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印刷2009/08/05 19:24

ニュース

SteelSeriesの偉い人,Kim Rom氏に聞く新型マウス「Xai」「Kinzu」――キーワードは「パーソナライゼーション」

Kim Rom氏(Chief Marketing Officer, SteelSeries)
 2009年8月5日,SteelSeriesの最高マーケティング責任者であるKim Rom(キム・ロム)氏は,4Gamerの単独インタビューに答え,同社が9月中旬に日本市場への投入を予定しているマウス「SteelSeries Xai Laser」(以下,Xai)「SteelSeries Kinzu Optical」(以下,Kinzu),そしてマウスパッド「SteelSeries 9HD」「SteelSeries 4HD」(以下,順に9HD,4HD)の詳細を解説した。本稿では,氏の口から語られたSteelSeriesの哲学と,新製品のポイントをまとめてみることにしたい。
 なお,先に速報でお伝えしているが,各製品の予想実売価格は以下のとおりだ。また,製品概要については,第一報をお伝えした7月24日の記事を参考にしてほしい。

  • Xai(レーザーセンサー搭載ワイヤードマウス):1万980円前後
  • Kinzu(光学センサー搭載ワイヤードマウス):3980円前後
  • 9HD(プラスチック系マウスパッド):4980円前後
  • 4HD(プラスチック系マウスパッド):2980円前後


「才」の名を冠した「世界で最もパワフルなマウス」

〜SteelSeries Xai Laser


Xai。本体サイズは68.3(W)×125.5(D)×38.7(H)mmで,重量は原稿執筆時点で未公開。とはいえ,持った印象はかなり軽かった
SteelSeries
 SteelSeries初のゲーマー向けマウス製品シリーズ「SteelSeries Ikari」(以下,Ikari)は,日本語の「怒り」からその名が取られていた。これに対してXaiは「日本語で才能を意味する『』から取った。世界中で最もパワフルなマウスだからだ」(Rom氏)。Rom氏は,「Ikariと同時期に開発をスタートさせたので,フルタイムというわけではないが,3年以上の歳月――僕は34歳なので,人生の9%くらい――をかけて開発してきた製品だ」と,レーザーセンサー搭載の新型マウスを紹介する。

 最もパワフルだとする根拠として氏が挙げたのが,10.8MPixels/sに達するというレーザーセンサーのイメージ処理能力だ。
SteelSeries
 Ikariシリーズのレーザーセンサー搭載モデル「SteelSeries Ikari Laser」(以下,Ikari Laser)では,「SteelSeries XY2」と呼ばれるレーザーセンサーを搭載していたのを,憶えている読者もいるだろう。このセンサーでは,一般的な面積相関法とは異なる,独自のトラッキング解析を行っており,そのスペックも,フレームレートではなく,40000SPS(Samples Per Second)となっていたが,Xaiでは,一般的な面積相関法ベースのトラッキング解析技術を採用。そのフレームレートは12000fpsとなっている。
 「なぜ戻ったのかというと,戻ることができるようになったからだ」(Rom氏)。30×30ピクセルの画面を,1秒間に1万2000回撮影でき,しかも,トラッキング速度は150IPS(Inches Per Second),最大加速度は30G。今までのマウスでは実現できなかったパフォーマンスを実現できるようになったため,Xaiでは一般的な面積相関法を採用したというのが,Rom氏の主張である。

 一方でRom氏は,こうも述べる。
 「一般的なCounter-Strikeのプロゲーマーは,フレームレート9000fps程度のマウスを使っている。それから,トラッキング速度の150IPSというのは,要するに秒間3.8mで,こんなスピードで動かすゲーマーには出会ったことがない。せいぜい100IPSだ。また,最大加速度は,戦闘機乗りのエース級が15Gに耐えられる程度だ」
 つまり,Xaiのスペックは,SteelSeriesの想定するゲーマーのスペックを大きく超えるわけだ。この理由についてRom氏は「悲しいことだが」と断ってから,マウスパッドを使わないゲーマーが存在するためだと説明した。ゲーム用途ではサーフェスの能力が低すぎる机の上でも高いスペックを実現するために,高いスペックを実現したのだという。


●500“1”CPIの理由


CPI切り替えボタンを押すと,底面の液晶パネルにCPI設定値が表示され,スクロールホイールから変更できるようになる
SteelSeries
 ところで,スペックといえば,Xaiのトラッキング解像度は,100〜5001CPI(Counts Per Inch)の範囲を,1CPI刻みで設定できるのだが,なぜ5000CPIでなく5001CPIなのだろうか?
 「DPI(Dots Per Inch)は,(マウス市場において)マーケティング的な理由から,不正確な使われ方をしている。Windowsのマウス設定がデフォルトのとき,マウスを1インチ動かしたとき,画面上で何インチカーソルが動くのかを規定するためだけのものであるはずなのに,『5000DPIはすごい』とか,『6000DPIはもっとすごい』とかをやっているんだ」

 言ってRom氏は,右手を握って,中指を立てた。「5001CPIの『1』は,コレなんだよ(笑) ほかにもっと重要なスペックがあるのに,そんなバカげたことをやっていることに対して,ね」


●徹底的に最適化を図ったデザイン


 Rom氏いわく,Xaiの開発に3年かかった理由は二つ。センサーの技術がSteelSeriesの期待するレベルに引き上げられるのを待っていたというのと,「シェイプ」,つまり形状の最適化にも,相当な時間を要したためだという。

左右対称の形状を採用したXai。サイドボタンは本体の左右に2個ずつ用意されている
SteelSeries
 「Ikariの形状には自信を持っているが」と始めたRom氏によると,全プレイヤーの10%がマウスを左手で使う欧州では,Ikariにはどうしても,「右手専用である」という限界があったそうだ。「Ikariは,理想的な持ち方をある意味でプレイヤーに押しつけていたが,Xaiでは,プレイヤーに,持ち方のパーソナライゼーションを与えることができる」(Rom氏)。

 SteelSeriesによると,プロゲーマーの持ち方は「Fingertip」(つまみ持ち)と「Palm」(かぶせ持ち),斜に構えて持つ「Swipe」の3種類に大別できる。これに,手のサイズや筋肉の付き方,どう座るかが影響してくるが,どのような握り方,どのようなプレイスタイルであっても,不満なく使えるようにする点に,最大限の配慮を行ったとのことだ。

親指と小指でホールドするFingertip(左)と,手のひらで覆い,手のひらと腕で操作するPalm(中央),Palmと似ているが,マウスを斜に構えて,頻繁に細かく切り返して使うSwipe(右)。Rom氏が実演してくれたので,それぞれ撮影してみた
SteelSeries SteelSeries SteelSeries

マウスを持ち上げたとき,マウスが前や後ろに傾いたりしないよう,最大限の配慮を行ったとRom氏
SteelSeries
 そのなかでもとくに時間をかけたのは,「マウスの重心が,マウスの中心にあるようにすること」(Rom氏)。
 「すべての部品を正しい場所に置くというのは,やろうとさえ思えば誰でもできることかもしれないが,量産したときに,それぞれがブレのない,正しい重量であるよう,パーツメーカーに辛抱強く依頼し,調整を行ってきた。これは,我々が(マーケティングではなく)エンジニアの会社だからできたことだ。妥協してしまうと,そこで3年間がムダになってしまうからね」

底部後方のカットインが持つ効果も実演してもらった
SteelSeries
 このほかにも,実物を触ってみると,こだわりが各所に見られた。
 例えば底部後方のカットイン。これは,ローセンシプレイヤーがマウスを切り返すに当たってマウスの“尻”を持ち上げるとき,最小限の動作で済むようにするためとのこと。
 サイドの窪みも,個人的に気に入ったが,相当なトライアンドエラーの賜物のようだ。「1mmの違いがとても大きな体感の差になるので,大変。ゲーマーが判定してくれないと何も決まらないから,モックアップを持ってゲーマーのところを回るだけで,航空会社3社のマイルが溜まって,そこかしこで特別扱いを受けられるようになったよ(笑)」

SteelSeries
 また,Ikari譲りの「ボタンの反応範囲の広さ」は健在。スクロールホイールの並びにある,CPI変更ボタンの近くを好んで押すプロゲーマーもいるらしく,そこでも安定したクリックができるように設計されている。
 そのスイッチ,「ずらりと並べて,目隠ししたプロゲーマーに押してもらって,得られたデータと,SteelSeries内部の検証結果を摺り合わせ」(Rom氏)る過程を経て決定したとのこと。現時点において,スイッチの製造メーカーは非公開だが,Ikariのそれと似た印象だった点を質問してみたところ,「プロゲーマーの選ぶ上位3スイッチに,Ikariのスイッチは入っていた」とのことなので,同じか,似たようなフィーリングのものという理解で,そう間違っていないような気もする。

サイドボタンは,「Microsoft IntelliMouse Explorer 3.0」のそれを,ややしっかりさせたような印象だった。サイドボタンは,クラウチングや,スペシャルウェポン用として,プロゲーマーにもニーズがあるとのこと
SteelSeries
 ちなみに,形状については,「Microsoft IntelliMouse Optical」(以下,IMO)に似ている点を指摘してみたが,それに対しては,「『どんなマウスが一番いいのか』とゲーマーにアンケートを行い,得られたトップ2の回答を一つにマージしたところをスタートとして,最適化を重ねてきた」という答えが返ってきたことは付記しておきたい。「IMOがスタート地点の近くにあったことは確か,かもしれない(笑)」(Rom氏)


●キーワードは「パーソナライゼーション」


 Xaiには,Ikariから引き継いでの採用となるもの,そして完全新作となる独自機能がいくつか用意されている。それを,Rom氏の解説を基にまとめてみよう。なお,(新)と付けたものが,Xaiでの新機能だ。

SteelSeries ExactSens:
Xaiは,マクロを除くすべての機能を,マウス本体だけで設定可能。CPI変更ボタンの長押しで,メニューに入れる
SteelSeries
 1刻みでマウスのCPI設定を変更する機能だ。
「FPSをプレイするに当たって最初にやることは,センシティビティの設定だ。ただし,インゲームでセンシを設定してしまうと,マウスの正確性を損ねる。例えばCounter-Strikeで2.4を設定すると,Windowsデスクトップで1の移動量が,ゲーム上では2.4倍になってしまう――2.4ピクセル単位の動きになってしまうわけだ。
 SteelSeriesでは,これを『ピクセルスキッピング』と呼んでいるが,インゲームの設定を1にして,マウス側で1CPI単位の設定を行えば,100%ハードウェアベースの設定を行えるので,ピクセルスキッピングのない操作が可能になる」(Rom氏)

SteelSeries Freemove:
 マウスの「直線補正度合い」を設定する機能。
 「ゲーム市場にあるマウスの65%は,『アングルスナップ』(=直線補正)を行っている。Photoshopなどで試すと分かるが,人間の腕はそこまで正確でないはずなのに,“ありえない”直線が引けてしまう。なぜこういうことになるかというと,ゲーマー向けを謳うほかのマウスは,別の用途に向けて作られたセンサーを流用しているに過ぎないからだ。
 ゲームにおいて,マウスを上下左右に激しく動かし,的確に敵の頭を狙うとき,アングルスナップは必要ない」(Rom氏)

SteelSeries ExactAim(新):
 センサーがPCに送るデータを,どこまで“生”のままにするか設定する機能で,これにより,マウスカーソルがぴくぴく動いたり,勝手に移動していったりする不具合の解消を図ることができるという。
 「センサーは,マウスの停止中も“写真”を撮影している。そのとき,センサーに理解できないデータがあると,センサーが震えたり,動いたりしてしまうのだ。こういう現象を我々は『ジッタ』と呼んでいるが,センサーに対応していないマウスパッドや机でよく生じがちなジッタを抑えるのが,ExactAimだ。
 ジッタを抑えるためには,撮影したデータにスムージングをかければいいのだが,100%適用してしまうと,センサーの正確性に負の影響が出る。『○○という設定が正しい』からそれを適用するのではなく,『スムージングの程度をどうするか』という選択肢を,ユーザーに与えるものとなる」(Rom氏)

SteelSeries ExactRate(新):
 マウスのレポートレートを125〜1000Hzの範囲で,1Hz刻みで設定する機能。
 「ゲームの画面を滑らかに表示するために必要なのは,グラフィックスカードのフレームレートと,ディスプレイのリフレッシュレートと,マウスのレポートレートだ。例えばここに,75Hzのディスプレイ,1000Hzのマウスがあったとすると,75Hzというタイミングの間に,1000Hzを入れ込んで同期させなければならないが,1000は75の倍数ではないので,どこかで必ずズレが生じる。これが,180度のターンを行おうとしたときなどに,どうしても画面がスムーズに流れない理由だ」(Rom氏)
 氏によると,ExactRateは,その同期ズレを補正しながら,レポートレートを設定するための機能とのこと。60Hzのディスプレイを使っているなら,60の倍数でレポートレートを設定すべきというのがSteelSeriesの主張である。「ほかの会社とは,同じような機能でも,開発哲学がまったく異なることを証明できるのが,この機能」と,氏は胸を張る。


リフトオフディスタンス調整機能を持つマウスも一部に存在しているが,Xaiではここだけ全自動。どんなサーフェスでも,1mm前後に収まるべく,自動的に調整されるようになっている
SteelSeries
 これらを総称したものとしてRom氏の掲げるキーワードが,「パーソナライゼーション」だ。マウスの設定に当たって正解はない。だからこそ,個人個人が正しい,正解だと思える設定を行えるようにすることが大切であり,それがXaiの開発に当たっての哲学であると,氏は強調する。

 「どんな持ち方でも対応でき,どんなセンサーの挙動でもカスタマイズできる。つまり,MicrosoftやLogitech,Razer製マウスを,一つで全部エミュレートできてしまう。それほどまでにXaiはパワフルだ」(Rom氏)。カスタマイズした設定は,プロファイルとして最大5個を本体内蔵のフラッシュメモリに保存して持ち運べ,専用ドライバなしで利用できるため,「トーナメントに参加するプレイヤーに与えられる時間はたいてい15分。そのうち,マウスの設定にかかっていた5分を,別のことに使えるようになる」とのことだった。

 ちなみに,センサーユニットは「現時点では非公開。センサー自体は,いずれほかのメーカーも使えるようになるので,センサーを買ってきて組み込むのは,すごく簡単だろう」とRom氏。「ただし,パーソナライゼーションの機能を持つのは,SteelSeriesだけだ。ほかのメーカーは,(同じセンサーの技術に,もっともらしく)“なんちゃらTM”と付けるけども,SteelSeriesはそんなことはしない。面倒だし,センサーメーカーと共同開発なので,そもそも他社はこの機能を使えないからね」


戦略的な価格で「本当のゲーム用マウス」を訴求する

〜SteelSeries Kinzu Optical


Kinzu。本体サイズは64(W)×117(D)×36(H)mmとなっている。こちらも重量は未公開だが,やはり軽量な印象
SteelSeries
 「Xaiと同じく,才能という意味を示す単語。何語かは教えない(笑)」とのことで,語学力のない筆者にはさっぱりなのだが,ともかくKinzuは,Xaiの下位モデルと呼ぶべきかどうか迷うほど,戦略的な製品である。
 第一報でお伝えしているように,Kinzuの外観はXaiと同じ。ただし,本体の大きさはXaiの93%と若干小さく,サイドボタンなし,センサーユニットは光学タイプと,仕様はずいぶんと異なる。そして何より,Xaiの半額以下,4000円程度という予想実売価格のインパクトが大きい。

光学センサーを搭載するKinzu。第一報のとおり,Kinzuはプロファイルを最大で3個,本体内部のフラッシュメモリに保存して切り替えられるが,Xaiのような液晶パネルを搭載しないため,光学センサーの赤色LEDがインジケータとなる。具体的には,CPI切り替えボタンを長押しすると,LEDが1回,2回,3回点灯し,それで現在のプロファイルを確認可能だ
SteelSeries
 「Kinzuで光学センサーを搭載したのは,『ゲーム用マウスとは何なのか』を,より安価に体験してほしかったからだ」とRom氏。光学センサーは,すでに十分“枯れた”――Rom氏は“煮詰まった”という表現をしていた――機構ゆえに,スタート地点の段階で,相当な技術水準にある。そのため,開発コストを抑えながらも,最高水準のマウスを作ることができた,というわけである。
 「2週間前にストックホルムで,Fnaticのメンバー5人に,最終テスト用のKinzuを渡したのだけれども,そのうち3人が,その場でメインのマウスをKinzuに切り替えたんだ。そして彼らはそのまま韓国のe-Stars SEOUL 2009に出て,優勝した。(たった1週間で慣れ,しかも大きな大会で最高の成績を残すなんてことは)ほかのマウスでは考えられない。それだけ,完璧に近いということなんだ」(Rom氏)

SteelSeries
Kinzu(左)とXai(右)の違い。大きさの違いは7%とされるが,横に並べてみるとけっこう異なる
SteelSeries
Kinzuではサイドボタンが省略されている。窪み方は基本的にXaiと同じ
 Kinzuのフレームレートは9375fpsで,トラッキング速度は50IPS。トラッキング解像度は,400〜3200CPIの範囲から,400CPI刻みで二つ選択し,切り替えて利用できる(※)。レポートレートは125/250/500/1000Hzの4択で,Xaiと比べるとさすがに見劣りするが,予想実売価格を考えれば,相当充実していると述べていいだろう。

 ちなみにサイドボタンを省略した理由についてRom氏は「Xaiとはちょっと違うことをしたかったというのがある」と説明する。手の小さな人はもちろん,完全にマウスを包み込むようにしてプレイする人や,「Warcraft」や「StarCraft」のプレイヤーが想定されており,「包み込んでプレイする場合は,そもそもサイドボタンは押せないし,WarcraftやStarCraftのプレイヤーは,そもそも2ボタンしか使わない」(同氏)ため,サイドボタンは不要,ということのようだ。

※Kinzuは最大三つのプロファイルを切り替えて利用できるが,そのデフォルト設定は以下のとおり。
・プロファイル1:400/800CPI,500Hz
・プロファイル2:400/3200CPI,1000Hz
・プロファイル3:左利き用のプロファイル1設定。ボタン配置が左右逆になっている)


「Xaiと完璧なセット」

〜SteelSeries 9HD/4HD


9HD&4HD
SteelSeries
 「すごく高価なPCにキーボード,マウス,サウンドシステムを用意しておきながら,マウスパッドにコストをかけないことが理解できないんだけど,世間一般では,マウスパッドって,どうしても退屈なものに見られがちなんだよね」と,マウスパッドの世界的なメーカーに籍を置くマーケティングの偉い人としては,なかなか身も蓋もない枕詞で紹介されたのが,9HDと4HDだ。

 両製品にサイズ以外の違いはないため,以下,9HDを代表して紹介するが,9HDは,4層構造のプラスチック系パッドになっている。Rom氏の解説を基に,それぞれ紹介していきたい。

  • 第1層:透明のプラスチックで,非常に細かな突起がある。凹凸の度合い設定に時間がかかった
  • 第2層:Xaiの「次世代のセンサー」で完璧に動くことを念頭にして開発した層。ロゴのある面だ。反射性の非常に高いプラスチックになっている
  • 第3層:形状を安定させる硬質プラスチック層
  • 第4層:バスケットボールの表面のような構造。今後のスタンダードになる。少し力を入れて押してもまったく動かないグリップ力があるとして,実演してくれた。確かに滑りにくい

9HDと4HDには,サーフェス,つまり第1層の汚れを拭き取るための布が同梱される
SteelSeries
 Rom氏は,とくに第1層が重要であると指摘する。「レーザーセンサーでは,レーザーを照射して,その反射を読み取るが,レーザー光を受けると,凹凸が光を広げる。下の層で反射すると,凹凸がさらにもう一度光を広げて,Xaiが持つ30×30ピクセルの,10.8MPixels/sのセンサーへ向かうようになっている。そう,Xaiと9HDは,完璧にセット(で考えられるべき製品)なんだ」


クセのなさがとにかく魅力的

これは期待大だ


写真下段の2枚は,「StarCraft II」タイアップモデルの特別版「SteelSeries QcK」。色の出方,イメージの精細感ともに,なかなか見応えがあるが,取材時点では国内未発表
SteelSeries
 以上,1時間半という予定時間を大きくオーバーし,3時間も話を聞いていたので,長い記事になってしまったのは申し訳ないが,そのクセのない形状と,少なくともRom氏の話を聞いている限りでは理にかなったXaiの仕様,そして,コストパフォーマンスがいかにも高そうなKinzuのスペックは,どれも相当に魅力的だと述べていいだろう。Ikariはよくも悪くも個性的だったため,人を選びがちな製品となっていたが,そのあたりが解決を見たXaiとKinzuは,ハイエンド,そしてコスト重視の市場で,相当な注目株になったと述べてよさそうだ。

 やや余談気味に続けると,個人的には,愛用している「SteelSeries SP」の後継というか,キメが細かくなったような印象の9HD/4HDも気になるところ。9月中旬予定とされる市場投入が,非常に楽しみになってきた。
  • 関連タイトル:

    SteelSeries

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