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印刷2009/01/31 11:00

企画記事

PCゲーム新作ガイド 2009「今年の注目作64本を一挙に紹介!」

PCゲーム新作ガイド 2009「今年の注目作64本を一挙に紹介!」
  • FPS
  • タクティカルシューター
  • アクション
  • ストラテジー
  • シミュレーション
  • アドベンチャー
  • ロールプレイング
  • MMOG
  • ガイドTOP
Text by 奥谷海人
ストラテジー

 2009年は「Empire: Total War」「Starcraft II: Wings of Liberty」,そして「Warhammer 40,000: Dawn of War II」など,人気シリーズの続編が次々とリリースされる予定だ。「Demigod」や「Stormrise」など,新要素を組み込んだ野心作も登場してくるので,ストラテジーファンにとって遊びきれない豪華な一年になりそうだ。

 今回紹介できなかった作品も多い。Petrogrlyph Studiosの「Mytheon」というタイトルは,MMO型のストラテジーゲームとして注目を集めており,また「Company of Heroes: Tales of Velar」や「Command & Conquer: Red Alert 3 - Uprising」など,人気RTSの拡張パックも早い時期に発売されるだろう。

 さらに,年内リリースの情報はないものの,スクウェア・エニックスが北米での販売権を取得したGas Powered Gamesの「Supreme Commander 2」や,日本でも一定のファン層を持つストラテジーシリーズの新作,「Hearts of Iron III」も地平線上に見えている。

Battleforge

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  • 開発元:EA Phenomic
  • 発売元:Electronic Arts
  • 2009年3月24日
  • PC

 「Battleforge」は,リアルタイムストラテジーにカードバトルの要素を取り入れたゲームである。SpellForceシリーズを制作したドイツの開発チーム,EA Phenomicが開発を担当しており,一見してElectronic Artsっぽくないマニア向けゲームのようにも感じられる。しかも,クライアントは無料で配布し,追加のデジタルカードで料金を徴収するという,欧米では珍しいビジネスモデルの実験作としての側面も持っているのだ。

 Battleforgeでは,攻撃系のFire,防御系のFrost,癒し系のNature,そしてどんでん返し系のShadowという,四つのカードタイプを組み合わせ,ユニットや施設を召還しながらプレイすることになる。手持ちカードに何があるのかでプレイスタイルが変化するだろうし,レアカードの出現でゲームの流れが一気に変わるということも起きるだろう。

 すべてのカードを購入する必要はなく,シングルプレイのキャンペーンで“レジェンド”と呼ばれるボスキャラを倒してレアカードを入手したり,それをオンラインで交換したりなども可能になる。最大で12人までのプレイヤーが参加して行うチーム戦や,個々のプレイヤーのランキングなど,充実した専用サーバーも用意される見込みだ。

Demigod

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  • 開発元:Gas Powered Games
  • 発売元:Stardock Entertainment
  • 2009年3月発売予定
  • PC

 「Dungeon Siege」や「Supreme Commander」など,PCゲーマーにお馴染みのゲームメーカー,Gas Powered Gamesの最新作「Demigod」は,RTSにアクションゲームやRPGの要素を配合したというハイブリッドなゲームになる。全能の神が死に,その子供達が王座をめぐって壮絶な戦いを始めるという内容で,プレイヤーは「アサシン」か「ジェネラル」の二つアーキタイプからデミゴッドを選び,プレイを重ねることでスキルや特殊アイテムを獲得し,独自のキャラクターを作り上げていくのだ。

 Demigodのマップはすべて中央で激戦が繰り広げられるようなアリーナ状になっており,それぞれの陣営には城が用意される。城の周りに兵士を召集するバラックを建てたり,時折デミゴッドを帰還させてヘルス値を回復させたりといったことができる。何百というユニットを自在に操り,敵の城を粉砕しよう。

 開発元が運営する「GPS.net」では,恒久的なマルチプレイモードが楽め,こちらは一人一人のプレイヤーが特定のデミゴッドのに仕える兵士として,勢力争いをすることになるという。開発は順調で,すでにβテストが行われている模様だ。

Empire: Total War

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  • 開発元:Creative Assembly
  • 発売元:SEGA
  • 2009年3月発売予定
  • PC

 内政や外交を行うターンベースのグローバルマップと,何千というユニットがリアルタイムでぶつかり合うバトルマップを融合させ,2000年の「Shogun: Total War」以来,歴史を扱ったストラテジーのトップブランドとしての名をほしいままにしているトータルウォーシリーズ最新作は,18世紀から19世紀にかけて勃興した帝国主義の時代を描く「Empire: Total War」だ。シリーズとしては初めてとなる海戦が導入された本作は,世界に植民地を求めつつ,アメリカ大陸からインドまで自国の版図を広げていくことが目的となる。

 本作には,大英帝国やプロシア,オスマン・トルコといった50種類の勢力が登場するが,最初に選択できるのは12か国で,ゲームを進めるにつれて徐々にアンロックされていく仕組みだ。プレイ中,アメリカの独立やフランス革命といったイベントが起こり,歴史の流れが様変わりしていく。

 戦闘は,火薬を使った攻撃が主流になるため,個々のユニットの士気や,遮蔽物の有無,そして野戦におけるフォーメーションなども重要になってくる。海戦では,一軍につき20隻まで編隊でき,モデリングの微細さや物理効果など,細部にわたって妥協のない作り込みが施されている。

StarCraft II: Wings of Liberty

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  • 開発元:Blizzard Entertainment
  • 発売元:Activision Blizzard
  • 2009年内発売予定
  • PC
  • Macintosh

 三部作として順次発売されることが決まった「StarCraft II」。Terran勢力に属するジム・レイナーを中心とした「StarCraft II: Wings of Liberty」が,その第一弾として2009年のリリースを待っている。三つのストーリーを通してStarCraftの世界を知ってもらおうという意図から三部作になったのだが,Wings of Libertyにはマルチプレイモードも実装されており,最初から人気の高いオンライン対戦を堪能できる。本作のリリースに合わせて,BlizzardがサービスするBattle.netやラダーシステムなども大幅にアップデートされる予定とのこと。

 前作のリリースからすでに10年以上が経過しており,グラフィックスが3Dになったり,Havokエンジンによる物理効果が追加されたりなど,見た目は大幅に進化しているものの,プレイフィールは,ほとんど同じといっていい。

 今回も,Terran,ProtossとZergによる三つ巴の戦いが展開されるが,ユニットの多くが前作から継承されたものになるので,StarCraftプレイヤーには取っつきやすいはずだ。ミッションとミッションの間には,3Dグラフィックスを利用したムービーシーンが用意され,またレイナーのHyperion号内部を自由に動き回りつつミッションを選んだり,NPCの説明を聞いたりするといったプレイアブルなブリーフィングも見ものだ。

Stormrise

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  • 開発元:Creative Assembly
  • 発売元:SEGA
  • 2009年2月発売予定
  • PC
  • PS3
  • Xbox 360

 「Stormrise」は,トータルウォーシリーズのCreative Assemblyが初めて手がけるアクションRTSだ。言うならば,「コンシューマ機でもRTSを楽しめるよう,アクションゲームらしさを極限まで出した作品」であり,PLAYSTATION 3やXbox 360のコントローラでも操作しやすいようにデザインされている。ストラテジックにゲーム全体を俯瞰するような視点はなく,高層ビルの瓦礫が遥か彼方まで確認できる戦場に立って,命令を下すのである。

 ストーリーは,何らかの大災害で大気のほとんどが失われたため,急速な進化による適応を余儀なくされた人類の話。彼らは,軍隊のような組織的な活動を得意とするEchelonと,個々の超能力や最新技術に重きを置いたSaiという二勢力に分かれ,地球の覇権を目指して抗争を繰り広げることになる。

 ゲームパッドによるユニット操作は,右のアナログスティックとAボタンで行う仕組みで,激戦中でも次々とユニットにコマンドを与えられるようになっている。マップの高低差は200m近くあり,高さを意識することで,自分に有利な状況が作り出せるという。

Takeda 3

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  • 開発元:Magitech
  • 発売元:未定
  • 2009年内発売予定
  • PC

 北米でのパブリッシャが決まらず,開発がなかなか進んでいない様子の「Takeda 3」。前作までは「武田信玄」シリーズとして日本でもリリースされているが,戦国時代を扱ったカナダ産のRTSである。ロシア向けのパブリッシャとして唯一Akellaが名乗りを上げているため,現在はロシア語版を先行して制作中とのことだ。

 グラフィックスの雰囲気,そしてターン制の戦略マップとリアルタイムの戦闘マップという二段重ねなど,どこかトータルウォーシリーズに通じるシステムを持つTakeda 3だが,多数の資料を元に再現された城塞など,マニアックなほど戦国時代を再現した作品として知られている。

 戦局によって陣の形を変え,戦機をわがものにするという戦闘システムはユニークだ。前作が武田家,上杉家,そして織田家の三勢力でしかプレイできなかったのに比べ,本作では25勢力から選べるようになっており,登場する武将は600人ほど。個々の武将のステータスも,特殊アイテムの保有やプレイを重ねるごとに変化していくという,日本人の歴史シミュレーションファンにはなじみやすい仕様だ。

Theatre of War 2: Africa 1943

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  • 開発元:1C
  • 発売元:1C
  • 2009年内発売予定
  • PC

 2006年7月にリリースされた前作「Theatre of War」は,グラフィックス面で「Company of Heroes」以上とも言われながら,パスファインディングなどのゲーム性の面でいくつかの問題点を抱えており,セールス的にはふるわなかった。とはいえ,開発元の1C Companyがゲームのポテンシャルの大きさを感じていたのか,比較的早い時期にリリースされることになった続編が「Theatre of War 2: Africa 1943」である。

 本作では,そのタイトルどおり1943年2月のチュニス解放戦に始まるアフリカ戦線をテーマにしている。アメリカ軍,ドイツ軍,イギリス軍の三勢力に合計15のミッションが用意されている。前作に比べての大きな進化は,建物の内部に立て篭もれるようになったことで,これは前作ファンからの要望が高かったシステムだ,また,煙幕が使えるようになった点も新機軸だ。

 AIの能力は向上し,音にユニットが反応したり,標的との間に障害物があれば,それを回避して狙いをつけるというような行動も取れるようになった。

 グラフィックスでは,テクスチャやオブジェクトの細やかさが際立ち,砲撃の閃光も美しい。タンクや対空砲,爆撃機など各勢力に25種ほどのユニットが用意されている。

Warhammer 40,000: Dawn of War II

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  • 開発元:Relic Entertainment
  • 発売元:THQ
  • 2009年2月発売予定
  • PC

 Games Workshopの「Warhammer 40,000」は,人間やオークなど,ファンタジーでおなじみの種族が遠い未来を舞台に戦うという,ユニークなコンセプトのミニチュアゲームだ。それをゲーム化した「Warhammer 40,000: Dawn of War」(2004年)は,ミニチュアゲームとRTSファンの間で大きな反響を呼び,三つの拡張パックがリリースされている。

 その続編となる「Warhammer 40,000: Dawn of War II」では,スペースマリーン(人間),オーク,エルダー(エルフ),そしてエイリアンであるティラニッズという4種族間の争いが繰り広げられることになる。キャンペーンには何種類もの惑星が用意されており,自分の好きなミッションを選びながら攻略していくという,自由度の高いノンリニアタイプのものになっている。そして,どのミッションを受けるかによってストーリーや勢力の状態が変化していく場合もあるのだ。

 プレイヤーは各ミッションで施設を建設する必要はなく,より戦闘にフォーカスされているが,ミッションをクリアすることで特殊アイテムを入手できるといった,RPG要素も加えられている。

  • FPS
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