文明特性：伝統の力

• 神殿がある状態でゲームが開始する。神殿でのアップグレードは無償
• 市民が1人多い状態でゲームが開始する二つめ都市を建設すると3人の市民が与えられる。そしてそれ以降は，新しい都市を建設するたびに，5人の市民が与えられる
• 建物の修理スピードが50％アップし，市民は，敵の攻撃を受けている建物の建設や修理を，安全に行える（砲撃の範囲攻撃などを受けない）
• 民兵，民兵 (マスケット銃装備)，パルチザンのアップグレードが無償になり，やぐらの建設コストが33％ダウンする

ユニークユニット

ファラン （太古・弓兵）	中装ファラン （古代・射手）	ロイヤル ファラン （中世・石弓兵）	エリート ロイヤル ファラン （ルネッサンス・精鋭弓兵）
★通常の弓兵よりHPと攻撃力が高い

火矢 （古代・投石器）	強化型火矢 （中世・強化型投石器）
★建物に対して強い

文明評価

	太古	古代	中世	ルネサンス	啓蒙時代	産業時代	近代	現代	備考
	7	8	8	8	7	7	7	7	13

　朝鮮は，高い防御力を誇る守備的な文明である。戦線にやぐらを建設して橋頭堡を築き，投石機や大砲を用いて徐々に敵の陣地を破壊していく戦法が，基本的な戦い方の一つになる。
　経済面のボーナスも地味ながら高い効果を持つものを揃え，なかでも都市を建設すると市民を数人確保できるというボーナスは非常に有効。2個めの都市を森林の近くに建設して，そこで確保できる3人の市民で，すぐに木材の収入を100まで引き上げる。3個めの都市を鉱山の近くに建設し，与えられた5人の市民ですぐに採掘に取りかかる。など，序盤の内政拡大が非常に容易に行えるのは，朝鮮の大きな強みだといえよう。
　また朝鮮の修理に関する文明ボーナスは，本作の中でもかなり使い勝手のよい部類に分類される。例え軍事面で劣勢に陥る局面になってしまっても，都市や城を修理しながら軍隊を後方に温存させておくことで，粘り強い防戦が可能になるのである。通常だと，一度軍事面で押し込まれてしまうと，攻城兵器によって都市や城を簡単に破壊されてしまうことが多い。前線の都市や城の陥落が，敵軍を領地になだれ込ませるキッカケを作り，国家が崩壊する要因になりえることを考えると，防衛戦を得意とする朝鮮の強みは，軽視できないものになるだろう。とくに味方の援軍を期待できる3対3以上のチーム戦では，その恩恵を感じる局面が多いかもしれない。
　ちなみにユニークユニットのファランは，本作最強の弓系ユニット。中世からの戦いを始める場合には，積極的に投入するようにしたい。

＊各時代のポイントは10点満点
＊備考は，使いやすさなど勢力の全般的な評価を20点満点で表しています