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[E3 2005#041]Mythicの新作は「Warhammer」を題材としたMMORPG
2005/05/20 17:05
 E3初日(2005年5月18日)の夕方,Mythic Entertainmentのブースにて,関係者と一部のメディアだけを招待した"Celebration of Imperator - With Cocktail and Demonstration"が行わた。そこではMythicの新作として,「Warhammer」をテーマとしたMMORPGの開発が発表された。

 イベントは,Mythic EntertainmentのCEOを務めるMark Jacobs氏のスピーチで始まり,Mythicの新たな挑戦となる「Warhammer」プロジェクトを発表。Jacobs氏自らが白紙の契約書を懐から取り出し,その場でサインを取り交わすという演出が行われ,サイン時は関係者からの歓声がと拍手がわき起こる一幕も。
 氏はスピーチの中で,「Warhammerという権威あるプロダクトを手がけることができて,たいへん嬉しい。本作を,Warhammerの世界を舞台にした最高のRvR MMORPGにしたい」とその抱負を語り,今回の契約締結に対する期待感を露わにした。
 Jacobs氏によれば,今回は純粋なライセンス契約であり,作品の開発とディストリビュートをMythicが担当する内容になっているという。本作の開発には,同社の看板タイトルである「Dark Age of Camelot」の開発者を含めた新たな開発チームが編成され,彼らが制作に従事するという話だ。まだ契約を取り合わしたばかりで,流石に具体的な話は何も決まっていないとのことだったが,2007年頃には正式サービスを行えるようにしたいとした。

 明確に発表された情報があまりに少なく,いささかコメントに窮する今回の発表だが,イベント終了後に,発表会に同席していたWarhammer関連の元締めGames Workshop社のSimon Moorhouse氏に話を聞いてみた。氏によれば,「Warhammer Online」の開発が中止された後も"Warhammerを題材にしたMMORPG"をなんとか世に出したい一心で,いろいろと動いていたのだという話。そんな中,Mythicからのコンタクトを受け,何度も話し合った結果,彼らとライセンス契約を結ぶにいたったのだという。
 ゲームの中身についてはやはり「まだ何も言えない」とのことではあったが,今回の発表作品とWarhammer Onlineとは,もはやまったく関係なく,完全なる新規プロジェクトであることを強く強調していた。Warhammer Onlineの遺産は使わずに,オンランゲーム開発に定評のあるMythicによって,フルスクラッチされる方向性になるという。
 Warhammerの世界観で,MMORPGで,RvRが主体という以外はまったく形が見えない本作だが,今度こそは正式サービスにこぎ着けられるよう期待しておきたい。(TAITAI)


Warhammer Online: Age of Reckoning
■開発元:EA Mythic
■発売元:Electronic Arts
■発売日:2008/Q1
■価格:N/A
→公式サイトは「こちら」

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http://www.4gamer.net/news/history/2005.05/20050520170528detail.html