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「グラナド・エスパダ」無料化で同時接続者数が3倍,ダウンロードは20倍に&2万以上の不正アカウントを停止
2006/12/27 17:46
 ハンビットユビキタスエンターテインメントは,現在サービス中のMMORPG「グラナド・エスパダ」が,2006年12月19日の基本無料化以来,同時接続者数で3倍,公式サイトアクセスで10倍,クライアントダウンロード数で20倍に達したことを発表した。同時に,同社では急激な負荷の上昇に対し,回線の増強作業を完了した。クライアントダウンロードおよび,パッチダウンロードの過密が改善されている。

 現在は6ワールドで運用されているが,今後はサーバーの増強も予定されている。

 また,不正アカウントを2万アカウント以上停止したことも発表されている。一度に発表される数としてはかなり多いが,これはすべて無料化前に実施されたものとのこと。なおグラナド・エスパダでは,基本無料化と合わせて不正アクセス防止ツール「Xtrap」が導入されているので,今後はさらに,不正行為が減ることが期待できる。
 今回の停止処分には,永久停止と一時停止のものが含まれるが,運営ポリシーによると,いきなり永久停止処分にされる例には,アカウント盗用,詐欺/ハッキング,プログラム改変,RMT,不正ツールの使用などが挙がっている。一時停止は,アカウント共用,虚偽の申告,GM詐称などだ。外部ツールやマクロ使用が一発BANなので,かなり厳しめの運用といえるだろう。
 リリースを読んで少し気になったのは,これまで「サポートされない」としか言及されていなかったクライアントの多重起動が,禁止事項として扱われているらしい点だ。ツールによって禁止されているので,気づかず違反する心配はないが,かなり厳しく運用されるらしいということは気に留めておいたほうがいい。無料化と同時に,不正アクセスが大幅に増えたり,ゲーム内が荒れたりといったことを心配していた人には,むしろ朗報といえるだろう。(aueki)



#### 以下リリースより ####

 『グラナド・エスパダ』は、基本無料化及び『Road to GE2.0』の最終メジャーアップデートとなる1.96.9を12 月19 日15 時に実施し、その直後より、同時接続者数3 倍、新規化入者数が5 倍、公式サイトアクセス数が10 倍、アクティブ接続者数が4 倍、クライアントダウンロード数が20 倍となり、現在もなお、同時接続者、アクティブ接続者数、新規加入者は継続的に同水準を維持、これに伴い、クライアントの再パック化によるダウンロード時間の短縮、パッチサーバーの強化によるパッチ負荷の軽減及びダウンロード回線の強化を実施いたしました。また、ログアウト後もインゲームでアイテム取引可能な『マーケットシステム』の導入による露店放置取引による負荷対策も実施しております。上記全ての対策及び実装は終了し、現在は快適な環境を実現しています。
 また、今後年末年始の接続者数の増加及び1 月19 日に予定されるGE2.0 へのバージョンアップにに合わせた、さらなるコンテンツの増加、ユーザー数の増加に対応すべく、すでにサーバー増設(場合によってはワールド新設)の準備に入りました。
 また、正式サービス以降、現在までに累計で2 万アカウント以上の不正アカウントを一時、または永久停止としており、さらに12 月19 日からは、クライアント側の多重起動防止や、不正対策ツール‘X-TRAP’の導入といった、より効果的、かつ根本的な対策の強化を実施しております。今後も、不正行為への対策につきましては、今後も状況に合わせて調整しつつ、更なる強化を行ってまいります。
 今後も、接続状況に合わせた各種対策を準備し、ユーザーの皆様に快適な環境を提供してまいります。


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グラナド・エスパダ
■開発元:IMC Games
■発売元:ハンビットユビキタスエンターテインメント
■発売日:2006/07/21
■価格:基本プレイ料金無料,アイテム課金
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2006.12/20061227174629detail.html