プレイヤーが貴族段階に到達してしばらく経つと,女王から「献金せよ」とのお達しが来る。最初の数回はともかく,5回目6回目ともなると,女王のために稼いでるような状態になり,気分が悪くなる
貴族段階に入ってしばらく経つと,女王が「これまでの財政支援の見返り」という名目で献金の要求をしてくる。これが一度や二度ならともかく,回数が重なると累計金額も馬鹿にならなくなるため,拒否したくなるのも無理はない。
ちなみに拒否してしまうと,女王は艦隊をマップ上に派遣してくる。この時点で再度,献金の要求があるが,さらに拒否すると女王の艦隊がプレイヤーの領土を攻撃し始めるのだ。なお,最初に派遣される女王の艦隊は,探査船4隻と,それほど強くないので比較的簡単に退けられるが,以降は飛躍的に強力な艦隊が登場するため,プレイヤーが準備不足の場合は消耗戦に陥る可能性が高い。女王の艦隊に打ち勝つのは「独立」への第一歩だが,上記の戦争同様,過剰と思えるほどの戦力とバックアップ体制が整うまでは,素直に献金し続けたほうが無難だろう。
また,しばしばプレイヤーの交易船などを攻撃してくる厄介な海賊だが,こちらも根絶やしにするのは相当に困難だ。海賊の島で周囲の防護を固める塔なら戦艦で攻撃可能だが,中心部の「海賊の砦」は,兵を上陸させて攻撃するしかない。さらに砦からは,倒しても倒しててもひっきりなしに敵兵が現れるため,攻め落とすためにはプレイヤー側も人海戦を覚悟しなければならない。
実際のところ,「女王からの独立」または「海賊を滅ぼす」といった勝利条件の達成を狙うのでなければ,無理に状況に逆らわず,ボチボチ付き合っていったほうがいい。ああ,なんか現代社会を上手に生き抜くための処世術みたいだ。