The Adventure Companyの「The Moment of Silence」は，2044年のニューヨークが舞台のスリラーアドベンチャーだ。ポイント＆クリック形式で，反射神経などは基本的に必要とせずに物語が進行していく。
主人公は広告代理店に勤務するピーター・ライト（Peter Wright）という男で，ある日アパートの隣の部屋にSWATチームが突入し，住人を連れ去るところから事件が始まる。なんとなく首を突っ込んでしまった主人公も，やがて大きな陰謀に巻き込まれていく……という物語だ。

　2004年10月末にリリースされたヨーロッパ版デモ＃1「The Moment of Silence Demo」と，つい先日リリースされた北米版デモ＃2「The Moment of Silence Teaser Demo」の両方を掲載する。デモ版では＃2が物語の序盤，＃1は中盤以降から抽出したワンシーンを収録している。
　ゲームはポイント＆クリック式で，マウスでクリックした地点に主人公が歩いてゆき，何らかのレスポンスを返す，ときにはNPCと会話をするという形式で進む。少なくともデモ版では襲いかかってくる敵と戦闘になったり，トラップを間一髪で回避しなければならないといった，反射神経を必要とするシーンは登場しない。

　デモ＃1は，逮捕された主人公がアルカトラズ刑務所に収容されるところから始まる。あの手この手で脱走を図るわけだが，最初に歯に発信機か何かを埋め込まれるらしく，脱走を困難なものにしている。
　デモ＃2はニューヨークの下町が舞台で，かなり治安の悪そうな空気が漂っている。甲高い声でギャーギャーわめいているチンピラや，コールガールのお姉さんと会話しつつ，とあるカフェに入る手段を見つけなければならない。
　なお，Mキーでメッセンジャーというアイテムを使用できるはずなのだが，＃1デモでこの機能を使おうとすると強制終了してしまうことがあるようだ。また，画面中の操作可能なポイントの一部は，Hキーを押すと表示されるので試してみよう。

 

 

■キー操作 メニュー　Escキー アクション，使う　マウス左クリック 見る，キャンセル　マウス右クリック ヒント　H メッセンジャー　M ■動作環境 OS：Windows 98SE/Me/2000/XP CPU：PentiumIII/1GHz以上（2GHz以上推奨） メモリ: 128MB以上（256MB以上推奨） ビデオカード：VRAM64MB以上（128MB以上推奨） DirectX 8.1以降 （デモ＃1：294MB） （デモ＃2：146MB） The Moment of Silence (C) 2001-2004 House of Tales Entertainment GmbH. All rights reserved. House of Tales and its logo are registered trademarks. The Moment of Silence is the intellectual property of House of Tales Entertainment GmbH.

 

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