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ゲームポット「君主」のテスター募集開始 4Gamer枠は500人
2005/11/15 17:22
 ゲームポットは,政治経済MMORPG「君主」クローズドβテスト11月29日(火)開始することを明らかにした。クローズドβテストは,5000人前後の規模で行われる予定。そしてテスターの募集は,本日(11月15日)18時から24日(木)正午までとなっている。
 なお今回,4Gamer読者枠として500人分を用意してもらえた。興味のある人は,

http://www.kunshu.jp/

から応募してほしい。なお倍率が高くなりすぎた場合は,追加枠もあり得るとのこと。



 君主は,韓国で200万人もの会員を誇る,2DグラフィックスのMMORPG。16世紀の韓国(李氏朝鮮の時代)をベースとした舞台で,戦闘のみならず商売や株取り引き,選挙などをゲーム内で楽しむことができる。開発は,「巨商伝」を開発したKim Tae Gon氏が,NDOORSに移籍して担当している。

 本作は,ゲーム内に政治システムが組み込まれているのが最大の特徴。選挙によって選ばれた「君主」はワールド(ゲーム内で最も大きなコミュニティ)内に存在する各国を束ね,教育・福祉・防衛・治安・経済・流通などを担当する5大臣を任命できる。もちろん君主も5大臣もプレイヤーが担当することになる。
 また,ゲーム内で2番目に大きいコミュニティとして都市国家も存在。都市国家は,実際の株式会社のように株式を公開することで,それを資金源に国を発展させることができる。
 都市国家の代表者「国守」も君主同様,選挙によって選ばれる。これは各国の株主が任意に候補者を選出し,株主による投票で決定するという流れだ。国守に選ばれたら,建物の配置や,宣伝活動や手数料などの調節により人口増加を図り,都市国家をより繁栄させるべく務める必要があるという。



 もちろん,政治や経済システムだけでなく,RPGらしい戦闘システムも搭載。当然のことながらパーティプレイにも対応しているので,仲間達とダンジョンの奥に潜むボスキャラクターを倒しに行くといった遊び方も可能だ。キャラクターの育成にはスキル制が採用されているという。

 戦闘に必要な武器には,近接戦闘用のものから遠距離攻撃用のものまで,さまざまなタイプが存在。ただし,本作に登場するすべての武器と防具,そして一部の消費アイテムは,製造職人が生み出すことになるというあたりは,なかなか個性的なシステムと言えるだろう。
 製造職人が優秀であるほど,武器や防具も高度なものが生まれ,それが都市国家内に流通することになる。そのため,優秀な職人を多く抱えている国は,知名度が高まり,人口増加にもつながるという。また,熟練度の高い製造職人が増えていけば,君主の世界全体の技術水準が向上するという仕組みも用意されているようだ。
 つまり,製造職人として武器や防具を淡々と製造していると,それが都市国家やワールド全体の経済活性化にもつながるということになる。

 なお,都市国家間の戦争システムも用意されている。こちらは攻城戦になっており,勝利した国は敗れた国の利益の一部を上納金として獲得できる(もちろん,敗北した国はその分のペナルティを背負うことに……)。
 戦争に勝利し続ければ,下位の都市国家を複数従えることができ,ワールド全体に影響を与えられるようにもなるようだ。

 動作環境は,OS:Windows 98SE/Me/2000/XP(+DirectX 8以上),CPU:Pentium III/800MHz以上,メインメモリ:128MB以上,3D対応グラフィックスカードと,比較的低スペックのPCでもプレイ可能になっている。

 ちなみに本作,韓国の中央大学の経済学科が本作を授業教材として採択したこともあるというから,政治・経済シミュレーション的な要素の作り込みは,相当しっかりしたものだと期待してもいいだろう。興味が湧いた人は,クローズドβテスターに応募してみてはいかがだろうか。(TeT)

「君主」クローズドβテスト4Gamer枠500人への応募は
          http://www.kunshu.jp/


君主 online
■開発元:NDOORS
■発売元:ゲームポット
■発売日:2006/03/31
■価格:基本料金無料+アイテム課金
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2005.11/20051115172229detail.html