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ティル・ナ・ノーグといえば,ゲーム開始時にキャラクターメイキングならぬ「シナリオジェネレート」ができるというシナリオ生成システムをメインフィーチャーとしたゲームシリーズ。俯瞰視点に2Dグラフィックス,エンカウントで始まるオートバトルなど,システム構成は2003年に発売された前作「ティル・ナ・ノーグIV ~紡がれし勇士達~」と大きく変わらないが,今作では本シリーズのウリであるジェネレートシステムに磨きがかけられている。馴れたシステムで多くのシナリオが楽しめるとあって,シリーズのファンへの訴求力は高そうだ。
本作は,アイルランドのケルト神話に登場する"妖精の国"をモチーフにしたシングルプレイRPG。シリーズを通して17年以上の歴史をもつ長寿のタイトルである。シナリオを生成するたびに,マップやダンジョンの構成と敵の出現パターンはもちろん,プレイヤーの行動次第で物語が変化するという,リプレイ性の高さを特徴としている。
そのなかで,今作の大きなウリは,シナリオ生成の"ベース"として八つのメインストーリーが存在する点だ。
本作にはあらかじめ,「英雄物語」 「闇に堕ちた王子」 「王の狂乱」 「お家騒動」 「呪われし王家」 「死の予言者」 「災いの病魔」 「大勇の王女」というストーリーが用意されており,プレイヤーは選んだストーリーに沿ったシナリオを生成する形になる。つまり同じ"お家騒動"というストーリーでも,登場するキャラクター名から城や街の配置,また発生するイベントまでまったく異なるというわけだ。
本デモ版に収録されているのは,王家の骨肉の跡目争いを描いたメインストーリー「お家騒動」。メイキングしたシナリオはキャラクターレベル5まで,あらかじめ用意されたシナリオメイキング後のデータなら,開始レベル12のキャラクターでレベル14までプレイできる。「III」や「IV」のデモ版と同じ,同社お約束の制限内容である。そのほか,本デモ版の制限は,以下のとおりだ。
●オープニングやエンディングはなし
●シナリオメイキング時に,難易度"Hard"が選択できない
●シナリオコードの入力ができないため,毎回同じシナリオが作成される
●出現するキャラクターが制限されている
●メインシナリオの進行が制限されている
●設定でBGM2と3が選択できない
●BGMの音質が下げられている
製品版では,「Ⅳ」または「Ⅳ DX」のクリアデータを読み込めるため,既存プレイヤーにとって魅力のあるタイトルになりそうだ。
■2005年5月26日 バグフィックス版に差し替え
2005年5月25日にUpしたデモ版ファイルに,「特定のキャラクターと遭遇した場合に不正終了する」という不具合が発見されたため,バグを取り除いた最新ファイルをUp。PCに新/旧のファイルが混在している人は,ファイルサイズに注意(旧ファイル:168MB/新ファイル:169MB)して,最新版を試してみてほしい。(Gueed)
■2005年5月26日(19時20分) 再度バグフィックス版に差し替え
システムソフト・アルファーによると,2005年5月25日(17時35分ごろ)にUpしたデモ版ファイルに,さらに不具合が見つかったようだ。3度めがないことを祈りつつ,再度差し替えUpしたファイル(169MB)で遊んでみてほしい。(Gueed)
■2005年6月30日追記 差分ファイル(Version 1.02)リリース
6月29日,システムソフト・アルファーより,本デモ版をVersion 1.02にアップグレードする差分ファイルがリリースされた。本差分ファイルでは,
1.製品版(Version 1.02以降)と同じダメージ計算に変更
2.一部キャラクターステータスの修正
などが行われている。
公式サイトにある手順/注意事項をよく読んで,インストールしてみよう。(Gueed)
■2005年12月19日 「強化パック」対応の体験版をリリース
2005年12月1日に無料リリースされた「強化パックアップデータ ver.1.05」は,悠久の仁に導入することで,ver.1.04で確認されていたバグがフィックスされるほか,新種族の追加やメッセージの強化など,いくつかのパワーアップが施される(詳細は公式サイトを参照)。今回リリースされた体験版は,この強化部分を体験できるというものだ。具体的には,以下の項目が確認できる。興味のある人は,ぜひ試してみよう。
・収録されているセーブデータは神殿のある町の近くから始まるので,すぐに神殿に向かえば,次に目指す場所を教えてくれる
・収録されているセーブデータには投射武器を装備した仲間がいるので,投射武器によるダメージが上昇したことを体感できる
・男性の英雄妖精のシナリオを難易度“Easy”で新規に開始すると,森林の地形を歩くことで新キャラクター(ウルフェン女)と遭遇し,仲間にできる(※体験版のほかのシナリオでは登場しない)
・民家で聞ける情報が格段に増加し,民家3軒に2軒の割合で話が聞けるようになった。エリア間の移動を利用する機会が訪れれば,その場所(祠,虹の橋)の情報を民家で新たに聞ける
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■動作環境
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