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「Crysis」(写真)と「Unreal Tournament 3」といえば,DirectX 10対応タイトルとして,発売前はかなり話題になっていた。だがどちらも発売1か月後の売り上げが10万本に届いておらず,苦戦を強いられている
アメリカのリサーチ会社NPDによると,同国におけるゲームソフトとゲーム機とその関連ハードウェアの2007年の売り上げは179億4000万ドル(約1兆9730億円)だった。前年の125億3000万ドル(約1兆3780億円)と比べて43%も成長したことになる。このうち,ソフトウェアのセールスは,約48%増の86億1000万ドル(約9500億円)となるのだが,複雑な流通経路を持つPCゲームの売り上げは,この中に含まれていないのだという。
また,欧米で広くチェーン展開するゲームソフト小売店GameStopは,2007年10月末から12月いっぱいまでの9週間で,ゲームを233万本販売したと発表しており,2006年の同じ時期よりも34.7%も上昇している。「北米ゲーム産業は1兆円規模」(世界的には3兆円)などと大きく報道されていたのは,ほんの2〜3年前のことであるが,もはやその倍にまで達してしまったのだ。2007年後半からアメリカの景気が急速に冷え込み始めたとはいえ,ソフトウェア,ハードウェアともにゲーム業界が大健闘したのは確かである。

2008年に発売されるゲームの中で,とくに注目度が高いのが,人気MMORPGの拡張パック第2弾「World of Warcraft: Wrath of the Lich King」だ。アゼロスの北方地域を舞台に,大規模な攻城戦が楽しめる,規模の大きいアップデートとなる
2007年は,我々PCゲーマーにとっても非常に印象深い一年だったと思う。DirectX 9での開発は熟練の域に入ったようで,非常にクオリティの高いゲームが各ジャンルに登場した。マルチプラットフォーム化が進んだためにPC専用タイトルの数は減ったが,良く知られたシリーズものが,その看板の名に恥じないような出来栄えで発売され,我々を楽しませてくれた。
さて,本稿執筆にあたってリサーチしてみたところ,「ラインナップはここ10年で最高レベル」と太鼓判を押して構わないほど,2008年は豊作となりそうだ。ビッグプロジェクトはもちろん,ジャンルの枠に捕らわれない作品やカジュアルゲーマーも楽しめるものなど,さまざまな作品が目白押しである。シミュレーションやアドベンチャーといった,ここ最近元気がなかったジャンルにおいても,期待できる作品が何本も控えており,層の厚さにワクワクしてしまう。
そんな中から,欧米で開発されているゲーム,もしくは欧米市場への参入が予定されているものに限定して,8ジャンル60本の新作をピックアップした。読んでもらえれば分かると思うが,PCゲーマーに取って2008年は,かなり熱い年になりそうだ。
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