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さくらインターネット,Turbineと契約してオンラインゲームへ進出
2005/12/28 22:08
さくらインターネットが手がけるのは,はたしてどんなタイトルなのか?(画面は「Dungeons&Dragons Online: Stormreach」)
 米Turbineが開発したMMOタイプのオンラインゲームの日本語版製造/複製/販売および運営に関する権利を,さくらインターネットが約1億2000万円で取得した。

 では具体的にどんなタイトルを,さくらインターネットが手がけることになるのだろうか。プレスリリースには,「同社(Turbine)が現在商業リリースの準備をしているMMOGを日本で事業展開する」とある。つまり,まだ米国でも正式サービスが行われていないタイトルということになるだろう。
 Turbineが開発元でMMOタイプの,正式サービスにはまだ至っていないタイトル……となると考えられるのは,「Dungeons&Dragons Online: Stormreach」(以下,D&D Online)か「The Lord of the Rings Online: Shadows of Angmar」(以下,LotR Online)あたりだろう。
 とはいえ,LotR Onlineがまだβテストの開始時期すら明らかにされていない一方,D&D Onlineは米国で2005年11月1日よりβテストが行われており,さらに2006年2月28日発売予定のパッケージ版(49.99ドル)の予約も受け付け中だ。しかもD&D Onlineのヨーロッパでの運営をCodemastersが担当することまで,2005年11月の時点で明らかになっている。また,さくらインターネットも「本事業年度中は、日本語版の製造ならびに販売に関する計画を進め、本格的な販売は次事業年度を予定しています」としている。
 状況証拠にすぎないが,これらを考えてみると,さくらインターネットが担当するのは,やはりD&D Onlineになるのではないだろうか。

 ちなみに,さくらインターネットは「当社の強みであるデータセンター事業のインフラを活かせるうえ、コンテンツの付加によって新たな企業価値創造が見込まれる」とし,Turbineからのライセンス取得を目指してきたと,プレスリリースで明かしている。
 MMOタイプのオンラインゲーム運営についての実力は未知数の同社だが,インフラに付加するコンテンツとしてあえてゲームを選んだからには,何らかの勝算があるのかもしれない。
 とりあえずは正式なタイトル発表などを含め,続報を待とう。(TeT)


ダンジョンズ&ドラゴンズオンライン:ストームリーチ
■開発元:Turbine
■発売元:さくらインターネット
■発売日:2006/08/10
■価格:ダウンロード版 1500円(税込) 利用料金:1500円/1か月(税込)
→公式サイトは「こちら」
ロード・オブ・ザ・リングス・オンライン アングマールの影
■開発元:Turbine
■発売元:さくらインターネット
■発売日:2007/06/01
■価格:ダウンロード版 3000円(税込) 利用料金:1500円/1か月(税込)
→公式サイトは「こちら」

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http://www.4gamer.net/news/history/2005.12/20051228220849detail.html