北米時間2016年3月14日,AMDがGame Developers Conference 2016に合わせて開催したイベント「Capsaicin」(カプセイシン)において,新しいヘッドマウントディスプレイ(以下,HMD)「
Sulon Q」が発表となった。
カナダのSulon Technologies製となるSulon Qは,
世界初にして唯一のオールインワン&ワイヤレスのVR(Virtual Reality,仮想現実)およびAR(Argumented Reality,拡張現実)対応HMDという位置づけで,なんと,カメラだけでなく,プロセッサとしてAMDのノートPC向けAPU「
FX-8800P with Radeon R7 Graphics」
(以下,FX-8800P)を搭載する完全なPCとして機能するため,外部デバイスなしにVR&AR HMDとして利用できるのが特徴だ。
Sulon Qの製品イメージ。HMD本体がかなり大きいが,ここにAPUが入っているのだろう。バンドを挟んで本体の反対側にバッテリーパックと思われるブロックがあり,これで重量バランスを取っているのだと思われる
![画像ギャラリー No.002のサムネイル画像 / [GDC 2016]「FX-8800P」APU搭載のオールインワンVR&AR HMD「Sulon Q」がデビュー](/games/999/G999902/20160315002/TN/002.jpg) |
![画像ギャラリー No.003のサムネイル画像 / [GDC 2016]「FX-8800P」APU搭載のオールインワンVR&AR HMD「Sulon Q」がデビュー](/games/999/G999902/20160315002/TN/003.jpg) |
![画像ギャラリー No.004のサムネイル画像 / [GDC 2016]「FX-8800P」APU搭載のオールインワンVR&AR HMD「Sulon Q」がデビュー](/games/999/G999902/20160315002/TN/004.jpg) |
搭載するパネルは解像度2560
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1440ドットの有機EL。3Dサラウンドサウンド技術としてGenAudioの「AstoundSound」を採用しており,付属の対応インイヤーヘッドフォンで音から3D空間を感じられるとのことだ。また,本体には2基のノイズキャンセリング機能付きマイクを内蔵しているため,音声によるコミュニケーションも可能という。
GPUコア側演算ユニットの数にして8基のFX-8800Pでどの程度のグラフィックス処理が行えるかという点にはやや懸念もある。ただ,Microsoftの「
Hololens」と比較すれば(かなり)高いスペックを持つのも確かなので,ワイヤレスで動作するというメリットを活かせれば,面白い存在になるかもしれない。