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イベント-2012/08/15 00:00

[SIGGRAPH]DirectX 11級のグラフィックスがスマートフォンに。「Mali-T604」の実動デモが公開された「Exhibition」展示セクションレポート(前編)

 SIGGRAPH 2012の展示セクションから,一般企業がブースを構える「Exhibition」のレポートを2回に分けてお届けする。前編で取り上げるのは,ARMブースとImagination Technologiesブース。ARMブースでは,「Mali-T604」の実動デモが行われていたが,披露されていたグラフィックスを見る限りは,なかなか期待が持てるクオリティだ。
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イベントムービーニュースHARDWAREHARDWARE:MaliHARDWARE:PowerVRGPU発売元:Arm(旧称:ARM)発売元:Imagination Technologiesイベント:SIGGRAPH 2012ライター:西川善司

 スマートフォン向け最新SoCのGPUは,レイトレーシングに対応しているが,実際のゲームグラフィックスで活用されている例は少ない。GDC 2024でArmは,スマートフォン向けゲームでのレイトレーシング活用法について解説するセッションを行った。興味深いポイントが満載だ。

 半導体設計大手のArmは,GDC 2023に出展して,同社初のスマートフォン向けリアルタイムレイトレーシング対応GPU「Immortalis-G715」のデモを披露した。2023年中にも搭載スマートフォンが登場する本製品によって,スマートフォン向けゲームにも,いよいよレイトレーシング技術がやってくるだろう。

 2018年6月4日,Armは,台湾・台北市で開催した報道関係者向け説明会で,新型CPU IPコア「Cortex-A76」やGPU IPコア「Mali-G76」など3製品を発表した。どちらのプロセッサも,処理性能や消費電力当たりの効率だけでなく,エッジAI処理における性能向上にも重点を置いているのが特徴だ。

 中国時間2018年3月6日,Armは,中国・北京で開催した報道関係者向けイベントで,ミドルクラス市場向けSoCをターゲットとする新型GPU IPコア「Mali-G52」と,エントリー市場向けSoCを狙う「Mali-G31」などを発表した。とくにMali-G52は,新しい第2世代「Bifrost」アーキテクチャを採用するという点がポイントだ。

 2017年12月8日,Armは,東京・品川で開催した開発者向けイベントに合わせて,2017年11月に発表した統合型ディスプレイソリューション「Arm Display Solution」の報道関係者向け説明会を行った。将来のスマートフォン向けSoCに組み込まれて,4K解像度で120fpsのVRコンテンツを実現する鍵になる技術であるという。その概要をレポートしよう。