― 連載 ―

The Movies 目指せハリウッドの星

Scene 1「ハリウッドをやっつけろ」

※この記事は開発中の「The Movies 日本語版」をもとに作成しています

 「The Movies 日本語版」の発売も1か月を切り,早く遊ばせろ! と心待ちにしている読者も多いだろう。もうちょっとの辛抱だ。

 

 前々回,前回と2回にわたってオリジナル映画作成を見てきたが,完成したムービーの出来栄えはいかがだったろうか? どのような感想を持たれたか筆者には知るよしもないが,「意味分かんない」「自分ならもっと良い作品を作れる」「全米が途中で寝た」という人は,ぜひとも1か月後にご自分で挑戦してほしい(負け惜しみ)。

 

 さて,連載5回めとなる今回は,ハリウッドナンバー1の映画スタジオを目指すために必要不可欠となる「ライオンヘッド映画賞」と「功労賞」について見ていこう。

ライオンヘッド映画賞授賞式

5年間の実績をライバル映画スタジオと競い合う,ライオンヘッド映画賞。自分の映画スタジオ(一番上)が賞を総ナメにするために,悪戦苦闘していく

 5年に一度開催され,ライバル映画スタジオとのチャート争いの成果により賞が授与される,ライオンヘッド映画賞授賞式。強いていうならば,The Movies版「アカデミー賞授賞式」だ。

 

 1924年12月に行われる第1回授賞式では,「スターチャートトップ賞」「映画チャートトップ賞」「スタジオチャートトップ賞」の3部門あり,部門ごとにノミネートされた映画スタジオが発表され,その後,受賞者(映画スタジオ)が発表される。ドラムの音をバックに「ダダダダダダダーダン!」と受賞者が発表されるお約束の演出もあって,発表直前は割とドキドキする。

 

スターチャートトップに一人だけのし上げるのは簡単。ギャラを上げて,大勢の付き人をつけるだけだ。しかし,トップスターが一人だけいても,良い映画は撮れない。多くのトップスターが出演しているほど映画の格は上がり,興行収入は増えていく 良質の映画を公開し続けて,映画チャートトップを狙う。そのためには監督や俳優のご機嫌を取る。場合によっては逆効果になることもシバシバ

 

ライオンヘッド映画賞のボーナスは,「映画に合わない俳優を使っても映画の質に影響が出ない」など,次回の映画賞につなげられるボーナスばかり

 もちろん受賞は名誉なことだが,各賞には副賞として「ジャンルに関係なく制作した映画に対する世間の関心を高める」「スターの気性を穏やかにし,満足させやすくする」「スターとスタッフのギャラをこっそり半分にできる」「スターの容姿に関係なく,すべての役に当てはまるようにしてくれる」「スターがアルコール依存症や過食症にならない」などの受賞者ボーナスが用意されており,これが次の授賞式まで有効になる。次の授賞式まで,少しばかり楽に展開できるのだ。

 

 ライオンヘッド映画賞は,回を追うごとに「最高格スタジオ賞」「チャート急上昇スタジオ賞」など一つずつ部門が増えていくので,やり甲斐も徐々に増していく。簡単にすべての賞を総ナメにできるほど甘くはないので,受賞できた部門はトップの座を維持できるようにし,受賞できなかった部門は強化を図りながら,次の賞に挑むのだ。

 

写真家にスクープ写真を撮らせれば,スター自身や出演映画の評判が上がるかもしれないが,逆に評判を落とすこともある。衣装が気に入らず,ショックのあまり給水塔から飛び降りたりすることも(死なないけど)

功労賞

功労賞を達成しないと入手できない設備やセットがある。とくに設備については,映画スタジオの格を上げていくために必要なものばかり。何としてもすべての功労賞を達成したいところだ

 ライオンヘッド映画賞で,多くの賞を受賞するために絶対に必要になるのが,条件を満たすと贈られる「功労賞」だ。功労賞は全部で9種類用意され,それぞれ三〜五つの条件を達成すると,報酬として設備やセットが得られ,次の功労賞へ挑戦できる。
 「ライオンヘッド映画賞」の特典が一時的なボーナスであるのに対して,功労賞は一度獲得すれば以後ずっと使用できる(フリーモードでも使用可能になる)。極端な話,本作の「通常モード」は,この功労賞を揃えるためのゲームモードといってもいい。

 

功労賞で一番の難題が,高い映画の星レベルを達成するもの。映画公開後の評価で何が足りないのか確認して,次の作品に生かしていく

 最初に挑戦する功労賞「大物気取り」は,「映画を5本公開する」「総額$500,000を稼ぐ」「公開した映画の星を合計5個以上にする」という条件があり,達成すると「オリジナル脚本部」が使用可能になる。
 ピンときた人もいると思うが,前回&前々回の連載で紹介したオリジナル映画制作に必要となる,オリジナル脚本部を建てるには,大物気取りを達成しておく必要があるわけだ。ちなみにこの賞は特別な努力をしなくても,撮影本数を重ねていればそのうち達成できる。
 次の功労賞は「初級スタジオ経営者」。達成条件が少しばかり厳しくなり,「スターの一人が星ランク2を達成する」「映画星ランク2の映画を公開する」「スタジオ星ランク2を達成する」の達成が必要になる。達成すれば「田舎:森のセット」が使えるようになる。こんな感じで,次々に功労賞の達成を目指していくわけだ。

 

スタジオ星ランクを上げるには,車,植物,置物,娯楽用具などの装飾品を映画スタジオ内に置いていく。これはある意味とても簡単 功労賞で得られる「広報部」は,映画をヒットさせるために必要不可欠。公開前に映画の広告やPRを打ち,制作部でマーケティング予算を使って,作品の注目度を上げる

 

 徐々に達成条件も厳しくなっていくが,中には上級脚本部,広報部といった,ライオンヘッド映画賞を得るには必要不可欠なものもある。功労賞をいかにクリアできるかは,映画スタジオ経営の展開に大きな影響を及ぼすのである。

 

大物気取り

・映画を5本公開する
・総額$500,000を稼ぐ
・総合星ランク5の映画を公開する

 

報酬:「オリジナル脚本部」

 

 

初級スタジオ経営者

・スターの一人が星ランク2を達成する
・星ランク2の映画を公開する
・スタジオが星ランク2を達成する

 

報酬:「田舎:森のセット」

 

 

中級スタジオ経営者

・銀行口座に$1,000,000以上の残高がある
・ライオンヘッド映画賞を2賞受賞する
・品質ランクが星2個より上の映画を5本公開する

 

報酬:「上級脚本部」

 

 

上級スタジオ経営者

・スターの一人を星ランク3を達成する
・星ランク3の映画を公開する
・スタジオが星ランク3を達成する
・映画を15本公開する

 

報酬:「広報部」

 

次回はThe Moviesファッションショー

 今回はライオンヘッド映画賞と功労賞について見てきたが,多くの映画賞を受賞し,功労賞を達成していくことが,ハリウッドナンバー1の映画スタジオにするために必要だというのがお分かり頂けたろうか。映画賞と功労賞の獲得を目指して映画スタジオを経営していけば,自然にハリウッドナンバー1への道が見えてくるわけだ。

 

 とくに功労賞で得られる設備やセットは,オリジナル映画を作るときに便利な「フリーモード」(前はサンドボックスモードと訳されていた)で使用するためには,先に通常モードで獲得しておく必要がある。まぁ,相当苦労するので覚悟しておいてほしい。というか,ハリウッドナンバー1うんぬんよりも,功労賞獲得のためにプレイすることになるだろう。

 

 さて,次回は映画に登場する俳優に着せる「衣装」について見ていこう。これまでにもさまざまな衣装を連載内でお見せしてきたが,本作には時代,ジャンルごとに,かなりの数の衣装が用意されている。次回は出血大サービスで一挙公開するので,お楽しみに。

 

■■UHAUHA(ライター)■■
地震雷火事トム・クルーズが苦手というUHAUHA氏は,担当編集者の勧めで「宇宙戦争」を視聴。UHAUHA氏自身が二児の父親であるため,たいそう楽しめることだろうと思ったのだが,感想を聞いてみると「地下室での狂気的なティム・ロビンスと,音声のみ出演のモーガン・フリーマンのせいで,急に『ショー・シャンクの空へ』が観たくなり,観た。面白かった」とのこと。ええと,宇宙戦争の感想は……。
タイトル The Movies 日本語版
開発元 Lionhead Studios 発売元 ラッセル
発売日 2006/04/20 価格 オープンプライス
 
動作環境 OS:Windows 98/Me/2000/XP(+DirectX 9.0c以上),CPU:Pentium III/800MHz以上,メインメモリ:256MB以上,グラフィックスチップ:GeForce 3またはRadeon 7000以上,グラフィックスメモリ:32MB以上

(C)2005 Lionhead Studios, Ltd. Published by Activision Publishing, Inc.


【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/weekly/movies/005/movies_005.shtml