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EA,BF2142の最新ブースターパック「ノーザンストライク」を正式発表
2007/01/22 16:13
 エレクトロニック・アーツは本日(1月22日),マルチプレイFPS「バトルフィールド2142」(原題 Battlefield 2142。以下,BF2142)のブースターパック,「バトルフィールド2142:ノーザンストライク」(原題 Battlefield 2142: Northern Strike)を2007年3月に発売すると発表した。価格は未定。
 ご存じのとおり,ブースターパックとは,廉価でネット販売されるバトルフィールドシリーズの追加データ集であり,今回のノーザンストライクはその第一弾にあたる。もともとこのブースターパック,2006年末に発売が予定されていたらしいのだが,なかなか情報が出てこなくて我々をちょっとヤキモキさせたという経緯がある。ブースターパックの導入にはBF2142本体が必要であり,また当然ながら日本語に対応している。

 BF2142は,2006年10月に発売されたバトルフィールドシリーズ最新作で,これまで,第二次世界大戦,ベトナム戦争,そして現代戦と続いてきた戦場を100年以上先の未来に置いたSFタイトルとなった。二足歩行の戦闘兵器“バトルウォーカー”やホバー移動をする戦車,ロボット兵器や姿を消せるアクティブカモフラージュなど,個性的な未来兵器/アイテムが次々に登場し,突然の氷河期に襲われ,資源や土地をめぐる激しい戦いの時代に陥った世界を舞台に,生き残りをかけた戦闘を行うことになる。詳しくは,4Gamerに掲載したレビュー連載記事などを参照してほしい。



 ノーザンストライクはそんなBF2142のブースターパック第一弾で,ヨーロッパ戦線を中心とした3枚の新マップ,および2種類の新搭乗兵器が導入される。マップ「Port Bavaria」はアルプスを舞台に,PAC軍のタイタンドックをEU軍が襲撃するという設定。「Bridge at Remagen」では,第二次大戦末期に激戦が繰り広げられた,ライン川のレマゲン鉄橋が再度,苛酷な戦場となり,また「Liberation of Leipzig」は,例年のGames ConventionでおなじみのライプチヒをEU軍が攻撃する夜戦マップとなる。3枚のマップはすべてコンクエストモード用で,うち二つがタイタンモードにも対応しているとのこと。コンクエストはいずれもアサルトで,守備側をPAC軍が,攻撃側をEU軍が担当する。
 登場する新兵器は,EU軍の重歩兵戦闘車(IFV)“Goliath”とPAC軍の軽戦闘車両“Hachimoto”。Goliathは,移動速度は遅いものの重武装で,移動砲台としても活躍する。対する“Hachimoto”は,ホバー式で高速移動する3人乗りの車両だ。

 さらに,10種類のアンロックアイテムと11種類のアワード/メダルの追加が行われ,「取れるものは取った」という強者プレイヤーにとっても,新たな戦いに挑む価値は十分にありそうだ。掲載したスクリーンショットを見ると,都市を遠く離れた広い戦場や,夜の戦いなど,プレイヤーに対する訴求力はかなりある。パブリッシャのEAは,シリーズを通して追加データ集の開発に熱心であり,これが最初で最後ということはもちろんないはずだ。というわけで,追加情報などもお楽しみに。(松本隆一)


バトルフィールド2142:ノーザンストライク
■開発元:EA DICE
■発売元:エレクトロニック・アーツ
■発売日:2007/03/22
■価格:オープンプライス
バトルフィールド2142
■開発元:Digital Illusions CE
■発売元:エレクトロニック・アーツ
■発売日:2006/10/20
■価格:オープンプライス
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2007.01/20070122161307detail.html