが,だいたいのところまで話がついてもなお,隊長が現れないこと巌流島の決闘の如し。
 きっと「遅刻なう」とかTwitterに書いてるんじゃないかなあと思いつつひたすら待つうち,ようやく緑色の人が現れた。いよいよ,ゲームスタートである。

今回の企画を行うにあたっては,ゲーム用PCとしてDELLよりゲーマー向けPC「Alienware」をなんと3台セットでお借りしている。この場を借りて,御礼申し上げます。


軽快に進むマルチプレイ


 さて,いざマルチプレイ。選択された文明は,それぞれ以下のとおり。

 切込隊長:日本
 TAITAI:フランス
 徳岡:ギリシア

 あからさまに戦争向けの文明が2つ並んだあたり,やる気満々といったところか。

 Civ5のマルチプレイは,基本的に同時入力となっている。プレイヤーは自分のやりたい行動をシングルプレイと同じ感覚で入力していき,戦闘はその場で解決される。最終的に全員が入力を終了して「次のターン」を選ぶと,次のターンが始まるというのがだいたいの概要だ。
 進行は非常にスムーズで,ものすごい長考をするプレイヤーが出てこない限りサクサク進むといっていいだろう。またこの手の長考というやつは,他人が考え始めると長く感じるものの,自分が考えているときはあっという間だったりするものだ。

シヴィライゼーションシリーズでは,プレイの度にマップが自動生成され,各文明の位置もランダムに配置される。まずは周囲の地形の探索からゲームが始まるのだ
シドマイヤーズ シヴィライゼーションV 日本語版

ウォーゲームマニアとして知られる徳岡正肇氏。対戦にあたって準備周到といった雰囲気であった
1時間以上遅刻するも,まったく反省の色がない切込隊長こと山本一郎氏

 ギリシアは初手で戦士の生産に着手,蛮族対策を重んじることにする。斥候で地図の拡大を目指してもいいが,ある程度以上に難度が上がると斥候が途中であっさり事故死してしまうケースが増える。対AIならともかく,マルチプレイの序盤でつまずくのは避けたいので,安全策優先である。

TAITAI「あっ,戦士死んだ」

 ほーら。
 LAN対戦だと,対戦相手のいろんな愚痴や驚きの空気が直接伝わってきて,とても面白い。昨今ではゲームセンターでもオンライン対戦ゲームがあちこちで見られるようになったが,「顔は見えないけれど,気配は感じ取れる距離」で行う対戦というのは,これはこれで独特の楽しさがあるものだ。というか,「対戦はギスギスして苦手」という人ほど,こういう形で友人と遊ぶところから始められればいいのになあ,と思ったりもする。

TAITAI「あっ,開拓者が捕まった」

 ほーら。
 ……どうやらTAITAIがCiv5をあまりプレイできていないというのは,本当のようだ。ふむ。じゃあ狙いはTAITAIに絞る方向性でいいですかね。切込隊長がAIと単独で徹底抗戦,その隙に100ターン過ぎあたりからTAITAIに攻めこむというのがマイ・ベスト・シナリオですが。

あっという間にAI(シャム)との得点差が絶望的な感じに。3人の得点を合計してもまだ敵いません
シドマイヤーズ シヴィライゼーションV 日本語版
 当然,話はそんなにうまくいくはずもなく,地図の探索が進むにつれてギリシアの北に日本,ギリシアと日本の東にフランス,そのさらに東にAIの率いるシャムがいることが分かってきた。
 AIがシャムというのはやや微妙なところである。というのも,シャムAIはどちらかというと穏健なのだ。スコアに相当な差がついても,こちらに宣戦してこないことが多い。
 一方,この立地はあまり望ましいものではなかった。AIシャムを日本とギリシアが共同で叩こうにもあまりにも距離が遠く,こちらが一定の戦力を整える頃には創造主AIの軍事力はプレイヤーたちの手の届かない領域に達してしまっていた。シャムがちょっとでも好戦的になったら,世界はシャムによって統一されることになるだろう。

「騎乗」技術を目指しながら,地道に勢力を拡大する切込隊長の図
シドマイヤーズ シヴィライゼーションV 日本語版

筆者(徳岡)はマップ左下に首都を建設。右下に向けて勢力の拡大を図る
シドマイヤーズ シヴィライゼーションV 日本語版 シドマイヤーズ シヴィライゼーションV 日本語版

一方,脇目もふらずひたすら都市拡大と内政に勤しむTAITAI。隊長曰く「なにこれ,ゆとり国家すぎる」
シドマイヤーズ シヴィライゼーションV 日本語版


マルチプレイの醍醐味,それは交渉


あっさりとギリシア領土に組み込まれてしまうラサ
シドマイヤーズ シヴィライゼーションV 日本語版
 と,そうこうするうちにターンは進んで120ターン目。ここまで目立った戦争はなし。切込隊長が都市国家に戦争をしかけて労働者を奪っている気配はあるものの,このままでは盛り上がらないことおびただしい。それにこのままだと点数でフランスに勝てない。
 そんなわけで,「場を盛り上げるためにも,いっちょ戦争しますかねー」とそれらしい宣言をしてから,騎兵を集めて都市国家に宣戦する。ラサは瞬く間にギリシアの騎兵に蹂躙され,2ターンで併合された。

隊長「瞬殺だ」

 ギリシア騎兵の機動力と攻撃力をなめてもらっちゃ困ります。
 そしてさらに,隊長に向かってゲーム内チャットの私信を打つ。

徳岡「TAITAIを殴って終了のつもりですが」
隊長「いいね,やろう」
徳岡「んじゃそういうことで」

 このとき,スコア的にはTAITAIがトップ(AIシャムを除く)。担当編集の後塵を拝するわけにはいかんという,実に分かりやすくもリアル・ソーシャルな合意がなされる。
 筆者がTAITAIの視界の外に騎兵を集めていくなか,隊長はなにやら忙しげにマウスを操作しつつ一言。

隊長「TAITAIさんのこの労働者,すごい邪魔なんだけど(笑)」
TAITAI「自動でやってることですんで……」
隊長「うわ,またうちの侍の移動が邪魔されたんですが(笑)」

 ……素晴らしい根回しである。

他国が戦争をしている横で,せっせと道路建設に勤しむフランス労働者。何かシュールだ
シドマイヤーズ シヴィライゼーションV 日本語版

 日本はこの一連の流れを口実にフランスに宣戦布告,ならず者を自認するギリシアも同じターンにフランスに宣戦。終了まで数ターンというところで,歴戦のギリシア騎兵はフランスの都市を陥落させた。
 これによってスコアはシャム/ギリシア/日本/フランスの順番に変動。誰が勝ったと言われればAIが勝ったとしか言いようがないが,内政に励み続けてスコアを伸ばしていったフランスを,最後に出し抜くことには成功した(このかりそめのトップを取るためだけに,対フランス戦の前に都市国家を陥落させたというのは,ここだけの秘密だ)。

隊長「フランスに軍隊いねーじゃねーの」
TAITAI「お隣りにシャムの大軍が見えてると,軍隊作る気力なくなるっす」

 さもありなん。

各プレイヤーの時代が一様に「中世」の時期に,一人悠々と「ルネサンス」時代に入っている創造主AI様。……まともにやったら勝てませんってば
シドマイヤーズ シヴィライゼーションV 日本語版

 ともあれ,Civ5のマルチプレイは,ターン制のゲームのマルチプレイにありがちな「異様に時間がかかる」という問題をさほど感じさせない。また今回のレギュレーションは,AIの難度を除けば,カジュアルに楽しめる良いバランスだと思う。序盤の強さに欠ける文明は活躍しにくいという側面もあるが,そういう文明ではそもそも序盤を抜け出させてもらえない可能性が高い。
 ただし,プレイにあたってはSkypeの音声チャットなど,参加者全員でワイワイ言いながらプレイできる環境があると,より楽しめると思う。同時に,できるだけ画面写真も撮っておいて,対戦が終わったあとで互いに画面写真を見せ合いながら感想戦などができるとなお良いだろう。この手のゲームが一番面白いのは感想戦であると思うのは,筆者だけではあるまい。
 また,難易度4前後のAIを複数参加させれば,多人数ソロプレイ的な雰囲気がぐっと強くなる。「対戦ゲームに興味はあるけど,ちょっと腰が引ける」という場合はお勧めかもしれない。

 ちなみに。企画当初の目的であった「編集者とライターの戦い」がどうのという話の結末がどうなったのか。それについては,この不肖徳岡が知る術はなかった。というより,彼ら的には「ただ集まってゲームが遊びたかった」だけで,とくに何も考えていなかったと思われるが。

年末にPCを並べて遊んでる姿は,とても「忙しい」人達には見えない

  • 関連タイトル:

    シドマイヤーズ シヴィライゼーションV 日本語版

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