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文明評価
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太古 |
古代 |
中世 |
ルネサンス |
啓蒙時代 |
産業時代 |
近代 |
現代 |
備考 |
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ローマは,比較的玄人向けの非常に癖のある文明だといえる。経済に関する大きな文明特性がなく,進化や軍備の拡張が難しいのに加え,軍事面に関しても主力として使えるユニットにボーナスが付加されていない点が大きな理由。砦や重歩兵などにボーナスがあるものの,それらはルネサンスまで主力として扱うには少々難しいところがある。
ローマの特性を生かす戦法としては,砦を使った「敵領土の侵食戦法」がある。敵との国境沿いに砦を建設し,敵の保有する領土を"押し込んでいく"戦い方だ。この戦法は,敵と対峙した正面による押し合いでは効果が薄く,むしろ戦闘のない側面や後方で行うと効果が高い。つまり,後方にある敵の内政都市が確保している領土を侵食し,都市と都市の分断を図ることで,敵の交易路の遮断や,敵が確保している鉱山,森林を奪い,敵の経済にダメージを与えていくのだ。
前線基地を境に敵軍と交戦しながら,市民数人を敵領地の側面に移動させ,そこに砦を建設していく……というのが,一般的な手順。敵からしてみれば,戦いに集中している合間に,いつの間にか自分の領土が狭くなっている(下手をしたら,交易路が消えている)といった感じになるわけだ。偉大な建造物のコロシアムを建設しておけば,砦のコストダウンや消耗ダメージの増大,国境がさらに広がるなど,さらに効果的に"砦押し戦術"が行える。
領土を意識した駆け引きは,本作が持つ独特の要素といえる。相手領土をぐいぐいと押し込んでいく感触は,下手な決戦で勝つよりも楽しく,また独特の"味"があるので,ゲームにある程度慣れてきたプレイヤーは,ぜひ一度"砦領土押し"の戦法に挑戦してみてほしい。
*各時代のポイントは10点満点
*備考は,使いやすさなど勢力の全般的な評価を20点満点で表しています
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