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[韓国ゲーム事情#640]YNK Korea,北朝鮮が舞台のFPSを発表
2007/01/11 14:01
Kimの韓国最新PCゲーム事情#640

YNK Korea,北朝鮮を舞台とするオンラインFPSなどの開発を発表(2007/1/11)

Text by Kim Dong Wook特派員

 MMORPG「R.O.H.A.N」で知られるYNK Koreaは,「2007 YNK Koreaゲーム制作発表会」を1月10日に開催し,新作を公開した。この中で同社は,会社の組織を開発部門と海外サービス部門に分割し,“グローバルコンテンツリーダー”として成長していくとのビジョンを示した。

 新作として発表された「STING」は,ValveのSourceエンジンを用いたオンラインFPS。Sourceエンジンの特徴を生かし,キャラクターのアクションや,オブジェクトの動きなどのリアルさを追求して,既存のオンラインFPSと一線を画すゲームを目指すという。

 STINGのテーマは,これまでのゲームにあまり見られなかった衝撃的なものとなっている。北朝鮮でクーデターが発生し,金正日総書記が失踪。朝鮮半島の軍事的緊張が高まったという設定で,プレイヤーは核戦争の勃発を防ぐべく,特殊部隊の一員として隠密作戦に参加するのだ。
 これまでタブー視されてきたテーマであることに加え,昨今の政治情勢とも関わりがあることから,各所で論議を呼ぶ可能性は非常に高い。
 とはいえ,デリケートな内容であるだけに,緊張感の高いプレイフィールを味わえるであろうことは容易に想像がつくし,実際その点を評価する声は少なくないようだ。

 なお発表会では,STINGのユニークなシステムとして,クラン間の競争を促す「リアルタイムトーナメントシステム」や,プレイヤー同士が意見交換などを行える「Anytimeコミュニティシステム」を用意することが説明されている。

 発表会で公開されたもう一つの新作は,横スクロールシューティングとレースの要素を兼ね備えたオンラインゲーム「Card Dungeon Craypas」だ。2005年10月に開発がスタートしたという本作は,アニメ風のグラフィックスが目を引くカジュアルゲーム。さまざまなアイテムを使ってキャラクターを装飾できるのはもちろんのこと,チューニングシステムで乗り物の飛行特性自体をカスタマイズできるという。
 ゲームモードとして,アイテムモード,スピードモード,ミッションモードなどが用意されているうえ,プレイヤーが所定のレベルに達するごとにさまざまなミッションが追加されるため,飽きずに楽しめるようだ。

 また本作は,「コレクションカードシステム」を備えている。単にゲーム内でカードを集めるだけでなく,手持ちのカードを組み合わせ,さまざまな属性を持つレアカードやユニークカードを作ることも可能だ。

 YNK Koreaの社長を務めるYoon Young Seok氏は,「私達の持つ制作者マインドは,過去の優れた作品を基盤として新たな作品を生み出すことだ。R.O.H.A.Nで培った開発力とパブリッシングのノウハウを生かし,世界市場で飛躍したい」とコメントしている。
 また,今回発表された2タイトルのサービス開始時期については,2007年上半期中を目標とすることを明らかにした。

 ともあれ,“グローバルコンテンツリーダー”を目指す同社が,この日発表された新作を日本市場に投入する日は,そう遠くないのではないだろうか。


STING
■開発元:YNK Korea
■発売元:YNK Korea
■発売日:2007/前半
■価格:N/A
Card Dungeon Craypas
■開発元:YNK Korea
■発売元:YNK Korea
■発売日:2007/前半
■価格:N/A

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http://www.4gamer.net/news/history/2007.01/20070111140144detail.html