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[TGS 2015]Oculus RiftのVRデモ体験レポ。3D酔いへの配慮を前面に打ち出したデモから受けるのは一抹のさみしさ
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印刷2015/09/19 02:39

テストレポート

[TGS 2015]Oculus RiftのVRデモ体験レポ。3D酔いへの配慮を前面に打ち出したデモから受けるのは一抹のさみしさ

Rift
 東京ゲームショウ2015会場におけるOculus VRブースでは,Riftの最新版試作機となる「Crescent Bay」(クレセントベイ,開発コードネーム)と,Oculus VRの技術を採用して開発されているSamsung Electronics製のヘッドマウントディスプレイ(以下,HMD)「Gear VR」の体験ができるようになっていた。受付で整理券が配られているのだが,ビジネスデイの時点でもかなり早めになくなったので,一般公開日に体験したい人は,早めに動く必要があるだろう。

 さて,そんなOculus VRブースでCrescent Bayとして用意されていたデモは7種。うち6種はE3 2015で公開されたものと同じだが,残る1種はコロプラによる新作となっていた。今回は7種すべてを体験してきたので,インプレッションをまとめてみたいと思うが,例によって画面撮影を行えないため雰囲気を伝えにくく,また,仮想現実(以下,VR)的な要素を言葉で説明するのは難しかったりもするので,そこはご了承を。

今回用意されていたデモの一覧。体験者はここから選ぶことになる
Rift


●Chronos


 「Adventure RPG」とされているが,プレイ感は,三人称視点のファンタジー風アクションアドベンチャー。プレイヤーキャラクターを操作して,マップを進んでいくタイプである。モンスターを剣で切り伏せたり,トラップを解除して駆け抜けたりして,出口までいくと,次のステージへ切り替わるタイプのゲームシステムになっている。下に示したのはトレイラーだが,なかなか雰囲気のあるゲーム画面だ。


 カメラの画角はほぼ固定で,背後からキャラクターの移動を追っている。必要に応じてカメラの位置は切り替わるので,特段に横移動がしづらいとか,そんなことはなかった。
 戦闘はリアルタイムアクションで,ぱっと見で感じた印象よりは忙しいゲームだ。


●Fly to KUMA


 コロプラによるパズルゲームで,一見して,懐かしき「レミングス」のオマージュ作品だと分かる作品だ。
 本作でクマは基本的に自動で直進し,コーナーでは“入射角”に応じてターンする。プレイヤーはマップ上にある青色のオブジェクトを掴んで,移動・回転させ,地形に配置する。それによって,さまざまな罠を回避しながら,クマをゴールに誘導していくという流れである。

Rift Rift

 用意されたパーツを使って,道に橋をかけ,降ってくる爆撃からクマを守るあたりは,まさにVR版レミングスといった雰囲気,クマの鳴き声までレミングスに似ている。
 視点の位置は固定で,周囲を見渡すことができる程度。目の前のステージが切り替わっていくだけなので,3D酔いの心配はまったく無用と述べてよさそうだ。



●Edge of Nowhere


 三人称視点のアクションアドベンチャー。画面はリアル志向で,没入感は高めかもしれない。
 ゲームは,雪と氷の世界から,主にジャンプを駆使して脱出するというもの。崩れる通路や落ちてくる氷塊などは容赦なく発生するものの,基本的にはパターン覚えゲーだ。


Rift
 ゲーム世界は相応に作り込まれており,「ここで下を見下ろしたりしたらすごいんだろうな」と思うような場所もあるのだが,ゲーム中は何かと追い立てられ続けるため,雰囲気を味わう余裕はほとんどなかった。

 視線方向は固定ながら,キャラクターの移動に伴ってカメラも動く。そのため,3D酔いするほどではないにしても,横移動時にちょっとした違和感を覚える人はいるかもしれない。
 今回展示されていたデモのなかではかなり“攻めた”設定であり,体験者からは有益なデータが取れそうだとも感じた次第だ。


●HeroBound


 Gear VR用にはすでに配信が始まっている,三人称視点のアクションアドベンチャー。3頭身程度のキャラクターを操作して,画面内にある宝石を集めながらマップを進んでいく。戦闘もあり,剣や弓など武器を切り替えながらの攻撃が可能だ。

Rift Rift

 飛んでくる炎を避けながらタイミングを合わせてジャンプして飛び石の道を進んでいくなど,プレイ感は,本当によくあるタイプのアクションといったところだが,VR対応によって少しリッチな感じになっている。
マップはほぼ,通常視野における1画面に収まるため,3D酔いの心配はほぼない。


●EVE:Valkyrie


 宇宙を舞台にしたMMORPG「EVE Online」からのスピンオフタイトルとなる,宇宙戦闘機アクション。Oculus Rift用デモとしては定番だが,個人的には今回が初体験だ。

Rift
 無重力の宇宙空間でドッグファイトを楽しむゲームだが,操作は予想以上に難しい(※個人の感想です)。誘導ミサイルはともかく,機銃で敵を落とせる気がしない。細かな角度調整は慣れなのだろうか……。コンフィグを確認する時間的余裕はなかったのだが,上下操作を入れ替えるのが先かもしれない。

 ゲームは終始,戦闘機のコクピットビューで展開される。機体のほうは,天地お構いなしの機動で飛び回るのだが,コクピットがよりどころとなるのと,プレイヤーキャラクターはプレイヤーの視点操作以外ではぴくりとも動かないのが効いているのか,不快な感じはなかった。開発期間が長いこともあり,完成度はかなり高い印象だ。



●AirMech VR


 おもちゃのような小型メカ「AirMech」を使って,3v3で戦うRTS「AirMech」。そのVR対応版だ。
 プレイヤーが操るメカは,飛行形態とロボット形態の2種類を切り替えることができるようになっているのがポイントで,空中の敵は飛行形態,地上の敵はロボット形態を使って倒すというのがユニークなところである。

オリジナルのAirMechより
Rift
 オリジナルのAirMechは,ある程度広いエリアをスクロールしながらプレイするタイプのゲームだが,AirMech HDは,体験した限り,テーブルトップサイズにまとまった,箱庭ゲームになっている。椅子に座り,目の前のテーブルを見るようにプレイできるかと思えば,立ち上がって上から見下ろしながらも可能。さらに,立ち上がった状態で視点をリセットしてから椅子に座ると,マップの中に入り込んだような視点でもプレイ可能だった。
 舞台となるテーブルが動かないので,3D酔いの心配はほとんどない。

こちらはCEDEC 2015におけるOculus VRによる講演で示された画面。TGS 2015版は,これと比べてもはるかに完成度が上がっていた
Rift


●Lucky's Tale


 かわいらしいキツネのキャラクターを操るアクションゲームだ。似たようなシルエットで尻尾の数が違うキツネをどこかで見た気もする

Rift

Rift
 本作は,斜め見下ろし型となっているマップ内を,尻尾を振り回しての攻撃や,ジャンプ(※2段ジャンプ可能)での踏みつけなどを駆使し,また,マップ内のトラップを回避しながら,あちこちにあるコインを集めつつ先へ進んで行くタイプになっていた。
 画面はややスクロールするものの,煩雑に動いたりはしないので,3D酔いはほぼ起こらないだろう。


こちらはGear VR体験コーナーの模様
Rift
 以上,全体に三人称視点かつマップ固定のものが多く,今回,Oculus VRが相当な安全策に出ている印象を強く受けた。まあ,立ち上げの時期にワーストの結果を出さないようにすることも重要ではあろう。

 それでもなんとなく,いわゆる「立体視対応テレビ」がブイブイいわせていた頃に「立体視対応コンテンツの正しい作り方」として「目の負担が大きくなるから,大きく飛び出す画像は控えよう!」的な提言がなされていたことが思い出される。言ってることは正しいのだけれども,奥行きがあるだけではあまり楽しくないのが立体視コンテンツというものだ。そんなコンテンツばかりが増えていった結果,立体視がどうなったかは,皆さんもよくご存じだろう。

写真だけだと「Gear VR体験コーナーの写真(2)」だが,こちらはリコーの360度カメラ「Theta」で撮影したデータを全天球画像として表示するVRデモのコーナー。GearVRからThetaをリモート操作し,その場で撮影したデータを全天球に展開することもできるそうだ
Rift
 VRも安全策に走りすぎると,「VRでやる意味あるの?」感が強くなってしまう。ただ,だからといって攻めすぎると,3D酔いの危険度が跳ね上がるため,バランスが重要だ。
 Riftで推奨されるGPUは「GeForce GTX 970」以上だが,正直,GeForce GTX 970以上のGPUを使っているような人がVR環境に求めているのは,今回の東京ゲームショウでOculus VRが提供しているデモとはちょっと違うのではないかと思った次第である。

 PlayStation VR用のデモも似たような感じであり,個人的にはちょっとさみしくも感じる,東京ゲームショウ2015におけるVR界隈であった。

ブースに展示されていた,最終製品版Riftのモックアップ
Rift

Oculus VR公式Webサイト


4GamerのTGS 2015特設ページ

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