Fusion APU「A-Series」に対応した「Catalyst 11.6a Hotfix」が公開される

　北米時間6月30日，AMDは，「Catalyst 11.6」ベースのHotfix版ドライバ，「Catalyst 11.6a Hotfix」を公開した。これは，「AMD A-Series」Fusion APUのデスクトップPC向けモデル発表に合わせたもので，国内市場だと7月3日発売予定の「A8-3850/2.9GHz」「A6-3650/2.6GHz」に対応するバージョンだ。
　サポートされるOSは32/64bit版Windows 7・Vista・XP。名称は「Catalyst」11.6a Hotfixながら，AMD A-Series搭載環境は「VISION Technology」の要件を満たすため，設定ソフトウェアの名称は「VISION Engine Control Center」となる。

　発売と同時にAMD A-Series APUを購入する気満々の人達は，下記のリンク先から，ひとまずドライバだけでもダウンロードしておくといいかもしれない。

→Catalyst 11.6a Hotfix

　ところで，Hotfix版のダウンロードページを見る限り，AMD A-Seriesの新規対応を除き，アップデートはとくにない模様。試してみたところ，少なくとも筆者手持ちの「ATI Radeon HD 5770」搭載環境には導入できたが，AMDがHotfix版ドライバを「現状渡しの無保証版」と位置づけていること，そして，ドライバのアップデートが自己責任となることからしても，従来製品を使っている人は見送りでいいのではなかろうか。