4Gamer：
ラ・フロンテーラで実装される新要素としては，「定期船」というのも用意されていますね。渥美貴史氏：
定期船については，イメージイラストを用意してきたので，まずはそちらを見てもらいましょうか。4Gamer：
渥美氏/竹田氏に会うと，必ずといっていいほど「何か」を見せてくれる。今回のインタビューでは，そのタイミングでは公開されていなかった，定期船内部の様子が分かるイメージイラストだった
竹田智一氏：
大航海時代 Onlineは，世界観の性質上「ワープ」のような機能が実装できないので，あまり便利にしすぎちゃうのも問題なんですよね。定期船での移動は，普通に移動するよりは速いのですが，それでもある程度は，まったりとした船旅を楽しんでもらうことになります。渥美貴史氏：
定期船というくらいですから，日によってダイヤ（運行表）が用意されています。出発時間や到着時間はダイヤで確認でき，定期船に乗っていれば海賊に襲われることもありません。船内でポーカーを楽しんだり，新たな出会いを求めてチャットしたりしながら，のんびりとした時間を過ごしてもらいたいですね。またいずれは，定期船内用の新たなミニゲームを導入できたらな，と考えています。4Gamer：
ちなみに定期船は，1日当たり何本くらい運行しているんですか？竹田智一氏：
近距離の航路は1日一本，遠距離の航路は週に数本といったところですね。頻繁に運行してしまうと，みんな定期船に乗ってしまいますからね。当然日によってダイヤが異なるので，週末プレイヤーでも乗船できるような調整は行う予定です。渥美貴史氏：
モバイルの「自動回航」システムに似ている印象があるかもしれませんが，どちらかというと定期船は，多くの人が同じ空間で，一定の時間を過ごすことを目的としたシステムなんです。4Gamer：
大航海時代 Onlineの世界は非常に広いので，多くのプレイヤーが同じ空間に居合わせる機会って，案外少ないですからね。そういった意味では，いいコミュニケーションの場として機能しそうですね。
これは，「イベリアンガレオン」という船（定期船ではない）。ほかにどのような船が追加されるのか，実に楽しみだ
渥美貴史氏：
航路については検討中なのですが，リスボン，ケープなどの主要な港であれば，定期船が発着します。定期船の航行範囲は，ラ・フロンテーラ以前のバージョンで行ける主要港となりますが，多少遠い港でも，数回の乗り継ぎでたどり着けるはずです。竹田智一氏：
船内では，街でできることなら基本的になんでもできるので，時間限定の船内バザールなんかも行われそうですね。4Gamer：
船内の様子を見る限り，食事もできるみたいですね。行動力の回復が可能なら，生産依頼の受け付けなんかもできそうだ。ところで定期船内には，定期船ならではの酒場娘も用意されているんですか？竹田智一氏：
それは考えていませんでしたね。好感度を上げるために，ダイヤを調べて頻繁に乗船しなければならないのか（笑）。渥美貴史氏：
そのアイデアはいいですね。ぜひ検討させてもらいます（笑）。
