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  • 発表日:2008/03/03
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Intel,MID向けCPU「Silverthorne」を「Atom」と命名
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印刷2008/03/03 12:07

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Intel,MID向けCPU「Silverthorne」を「Atom」と命名

画像集#002のサムネイル/Intel,MID向けCPU「Silverthorne」を「Atom」と命名 画像集#003のサムネイル/Intel,MID向けCPU「Silverthorne」を「Atom」と命名
 Intelは,MID(Mobile Internet Device)およびUMPC(Ultra Mobile PC)に向けた超低電圧CPU「Silverthorne」(シルバーソーン,開発コードネーム),および低価格なインターネット接続対応PC用CPU「Diamondville」(ダイアモンドビル,同)を,「Atom」と命名した。
 正式名称は「Intel Atom Processor」。Atomを搭載するモバイルプラットフォーム「Menlow」(メンロー,開発コードネーム)は「Intel Centrino Atom Processor Technology」(インテル Centrino Atom プロセッサー・テクノロジー)となる。

Atomのダイ
画像集#004のサムネイル/Intel,MID向けCPU「Silverthorne」を「Atom」と命名

 Atomは2008年3月時点における最先端技術となるHi-kメタルゲート採用の45nmプロセス技術で製造され,25平方mm以下のダイに,4700万のトランジスタが集積される。TDP(Thermal Design Power,熱設計消費電力)は0.6〜2.5W程度だ。そのほかの製品概要は2008年2月21日の記事で紹介しているので興味のある人は参考にしてほしいが,Intelは同社の歴史上最小かつ最も消費電力の低いプロセッサであるとしている。
 ちなみに,Hyper-ThreadingをサポートするAtomはCore 2 Duoと命令セットの互換性が保たれているが,ノートPC向けCore 2 DuoのTDPは標準電圧版で35W,超低電圧版でも10W強。従来のノートPC向けCPUと比べると,その消費電力の少なさは圧倒的といえるだろう。

 Atomを搭載するMIDやUMPCは2008年第2四半期に登場予定。“Atom第1世代”のこれら端末が,携帯電話以上の使い勝手を携帯端末にもたらすことを期待したい。願わくは,より多くのPCゲームも動作させられるだけのものになりますように。

インテル
最新の低消費電力プロセッサー・ファミリー向け
「インテル(R) Atom(TM)」ブランドを発表

〜 新世代のインターネット端末や低価格PC向けに、世界最小のトランジスター
で製造されるインテル最小プロセッサー 〜

インテル株式会社(東京本社:東京都千代田区丸の内 3-1-1、代表取締役共同社長 吉田 和正 / ロビー・スウィヌン)は、モバイル・インターネット・デバイス(MID)や今年後半に登場するシンプルで低価格のインターネット対応PC向けに新たに設計された低消費電力プロセッサー・ファミリーのブランド「インテル(R)Atom(TM)プロセッサー」を発表しました。この2つの新しい市場セグメントは、インテル(R) Atom(TM) プロセッサーを中心に、インテルのシリコン製品の適用分野を拡大する新たな機会となります。また、インテルは、新たなブランド「インテル(R)Centrino(R) Atom(TM) プロセッサー・テクノロジー」を発表しました。これは、優れたインターネット体験を実現するMIDプラットフォーム向けのブランドで、複数のチップによって構成されています。

インテル(R) Atom(TM) プロセッサーは、小型のデバイスや低消費電力用途向けに新たに設計されたマイクロアーキテクチャーに基づいて作られています。その一方、通常のPCやインターネット利用で普及しているインテル(R) Core(TM)2 Duo プロセッサーの命令セットとの互換性を維持しています。新しいアーキテクチャーはマルチスレッドに対応し、パフォーマンスを向上すると同時に、システムの応答性を高めています。インテル(R) Atom(TM) プロセッサーは、インテルの歴史において最小かつ最も低い消費電力で動作するプロセッサーでもあります*。インテル(R) Atom(TM) プロセッサーのダイには4,700万個のトランジスターが集積され、25平方ミリメートルにも満たないチップ上にこれらの特徴がすべて搭載されていますが、米1セント硬貨の上にこのダイを11個ものせることができます。

この新しいプロセッサー・ファミリーはこれまで、開発コード名で「Silverthorne」および「Diamondville」と呼ばれてきたもので、インテルが業界をリードするHi-kメタル・ゲート採用の45nmプロセス技術によって製造されます。このプロセッサーの熱設計電力(TDP)は0.6〜2.5ワット程度で、顧客のニーズに合わせて最大1.8GHzまで動作速度を高めることができます。これに対して、現在主流のノートブックPC向けインテル(R) Core(TM)2 Duo プロセッサーのTDPは最大35ワットです。

インテル コーポレーション 主席副社長 兼 最高セールス/マーケティング責任者のショーン・マローニは「これは世界最小のトランジスターで製造される、インテル最小のプロセッサーです。新たなインターネット端末で素晴らしいインターネット体験を実現する、小型ながら十分なパワーを発揮するという、根本的に異なる設計思想に基づいています。このプロセッサーによって、様々な業界に新たな技術革新が巻き起こると確信しています」と述べています。

パーソナル・コンピューティングのモバイル化が急速に進展し、次の10億の人々がインターネットに接続できるよう、コンピューター業界は新たな種類の製品開発を急いでいます。インテル(R) Atom(TM) プロセッサーは、この新しい低消費電力設計によって、顧客に新たな技術革新を行なう機会を提供します。MID関連の機会に加え、「ネットブック」と呼ばれるインターネット利用に特化した低価格のモバイル・コンピューティング端末や、「ネットトップ」と呼ばれるベーシックなインターネット向けデスクトップPCへの需要がこの数年のうちに大きく拡大すると、インテルは予測しています。インテル(R) Atom(TM) プロセッサーはこれらの新しい市場セグメントに最適な製品です。

インテルはまた、インテル(R) Atom(TM) プロセッサーには家電機器、組込みアプリケーション、およびシンクライアントにおいても今後大きな売上機会が創出されると述べています。

インテル(R) Centrino(R) Atom(TM)プロセッサー・テクノロジー

「インテル(R) Centrino(R) Atom(TM)プロセッサー・テクノロジー」ブランドは、MID向けのインテルの最高のテクノロジーを表すものです。従来「Menlow」という開発コード名で呼ばれてきたインテル(R) Centrino(R) Atom(TM)プロセッサー・テクノロジーには、インテル(R) Atom(TM)プロセッサー、グラフィックス機能内蔵の低消費電力コンパニオン・チップ、ワイヤレス機能が搭載され、薄く軽いパッケージ製品として提供されます。これらのコンポーネントは、相互に関連しながら機能することにより、新しい端末で、最高のモバイル・コンピューティングやインターネット体験を実現するよう設計されています。

シリコンの技術革新で世界をリードするインテルは、人々の仕事と生活をさらに豊かにする先進的な技術と製品を開発、イニシアティブを推進していきます。インテルに関する情報は、http://www.intel.co.jp で入手できます。

以上

*インテル(R) Atom(TM)プロセッサーの詳細については www.intel.com/atom をご覧ください。

**インテル、Intel、Intel Inside、インテル Centrino、インテル Atom は、米国およびその他の国における Intel Corporation の商標です。その他の社名、製品名などは、一般に各社の商標または登録商標です。
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