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「女神転生IMAGINE」,記者発表会で正式サービス開始後のアップデートプランを公開。ガンホーゲームズでは6月からサービス開始予定
2007/03/27 21:49
 ケイブとガンホー・オンライン・エンターテイメントは,現在オープンβテスト中のMMORPG「女神転生 IMAGINE」に関する記者発表会を本日(3月27日)開催した。

 この記者発表会では,先ほどお伝えした,女神転生IMAGINEの正式サービスが4月4日から開始されることのほか,正式サービス開始に伴う大型アップデートの内容および課金アイテムの概要,記念キャンペーンやイベント,今後8月までのアップデート予定などについて発表された。また同時に,ガンホーゲームズによる同タイトルのディストリビューション展開が,6月に開始される予定であることも明らかとなった。

 最初に登壇したのは,ケイブの代表取締役社長である高野健一氏。高野氏は正式サービス開始にあたって,同タイトルを“良いオンラインゲームという自信がある”と述べ,またガンホーゲームズとの業務提携によって,ビジネスとして成功する確率が高まったと評した。加えて,プレイヤーと協力して素晴らしいオンラインゲームにしていきたいと抱負を述べていた。

 続いて,ガンホー・オンライン・エンターテイメントの代表取締役である森下一喜氏がスピーチを行った。森下氏は,女神転生シリーズを“日本の代表的なRPGである”として,女神転生IMAGINEもまた,ケイブとの協力によって数ある外国産タイトルに負けない「国産オンラインゲームのブロックバスター」として成功させたいとの意気込みを語っていた。

(左)ケイブの代表取締役社長である高野健一氏
(右)ガンホー・オンライン・エンターテイメントの代表取締役である森下一喜氏


■大型アップデートは4か月ごと
■バランス調整やマイナーアップデートは毎月実施


ケイブ オンラインゲーム部 プロジェクトディレクターである谷川ハジメ氏
 続いて,ケイブ オンラインゲーム部 プロジェクトディレクターである谷川ハジメ氏が,「女神転生IMAGINE」の正式サービス開始に伴う大型アップデートの内容を発表した。

 まずストーリー面では,すでにオープンβテストまでに公開されている「デビルバスター編 Act.1〜2」に続くエピソード,「Act.3 襲撃」と「Act.4 アズラ」が配信される。
 これらはAct.1〜2同様,「真・女神転生I」と「真・女神転生II」の間の“空白の時代”を埋めるエピソードとなり,「セツ」という名の少年を中心として展開される。また,悪魔と密接な関係にありそうな謎の少女,アズラが登場する。説明のさいは,予告編のような動画が上映されたが,それを見た限り,Act3以降で本作のストーリーが本格的に進行していくように感じられた。Act.1,Act.2はプロローグ的なものだっただけに,期待したいところだ。
 なお,こうしたストーリーは,当面隔月で最新のものが配信される予定で,その後も定期的に配信されるとのことだ。

発表会では,Act.3以降の予告編ともいえるムービーが流された。谷川氏によれば,本作のストーリーの鍵を握るキャラクターが「セツ」という少年になるとのこと


 マップについては,既存のフィールドにダンジョンが追加される。具体的には,力のオベリスクの影響を受ける「イチガヤ魔階坑道」と,秩序のオベリスクの影響を受ける「シブヤ魔階坑道」が登場。それぞれ,最終ボスとして「美のトパーズの守護者」「栄光のオパールの守護者」が待ち受けている。
 魔階坑道は,オープンβテスト段階ではスギナミ魔階坑道のみ実装されており,なんてことのないプライベートダンジョンだった。しかし,正式サービス後はストーリーに深く関連する場所になるようだ。それを示すかのように,スギナミ魔階坑道にも“スギナミ魔階坑道プレート(灰)”が追加されることが明らかにされた。
 また,今後のストーリー展開に応じて「LAWの町シナガワ」,「CHAOSの町ウエノ」が順次開放されていくとのことで,それぞれダンジョンや新NPCが待ち受けているそうだ。
 そのほか,プレイヤーキャラクターのレベルキャップは,正式サービスの開始に伴い,現在のレベル45からレベル50へと引き上げられる。それに伴い新しい武器や防具なども大幅に追加される。

 さらに谷川氏は,正式サービス開始から8月いっぱいにかけてのアップデートスケジュールを発表した。スケジュールによれば,今回の正式サービス開始時のような大型アップデートは,4か月ごとに行われる予定。その間も細かなバランス調整やサイドストーリー,機能追加は毎月行っていく予定となっている。
 谷川氏は,これらの絶え間ないアップデートによって同タイトルの世界は枯れることなく,常に斬新な姿を保っていくとコメントした。

今後の展開のスライド。物語が集約する「IMAGINEの部屋」のイメージイラストや,今後実装されるであろうマップがほんの一瞬だけ見せられた


■数年規模で拡張されていく女神転生IMAGINEの世界
■「悪魔コロシアム」や,仲魔に騎乗(!)できるシステムも


 次に,女神転生IMAGINEにおける今後数年を見据えた長期計画に基づくアップデート予定が明らかにされた。
 システム的には,プライベートダンジョンの攻略に要した時間を競う早解きトライアル「タイムアタック」およびそのランキングの提供を予定。また3体の悪魔を合体させる「3身合体」や,特定条件下で想定外の結果となる「合体事故」,アイテムと悪魔を合体させて強化する「エンチャント」など,合体のバリエーションを充実させていくとのことだ。
 さらには装備品の修理/改造,モンスターと人間それぞれが作り出したアイテムを組み合わせることによる薬品の調合,過去の文明の遺物を発掘して最新のテクノロジーと融合させ新たな武器を製造するなど,ゲーム内の生産活動にも広がりを持たせていく。
 加えて,プレイヤーの仲魔同士を戦わせる「悪魔コロシアム」や,従来の女神転生シリーズで人気のカジノシステムも実装される予定となっている。

 また,従来シリーズでもプレイヤーからの要望が多かったという,悪魔や近未来兵器への「騎乗」,いわゆるライディングシステムも今秋実装を目標に開発中とのこと。カンファレンスでは最新の開発画面が公開された。

アップデート予定の中でも,女神転生シリーズ初となる,仲魔に騎乗するライディングシステムが目を引く。谷川氏は,今秋には実装したいと語っていた


■ケイブによるプロモーションマーケティング展開では
■新規プレイヤー獲得のためのキャンペーン群を実施


ケイブのマーケティング担当である西山竜大氏
 続いてケイブのマーケティング担当である西山竜大氏から,女神転生IMAGINEのプロモーション展開について説明が行われた。
 西山氏は,同タイトルに基本プレイ無料,アイテム課金制を採用したのは,「より多くの人に世界観を楽しんでいただくため」とコメントしており,気になる課金アイテムの内容は,大きく分けて「成長育成系」と「装飾系」の2種類となると発表した。
 前者は移動速度上昇や取得経験値倍増,デスペナルティの回避などの効果を持つものが例として挙げられ,価格帯は10〜180 CP(100〜1800円)程度となる予定だ。また後者は,女神転生シリーズの登場キャラクターでおなじみの衣装などが30〜120CP(300〜1200円)で提供される予定とのこと。例として,「真・女神転生デビルサマナー」のキョウジやレイホゥの衣装,「ペルソナ2 罪」の七姉妹学園(セブンス)の制服などが挙げられた。

有料アイテムは,移動速度2倍,獲得経験値2倍,デスペナルティ軽減といったものが用意される。コスチュームについては,シリーズの強みを生かしたいと西山氏は語っていたので,もしかしたら初代「デジタル・デビル物語 女神転生」のコスチュームも登場したりするかも?


 正式サービス開始を記念して,実施されるキャンペーンとイベントは以下のとおり。

・新規登録キャンペーン(4月4日〜5月6日)
 期間中に登録し,実際にゲームにログインしたプレイヤーを対象に,お試しアイテムセットをプレゼント。また対象者の中から抽選で,1名に女神転生IMAGINE推奨PC(ツクモ電機提供)が,3名に同推奨グラフィックスカードがプレゼントされる(詳細は後日発表)。

・レベルアップキャンペーン(4月4日〜5月6日)
 期間中に一定レベルに達したプレイヤーの中から抽選で,完全生産限定の悪魔辞典WebMoneyカードをプレゼントするというもの。レベル11以上になると自動的に“ピクシー”の抽選対象となり,レベル20以上になるとさらに“ケルベロス”の抽選対象となる。ともに80名に当たるチャンスがある。

・正式サービス記念イベント
日時:4月1日1:00PM〜8:00PM(数量限定,なくなり次第終了)
場所:東京都新宿駅南口,FLAGSビル前
コスプレイヤー登場時間:(1)1:00PM〜 (2)3:00PM〜

※3月29日3:00PM頃,コスプレイヤーの登場時間を追記しました

 20XX年の東京から来た女の子二人が持ってきたという設定の「20XX年新東京みやげ」を配布。中身は“新東京みやげ”のドライフード,特製小冊子「Tokyo Warrior」(東京ウォリアー),女神転生 IMAGINEのインストールディスクなどで,配布時には本カンファレンスでお目見えしたコスプレイヤーも参加するとのこと。

 このほか,「ベルセルク」や「戦國志」,「鬼武者」などの立体造形で知られている,謙信氏が手がけたケルベロスのフィギュアの販売予定が発表された。

会場には,ケルベロスフィギュアのサンプルが展示されていた。写真では伝わりにくいかもしれないが,なかなかの迫力である


■ガンホーゲームズでは6月からサービス開始予定
■GungHo-IDを持つ新規プレイヤーの獲得が狙い


ガンホー・オンライン・エンターテイメントのマーケティング本部 市川慎一氏
 最後に,ガンホー・オンライン・エンターテイメントのマーケティング本部 市川慎一氏が,ガンホーゲームズによるディストリビューション展開について発表した。
 市川氏によれば,ガンホーゲームズにおける女神転生IMAGINEのサービスは,コンテンツの充実を見込んで,6月のアップデートに合わせて開始するとのこと。また,ガンホーゲームズから同タイトルのアトラクションIDを作成した場合には,ゲーム内アイテムおよびガンホーゲームズのコミュニティで使用できるアバターアイテムがプレゼントされる。さらにガンホーゲームズでは公式の「女神転生IMAGINEサークル」を開設したり,メールマガジンを配信したりする予定とのことだ。



 なお,女神転生IMAGINEのオープンβテストで使用したアカウントおよびケイブを通じて取得したアカウントは,ガンホーゲームズのサービスに移行できない。ガンホーゲームズで同タイトルをプレイするには,6月以降,ガンホーゲームズを通じて新規にアトラクションIDを取得することになる。

 今回の正式サービス開始の発表は,春休みから大型連休にかけてのプレイヤー獲得を見込んだもので,実に妥当なものだといえるだろう。既存プレイヤーにとっては,定期的なアップデートがなされるということで,期待がふくらむ要素が多く楽しみだ。
 不安なのは,ケイブとガンホーゲームズのサービス開始時期がずれることにより,ユーザーの間に無用な混乱が発生するのではないかという点である。二社間をまたぐマーケティング戦略が,プレイヤーにどのような評価されるのか注目したいところだ。(ライター:大陸新秩序)



女神転生IMAGINE
■開発元:ケイブ(アトラスと共同開発)
■発売元:ケイブ
■発売日:2007/04/04
■価格:N/A
→公式サイトは「こちら」
女神転生IMAGINE プレミアムパッケージ
■開発元:ケイブ(アトラスと共同開発)
■発売元:ケイブ
■発売日:2007/03/30
■価格:N/A
→公式サイトは「こちら」
ガンホーゲームズ
■開発元:N/A
■発売元:ガンホー・モード
■発売日:2006/07/13
■価格:N/A
→公式サイトは「こちら」

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http://www.4gamer.net/news/history/2007.03/20070327214915detail.html