AMD，CrossFireXとをHybrid Graphicsを3月に立ち上げへ

　最大4枚のグラフィックスカードによるATI CrossFire（以下，CrossFire）環境「CrossFireX」，そしてローエンドの単体グラフィックスカードとグラフィックス機能統合型チップセットによるCrossFire環境「Hybrid Graphics」は，いずれも米国時間2008年3月4日に立ち上がることとなりそうだ。

　1月17日の記事において筆者は，AMD関係者のコメントとして「1月下旬にレビュワーへβドライバが提供され，問題がなければ『ATI Catalyst 8.2』で実装される」という情報をお伝えした。しかしAMDは最近になって，「CrossFireXとHybrid Graphicsは，CeBIT 2008に合わせてデモを行う」と，同社のパートナーとなるカードベンダー各社に通知している。
　CeBIT 2008は，現地時間3月4〜9日に，ドイツのハノーバーで開催されるIT関連総合展示会。（AMDから直接そう聞いたわけではないことを念のためお断りしておくが）報道関係者向けのレビュー解禁も，そのタイミングとなる気配だ。

　当初のスケジュールよりもやや遅れることになったCrossFireXだが，未発表のまま搭載マザーボードの販売が一部で始まった「AMD 780G」チップセットで実現されるHybrid Graphicsと併せ，CeBIT 2008のタイミングで，満を持して立ち上げられることになる。