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イベント-2019/03/26 00:00

[GDC 2019]PowerVRが搭載されたプレステミニ,Unreal Engine×レイトレで映画制作など,プロセッサメーカーのブースを一挙レポート

 GDC 2019のExpoフロアでは,各社の最新技術が展示されていた。ここでは,Expo全体の概要とNVIDIA,Imagination Technologies,Qualcomm,ARMといったプロセッサメーカー各社の展示内容を写真中心で紹介していきたい。
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イベントムービーHARDWAREHARDWARE:PowerVRHARDWARE:GeForce RTX 20,GeForce GTX 16HARDWARE:UnityHARDWARE:Unreal EngineGPU発売元:Imagination Technologiesライター:西川善司イベント:GDC 2019イベント:Game Developers Conference

 PowerVRと呼ばれるGPUを提供する英国企業,Imagination TechnologiesがGDC 2023でブース出展を行っていた。AppleがPowerVRの採用を継続しないと発表して以来,業績の悪化が指摘されていた同社だが,現状はどうなのか。長きにわたって取材を続けてきた筆者がいろいろと聞いてきた。

 英国時間2017年3月8日,Imagination Technologiesは同社製GPU IPコア「PowerVR」の新世代GPUアーキテクチャ「Furian」を発表した。これまでのRogueに代わる「Furian」は,電力効率に特化し,今後のアプリケーション動向を見据えて,根本的に設計を一新したGPUコアとなる。

 欧州時間2017年1月17日,英Imaginationは,新型のGPU IPコア製品「PowerVR Series8XE Plus」を発表した。既存のGPU IPコアであるPowerVR Series8XEシリーズをベースに,高性能化を計ったのが特徴だ。ダイ面積あたりの性能が,競合他社のGPU IP製品よりも30%高く,前世代との比較では,最大で4倍の性能を備える。

 欧州時間2016年2月22日,英Imagination Technologiesは,新世代のGPU IPコア「PowerVR Series8XE」を発表した。競合他社の製品と比べて,同一のダイ面積なら60〜100%性能が高く,同一のフィルレートであれば30〜45%ほど小さい面積を実現できるのが特徴だ。また,OpenGL ES 3.2やVulkan 1.0といった最新APIにも対応する。

 北米時間2016年1月6日,Imagination Technologiesは同社の次世代GPUコア「PowerVR Series7」の最上位版となる「PowerVR Series7XT Plus」を発表した。GPUを使った演算処理系のAPIであるOpenCL 2.0に対応していることが最大の特徴で,ディープラーニングや画像認識などへの対応を強く意識した強化が行われているという。

 去る11月16日,英Imagination Technologiesは,駐日英国大使館にて毎年恒例の技術公開イベントを開催した。今回の目玉は,レイトレーシング対応GPU「PowerVR Wizard」こと「PowerVR GR6500」の実動チップによる,世界初公開のリアルタイムデモだ。謎に包まれた新型GPUの実情と合わせてレポートしたい。

 GDC 2015の2日めに,モバイル向けプロセッサ「PowerVR」で知られるImagination Technologiesは,基調講演や各種セッションをまとめた「Imagination Day」を実施した。ここではそのなかから,レイトレーシング分野や,Khronosの新API「Vulkan」に関する話題が詰まっていた基調講演のレポートをお届けしよう。