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印刷2010/08/31 00:00

レビュー

上位モデルの“ムダ”をそぎ落としたメカニカルキーボード

SteelSeries 6Gv2

Text by 米田 聡


SteelSeries 6Gv2
メーカー:SteelSeries
問い合わせ先:窓口一覧ページ
実勢価格:1万1500〜1万3000円程度(※2010年8月31日現在)
SteelSeries
 2010年7月末に国内販売の始まった「SteelSeries 6Gv2」は,ワイヤード接続のメカニカルキーボードだ。“6Gのバージョン2”と読み取れる製品型番からは,かつて販売されていた「SteelKeys 6G」の後継という雰囲気が漂ってくるが,実際には2010年夏時点の最上位モデル「SteelSeries 7G」をベースに,一部機能や付属品を削ってきた製品となる。
 SteelSeries 7Gの実勢価格は1万5000〜1万7000円程度(※2010年8月31日現在)。これに対して同1万1500〜1万3000円程度となるSteelSeries 6Gv2の“削られ具合”は妥当なのかどうか。今回はその点を中心に,新モデルの実力をチェックしていきたいと思う。


7Gからそぎ落とされたのは“ムダ”

ゲーム用キーボードとして精悍さを増した6Gv2


 SteelSeries 6Gv2は,日本語109キー配列のフルキーボードである。基本的な配列は109キー仕様そのものだが,ゲームプレイ中の[Windows]キー“誤爆”を避けるべく,右[Alt]キーを廃して,[Windows]キーを本体左下部からそこへ移設してあるのが大きな特徴だ。詳細は後述するが,[Windows]キーの移動で空いた場所には,単体だと機能しない[SteelSeries Media Control]キーが置かれている。

SteelSeries 6Gv2。配列自体はクセのない109キーだが,ゲーム中の[Windows]キー誤爆回避を目的として若干手が入っている
SteelSeries

底面には滑り止めのゴムが4か所貼られている。チルトスタンドは用意されない
SteelSeries
 本体のサイズは実測で450(W)×135(D)×21〜35(H)mm(※高さはキートップ含まず)で,フルキーボードとしては標準的か,気持ち小振りといったところ。キートップは湾曲したステップスカルプチャ配置になっているため,キートップの高さは計測する場所によって変わるが,最も上にある[ESC]キーで実測10mm弱,本体上下中央付近にある[Caps Lock]キーで同5mmだった。

横から見るとキートップが湾曲しているステップスカルプチャ配置を採用。コストが高くつくため,ミドルクラス以上のキーボードでしか採用されないレイアウトだ。キートップの高さは場所によって変わるが,ストロークは共通しておよそ4mm
SteelSeries SteelSeries

SteelSeries
SteelSeriesのロゴ入りとなる[SteelSeries Media Control]キー(写真左)。[F1]〜[F6]キーには,メディアプレイヤーの制御用となるコマンドがシルク印刷されている。[Windows]キーが,ゲームプレイ時のホームポジションとなる[W/A/S/D]キーからはるか遠く,写真右下部へ追いやられている点も要注目
SteelSeries
SteelSeries 6Gv2(手前)とSteelSeries 7G(奥)。日本語か英語かというキー配列の違いと,後者の表面が若干クリーム色がかっていることを除くと,同じデザインであること分かる。触ったときの質感にも違いはない
 先ほど後述するとした[SteelSeries Media Control]キーは,[F1]〜[F6]キーと組み合わせることで,6個あるファンクションキーのキートップに書かれた機能を呼び出せるようになっている。うち,ゲームで使えなくもなさそうなのは音声出力の音量増減とミュートオン/オフ切り替えだろうが,基本的には「Windows Media Player」など,メディアプレイヤーの制御用と考えておいたほうが安全だ。むしろ,うっかり[Ctrl]キーと間違えて押下しても反応しないメリットのほうがはるかに大きい。

 ちなみに,ここまで紹介したSteelSeries 6Gv2の仕様は,すべてSteelSeries 7Gと共通(※厳正を期せば,SteelSeries 7Gだと,[SteelSeriel Media Control]ではなく[SteelSeries Media]キーと呼ばれていたが)。4Gamerで用意できたSteelSeries 7Gは英語版なので,キー配列は異なっているものの,サイズやら採用するキースイッチやらキーストロークやらといった基本仕様は完全に同じである。

 では何が違うのか。
 外観上の最も大きな違いは,SteelSeries 7Gに付属していた「Wrist Support Pad」(リストサポートパッド)が省略されたことだ。これは大型のパームレストで,最も手前側のキーでも机上からキートップまで27mmもあるSteelSeries 7G(&6Gv2)の“背の高さ”を緩和するものなので,取り付けておいたほうが確かに使いやすい。
 ただ,Wrist Support Padの質感はお世辞にもよいといえるものではなく,また,机上面積を相当に要求するという欠点もあった。その意味において「コストを下げ,必要に応じてユーザーに対応してもらおう」というのはアリだろう。

SteelSeries 7Gに付属しているWrist Support Pad(左)。キーボード本体のデザインが同じなので,やろうと思えばSteelSeries 6Gv2にそのまま取り付けられる(右)
SteelSeries SteelSeries

SteelSeries 7Gで本体上部側面部にあった各種インタフェースがSteelSeries 6Gv2では廃されている
SteelSeries
 機能面ではもう1つ,SteelSeries 7Gで内蔵されていたUSB 1.1ハブ機能とアナログサウンド入出力が,SteelSeries 6Gv2で省かれている点も挙げられる。SteelSeries 7Gでは,本体から極太の布巻ケーブルが伸び,途中でPS/2のほか,USB 1.1ケーブル,ミニピン接続となる2系統のアナログケーブルに分かれるような仕様になっていたのだが,SteelSeries 6Gv2では,気持ち太めで,ビニールコートされたUSBケーブルに差し替えられているのだ。
 SteelSeries 7GとSteelSeries 6Gv2はいずれもPS/2&USB接続両対応だが,前者が基本PS/2なのに対し,後者でUSBになっている点は憶えておきたいところである。

実測で約1.9mの接続ケーブルはSteelSeries 7Gと比べてぐっと簡素化。USBコネクタ部の金メッキも省略されている
SteelSeries SteelSeries

 付属品や機能の省略,接続ケーブルの仕様変更によって,本体重量はやや軽くなっており,ケーブル込み重量はSteelSeries 7Gの実測約1295gからSteelSeries 6Gv2では同1170gへと減少。ケーブルを重量計からどかした参考値だと順に同1189g,1100gなので,本体だけで90g程度は軽くなっている計算だ。
 もっとも,1kgを超える重量という点は変化なく,また,底面の滑り止め効果もあって安定感は十分。強くキーを押し込みがちの人でも安心してプレイできるだろう。


「PS/2接続時に全キー同時押し対応」は健在

使用感もSteelSeries 7Gと区別がつかない


SteelSeries 7Gで,標準の接続インタフェースはPS/2(上)。これに対してSteelSeries 6Gv2ではUSBとなり,PS/2接続は変換アダプタ経由となる(下)
SteelSeries
SteelSeries
 2008年3月にSteelSeries 7Gが国内発売されたとき,同製品が持つ最大の特徴は,PS/2接続時に全キーの同時押し対応を実現していたことだった。当時のSteelSeriesは,個数限定の複数キー同時押し対応が「Anti-Ghosting」と呼ばれていたことを受け,「Anti-Ghostingを再定義する」とまで言い放っていたほどだったが,実際,発売から2年半が経過した時点でも,SteelSeries 7Gは同時押し性能において最上位の位置を保ち続けている。

 SteelSeries 6Gv2では,そんなSteelSeries 7Gと同時押し対応周りの仕様が共通と謳われているが,一方で先ほど述べたとおり接続インタフェースはUSBが標準に変更されており,果たしてこの仕様変更で何か変わってはいないかと心配する向きもあると思う。

 実際のところはどうなのか。結論を先に述べてしまうと,まったく問題ない。変換アダプタを介してPS/2で接続する限り,全キー同時押し対応だ。USB接続時には,[Shift][Ctrl][Alt]などの修飾キーを除き,組み合わせを問わない最大6キー同時押し対応が実現されているのも,SteelSeries 7Gと同じである。

SteelSeries
付属のUSB−PS/2変換アダプタを用いてPCとPS/2接続した状態から,DirectInputベースのキーチェッカー「4Gamer Keyboard Checker」(Version 1.0 Beta)を使って同時押し対応を確認したところ。片手で押せるだけのキーを押した状態で34キーが認識されているが,言うまでもなく,10キーやファンクションキーも含め,どのキーを同時に押しても検出される
SteelSeries
USB接続時には,修飾キーを除いて最大6キーの同時押しに対応。この画面では[Z][E]キーも押しているが,上限を超えていたため検出されていない。なお,USB接続時にもエリアによる制限などはもちろんなし

Cherry黒軸を採用。横に長い[Space]キー部分には,スタビライザーとして機能する補助スイッチも設けられているなど,総じてキースイッチ周りの完成度は高い
SteelSeries
 ところで,ここまであえて触れてこなかったが,採用するキースイッチは,最近のメカニカルキーボードで定番中の定番となっているZF Electronics(旧Cherry)の「MX」から,いわゆる「Cherry黒軸」。この点はSteelKeys 6G,そしてSteelSeries 7Gから変わっていない。
 Cherry黒軸はクリック感のないタイプのスイッチとなっており,押下圧は公称60g。押し始めは軽く,4mmあるキーストロークのうち,2mm程度押し込んだところでキースイッチが反応する仕様だ。

SteelSeries
 筆者がよくプレイしている「Enemy Territory: Quake Wars」と「Left 4 Dead」をプレイしてみたが,端的に述べて使い勝手はSteelSeries 7Gとまったく同じ。キーボードを視界に入らないようにしながら2台をテストしたら違いを区別できないと断言していいほどそっくりである。
 従って,インプレッションは2年半前と同じになってしまうのだが,スイッチの反応が安定して早いこと,そしてどこをどう押してもしっかりと入力される,非常に完成度の高いキーボードである。使い始めると,操作が上達したかのように感じさせてくれるキーボードというのは,そうそうない。


1万円台前半の新たな定番となる存在

「SteelSeries 7Gキラー」になりそう


 SteelSeries 6Gv2の実勢価格は1万1500〜1万3000円程度(※2010年8月31日現在)。ゲーマー向けキーボードには,「SideWinder X4 Keyboard」「DHARMA GAMING KEYBOARD(DRKB109)」といった低価格モデルが登場している2010年夏の時点で,コストパフォーマンスに優れた選択肢とは口が裂けても言えない。
 しかし,全キー同時押し対応,安定感と高速応答性を併せ持つメカニカルスイッチ,そしてできる限り標準を志向しながらゲーム用途への最適化を図ったキー配列が,万人に向くゲーム用途キーボードとして高いレベルに到達しているのも事実だ。安価なキーボードと,キーボードマニアの支持を集める2万円クラスの静電容量モデルとの間を埋める,1万円台前半の選択肢として,定番になり得る存在だとまとめられるだろう。


 ……というか,もっとはっきり言えば,SteelSeries 6Gv2の登場は,「SteelSeries 7Gが,より低価格で購入できるようになった」こととほぼ同義だ。価格改定が入って,当初の2万円超級という存在からぐっと買いやすくなったSteelSeries 7Gではあるが,SteelSeries 6Gv2のインパクトを前にすると,もはや「どうしてもパームレストが欲しい」とかいった事情がない限り,選ぶ理由はなくなってしまったように思える。
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