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ニュース-2009/06/11 10:30

[COMPUTEX]Intelのベンチマーク担当に,LynnfieldやArrandaleなどの話をいろいろ聞いてきた

 Intelは,COMPUTEX TAIPEI 2009の期間中,全世界の報道関係者を対象に,次世代CPUの技術的な詳細を説明する,少人数のクローズドセッションを開催。同社で上級パフォーマンスアナリストを務める“ベンチマーク担当”のPiednoel氏が,LynnfieldやClarksfield,あるいはWindows 7とVistaの違いなどをいろいろ語ってくれたので,その内容をまとめてみよう。
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ニュースイベントHARDWAREHARDWARE:Core i7&i5(LGA1156,クアッドコア)HARDWARE:Core i5&i3(LGA1156,デュアルコア)CPU発売元:Intelライター:米田 聡イベント:COMPUTEX TAIPEI 2009イベント:COMPUTEX TAIPEI

 COMPUTEX TAIPEI 2010の開幕目前というタイミングで,IntelのデスクトップPC向けCPUロードマップを整理してみたい。LGA1156プラットフォームで倍率ロックフリー製品をまもなく投入するIntelだが,それに伴って,次世代マイクロアーキテクチャを採用する「Sandy Bridge」世代のCPU展開にも,動きが出ているようだ。

 Intelはまもなく,プロセッサナンバーの末尾に「K」が付いたLGA1156パッケージのCPU,「Core i7-875K/2.93GHz」「Core i5-655K/3.20GHz」を投入予定だ。Extreme EditionではないCoreブランドのプロセッサとしては初めて,倍率ロックフリーとなるのが最大の特徴だが,この特殊な新製品は,ゲーマーにメリットをもたらすのか。空冷OCを中心に検証してみたい。

 2010年5月9日,秋葉原PCゲームフェスタの最終日は「Windows 7 Day」として位置づけられ,Microsoft以外にも,AMD,NVIDIA,Intelといったコンポーネントベンダーが相次いで登壇。エンドユーザーに向けて最新の技術をアピールした。今回は,技術的に興味深い部分を中心に,要点をかいつまんでお伝えしたい。

 2009年12月16日,Intelの日本法人であるインテルは,年末恒例となっている報道関係者向け説明会を開催。10大ニュースで同社の1年を振り返りつつ,2010年は,32nmプロセス世代の製品を全面的に展開すると予告した。そういえばあんなことやそんなことがあったIntelの1年を,ここで振り返っておこう。

 Intelの新しいCPUパッケージ,LGA1156。これを採用した「Lynnfield」コアのCore i7&i5により,同社はCore 2 Quad&Duoを置き換える方針だ。一方,32nmプロセスを採用するデュアルコアCPU「Clarkdale」も2010年第1四半期には登場見込みだが,果たしてベストのPC買い換えタイミングはいつか。Intelの最新ロードマップから,プラットフォーム移行の時期について考えていこう。

 「Lynnfield」の発表後,最初の土曜日となる2009年9月12日,インテルは秋葉原でエンドユーザー向けイベントを開催。Core i7-800&Core i5-750番台を,強く訴求した。恒例となる同社天野伸彦氏によるセッションでは,「Lynnfieldが誰に向くか」「P55チップセットのエラッタ」などに関する言及もあったので,注目のポイントをまとめてお伝えしたい。

 Core 2に代わる,新世代のデスクトップPC向けプロセッサとしてリリースされた,Core i7-800&i5-700番台。果たしてこれらは,手持ちのCore 2システムから移行するだけの価値を持つのか。上位&下位モデルとの比較や,オーバークロック検証などから,「Core i7-870」「Core i5-750」の存在意義を探ってみたい。