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次世代3DMarkの製品名はシンプルな「3DMark」に。公開はx86版Windows用が2013年1月予定へと延期される
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印刷2012/12/11 01:08

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次世代3DMarkの製品名はシンプルな「3DMark」に。公開はx86版Windows用が2013年1月予定へと延期される

 フィンランド時間2012年12月10日,Futuremarkは,次世代3DMarkの製品概要を明らかにした。それによると,製品名は極めてシンプルな「3DMark」となり,後ろに「12」とか「2013」といった数字は付かない

次世代3DMarkあらため3DMarkのロゴ。iPadといいiMacといい,バージョン表記を行わないのが最近の流行なのだろうか
画像集#002のサムネイル/次世代3DMarkの製品名はシンプルな「3DMark」に。公開はx86版Windows用が2013年1月予定へと延期される

 ラインナップは,無料で利用できるBasic Editionと,複数の機能がアンロックされる有償のAdvanced Edition,商用利用が可能なProfessional Editionの3つとなる。このあたりは「3DMark 11」と同じだ。

 対応OSはWindows 8・7・VistaおよびAndroid,iOS,Windows RTで,これは当初の発表どおり。一方,当初は2012年中の公開が予定されていたが,今回の発表ではx86版Windows向けが2013年1月となった。AndroidとiOS,Windows RT向けは2013年第1四半期中にリリース予定とのことである。

スマートフォンやタブレット,ノートPC,ハイエンドのデスクトップPCにすべて対応するというのが,新世代3DMarkの持つ最大の特徴となる
画像集#003のサムネイル/次世代3DMarkの製品名はシンプルな「3DMark」に。公開はx86版Windows用が2013年1月予定へと延期される

 ところで,Futuremarkは先週の時点で,DirectX 11世代のベンチマークテスト「Fire Strike」の概要とトレイラームービーを公開しているが(関連記事),今回,製品名やリリーススケジュールと合わせて,Fire Strikeの続報と,残るテスト項目「Cloud Gate」「Ice Storm」の概要も明らかになっている。
 3つ用意されるテストのポイントは下にまとめたとおりだが,それぞれ対象のハードウェアが異なり,総合スコアも別々のものが得られるようになっているというのが,従来の3DMarkとは大きく変わった点といえそうだ。

●Fire Strike

画像集#004のサムネイル/次世代3DMarkの製品名はシンプルな「3DMark」に。公開はx86版Windows用が2013年1月予定へと延期される
 DirectX 11ベースで,極めて負荷の高いテストであるということは12月4日の記事でお伝えしたとおりだが,今回は,「Graphics Test」が2つと「Physics Test」が1つ,GPUとCPUの両方に負荷をかける「Combined Test」が1つで,3DMark 11と同じテスト構成になることが明らかとなっている。
 なお,テストを実行できるのは,DirectX 11に対応するGPUおよびグラフィックス機能統合型CPUを搭載し,x86版Windows 8・7・Vistaが動作するPCのみである。


●Cloud Gate

 DirectX 11ベースながら,Direct3D feature level 10_0の利用に留めており,DirectX 10世代のGPUやグラフィックス機能を搭載するPCで実行できるテスト。Fire Strikeテストを実行するには厳しいレベルの,DirectX 11に対応したエントリークラスのグラフィックス機能統合型CPU(やチップセット)搭載機などに最良のベンチマークテストだという。想定されるハードウェアは,ノートPCや,単体のグラフィックスカードを搭載していないデスクトップPCだとのことだ。

Cloud Gateのスクリーンショットも公開された。雰囲気は「3DMark06」や「Return to Proxycon」,あるいは「3DMark Vantage」の「New Calico」と似た感じを受ける
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 テスト項目はGraphics Testが2つ,Physics Testが1つ。x86版Windows 8・7・Vistaの動作するPCのみが動作対象となる。

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●Ice Storm

 スマートフォンやタブレット端末,UltrabookやエントリークラスのPCを横断的に比較できる,ある意味で新世代3DMarkのキモともいえるテストだ。2つのGraphics Testと1つのPhysics Testからなっている。
 Windows上では,DirectX 11のDirect3D feature level 9_xを用いるため,DirectX 9世代のGPUやグラフィックス機能統合型CPU/チップセットで実行可能。一方,AndroidやiOS上ではOpenGL ES 2.0ベースで実行されるので,APIが異なることになるが,テスト方法や解像度を揃えることで,x86版WindowsとAndroid,iOS,Windows RTの横断的な比較を可能にしているという。

次世代3DMark公式紹介ページで公開されているイメージカット。現在のところ,スクリーンショットは公開されていない
画像集#010のサムネイル/次世代3DMarkの製品名はシンプルな「3DMark」に。公開はx86版Windows用が2013年1月予定へと延期される

 以上,全体としては,「概要ついでに延期も発表してみました」という印象である。公開延期自体は残念だが,具体的なスケジュールが見えたことは歓迎できるのではなかろうか。

3DMark公式紹介ページ(英語)

  • 関連タイトル:

    3DMark

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