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文明評価
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啓蒙時代 |
産業時代 |
近代 |
現代 |
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モンゴルは,速攻に秀でた特殊な文明である。超早期に揃う騎馬射手を使った戦法は,まさに脅威の一言。あらかじめしっかりとした対策をとっている相手にさえ,上手く立ち回りさえすれば,ほぼ確実に一定のダメージを与えられる。
"モンゴルラッシュ"と呼ばれるこの戦法の具体的な手順を簡単に説明すると,
経済的繁栄を度外視した進化で早期に古代入りを目指し(2分30秒が目安),軍事研究の二段階めを開発し終えたところで,素早く厩舎を二軒建てる。そうすると,建設終了と同時にモンゴル軽騎馬射手6体が与えられるので,それらを使って敵陣になだれ込み,敵の生産拠点,交易路を攻撃/封鎖し,ダメージを与えていく。
といった感じになる。どんな相手であれ,3〜5分の間に攻撃を加えられると,ほぼ例外なくダメージを与えられるので,そういう意味でこの戦法は非常に強力なのである。
逆にモンゴルラッシュの防ぎ方としては,早期にやぐらを建設して忠誠心の研究を行うのは当然として,騎馬射手のカウンターユニットである射手や軽騎兵を生産するのも有効な手段。というより,消耗ダメージが軽減されるモンゴルには,軍事ユニットで直接打撃を与える以外,追い払う手がないといったほうが正しいだろう。ただ軽騎兵を出して迎え打つ場合,モンゴル側が騎馬射手の部隊に重騎兵を追加してきたら,ほぼ手詰まりとなる。軽騎兵は,重騎兵にひどく弱いからだ。そういう面を考えると,兵舎から射手を生産して応戦する戦法が汎用的となるのだが,モンゴル側に機動力を生かされ,交易路や後方の都市を荒らされると非常に厳しい。モンゴルラッシュに対する有効な対処法が存在しない点が,モンゴルが古代で強いと評価される最大のポイントといえるだろう。
本来,各時代10点満点評価なのではあるが,あえて12点という評価を付けさせて貰った。個人的には,多少オーバースペック的な雰囲気を感じているからだ。
後半になればなるほどペースダウンしていく感は否めないモンゴル。とはいえ,普通に戦っても騎兵の活躍する啓蒙時代までは十分強国といえるレベル。幅広い戦い方ができるという点で,モンゴルは相手にすると非常にいやらしい文明だといえよう。
*各時代のポイントは10点満点
*備考は,使いやすさなど勢力の全般的な評価を20点満点で表しています
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