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SteelSeries初の“セミワイヤレス”ヘッドセット「Spectrum 7xb」,Xbox 360用として登場
発売は2011年第2四半期が予定されており,現時点では価格情報も公開されていないが,まずはその概要をまとめてみたい。
「ヘッドフォンとしてはワイヤレス」になる7xb
ゲームのサウンドはアナログケーブル経由で7xb付属のトランスミッタへ送られ,無線伝送される一方,マイク入力は,あくまでもアナログケーブル経由でXbox 360用ゲームコントローラと接続する必要がある。ヘッドフォンとして利用するときに限りワイヤレス対応なので,セミワイヤレス,というわけだ。
一方のマイク端子は,先行して市場投入されている「SteelSeries 5xb&4xb」(以下順に,5xb,4xb)と同様に3.5mm径で,そのままではXbox 360用コントローラと接続できないため,これまた従来製品と同様,“Xbox 360純正パッドにヘッドセットを接続するための専用変換アダプタ兼,音質調整デバイス”たる「AudioMixer」経由で,2.5mm径に変換して接続することになる。AudioMixerのサイズは,5xb&4xbに付属していたものよりも小型化しており,取り回しやすくなっているという。
面白いのは,Xbox 360用とされ,製品名も「xb」なのに,ワイヤレスヘッドフォンとしてPC&PlayStation 3でも利用可能であること。7xbとトランスミッタ側のマイク入力端子との間を付属のアナログケーブル経由で接続すれば,マイクも利用できる。
ベースは「SteelSeries 7H」
- LiveMix:Xbox LIVEチャットの音量とゲームの音量とでバランスを自動調整することにより,ゲームの効果音に音声がかき消される心配なく,両方の音を適切に拾えるとされる機能
- ExactSND:いくつかプリセットされたイコライザ設定を切り替えることで,足音や銃声の音を聞きやすくしたり,ゲーム世界への没入効果を高めたりできるという機能
- 電源オン/オフ
- ゲームサウンドのボリューム上下
7Hの実勢価格が1万4500〜1万5000円前後(※2010年1月8日現在)ということからして,7xbの価格も結構なものになりそう。また,Xbox 360の仕様上やむを得ないとはいえ,すっきり「ワイヤレスモデル」と断言できないのは残念だが,面白そうな製品が出てきたのは間違いない。続報に期待したいところである。
SteelSeries Spectrum 7xb製品情報ページ(英語)
SteelSeries Spectrum 7xbニュースリリース
●SteelSeries Spectrum 7xbの主なスペック
- 基本仕様:ステレオ接続セミワイヤレスタイプ
- 本体サイズ:未公開
- 重量:未公開
- 接続インタフェース:ワイヤレス(ヘッドフォン),3.5mmステレオミニピン(マイク)
- 搭載ボタン/スイッチ:LiveMix・ExactSND・電源オン/オフ・ゲームサウンドのボリューム制御(7xb側エンクロージャ),ミュートスイッチ・マイクボリューム制御(インラインリモコン),マイクボリューム制御(トランスミッタ)
- 価格:未定
- 発売時期:2011年第2四半期
《ヘッドフォン部》
- 周波数特性:18Hz〜28kHz
- インピーダンス:32Ω(@1kHz)
- 音圧レベル(SPL):112dB(@1kHz,1Vrms)
- スピーカードライバー:50mm
- ケーブル長:2m+1m(※マイク入力用)
- バッテリー:単4形乾電池×2
- 周波数特性:50Hz〜16kHz
- 感度:-38dB(@1kHz)
- 指向性:あり
《トランスミッタ部》
- 本体サイズ:83(W)×83(D)×26(H)mm
- インタフェース:マイク入力×1(ミニ)
- 使用周波数帯:2.6GHz
- 無線到達距離:約9m
- 関連タイトル:
SteelSeries
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