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印刷2008/08/08 11:13

レビュー

新型光学センサー搭載&ブラック塗装で生まれ変わった「G3 Optical Mouse」

Logicool MX518 Performance Optical Mouse

Text by fumio

»  一言では説明しづらい経緯で発売となった,Logitechの新製品をfumio氏が評価する。製品の位置付けは“一般ユーザー向けとなる高機能マウス”であるものの,その正体は紛れもないゲーマー向け仕様。4000円前後という価格も魅力だが,果たしてその実力は?


Logicool MX518 Performance Optical Mouse
メーカー:Logitech
問い合わせ先:ロジクール カスタマーリレーションセンター 電話:03-5350-6490
直販サイト「ロジクールストア」価格:3980円(税込)
この製品をパソコンショップ アークで購入する
G-Series
 2008年7月22日のニュース記事でお伝えしたとおり,Logitech(※日本ではロジクール)の「G3 Optical Mouse」が,「Logicool MX518 Performance Optical Mouse」(以下,MX518)として8月8日に再販された。本製品が再販に至るまでの経緯はニュース記事を参照してほしいが,ゲーマーを中心に,幅広い層から高い支持を集めていた光学センサー搭載ワイヤードマウスが,直販価格3980円(税込)の一般ユーザー向け製品として“新発売”となり,また容易に入手できるようになったことは,素直に喜ばしく思う。

 再販ということもあって,G3 Optical Mouseからの変更点はほとんどない。そのため,旧G3 Optical Mouseや,それこそ(並行輸入で流通していた)MX518を持っている人には今さら感があるかもしれないが,あらためて,一通り触ってみた印象を語っていきたい。


デザイン面の違いは本体カラーとソール形状のみ

大型ながら「かぶせ/つまみ持ち」どちらにも対応


写真中央,一番上に見えるのが「アプリケーションスイッチ」ボタン。[Alt]+[Tab]と同じ機能を提供するボタンと説明したら分かりやすいだろうか。ゲームプレイにおいてはまず使わない
G-Series
 まずは外観からだが,MX518はメインボタンにスクロールホイールボタン,左サイドボタン×2,トラッキング解像度変更用ボタン×2,「アプリケーションスイッチ」ボタン×1という構成になる。G3 Optical Mouseおよび海外版となる「MX518 Gaming-Grade Optical Mouse」(以下,2製品をまとめて旧MX518と表記)との違いは,本体カラーと底面のソール形状のみだ。見比べると一目瞭然だが,旧MX518はデコボコに見える表面加工がなされていたのに対し,MX518は,黒を基調としたシンプルで統一感のある加工となっている。
 ソール形状は,「G5 Laser Mouse」(以下,G5)と同じになった。使い心地を考えてというより,G5と共通仕様にすることでコストを引き下げた結果ではないかと思われるが,いずれにせよ旧MX518とはソールの形状が完全に異なっている。交換用ソールを購入するときは注意が必要だろう。

MX518のマウスソールは,本体前後に大型のものが1枚ずつ,サイドに小型のものが1枚という構成。いずれもポリテトラフルオロエチレン(PTFE,いわゆるテフロン)製だ。右は参考として示した旧MX518(正確にはG3 Optical Mouse)のものだが,こちらでは小型ソール×5という仕様になっていた
G-Series G-Series

本体右サイドの奥は,独特の形状で出っ張っている
G-Series
 MX518の本体サイズは公称72.2(W)×130.3(D)×43.6(H)mm。マウスとしては大型の部類に入るため,一見したところ「かぶせ持ち」に向いていそうな印象を受ける。
 果たして深めに握ってみると,マウスの尻が手のひらにがっしりと当たり,さらに右サイド奥の出っ張りが指に引っかかるおかげで持ち上げやすく,全体的なフィット感もいい。この形状はいわばLogitech伝統のものなので,何かに喩えるのは気が引けるが,あえて述べるならこのフィット感は「Microsoft SideWinder Mouse」(以下,SideWinder)に近い。

横から見ると,本体中央を頂点とした,なだらかな山になっているMX518。ちなみに重量はケーブル込みで実測144g。参考までに,ケーブルを重量計から外すと110gだった
G-Series
 なら,「つまみ持ち」には向かないかというと,「かぶせ持ち」特化型のSideWinderほどではない。MX518は本体後部,いわゆる尻の傾斜が比較的緩やかになっており,しかも山の頂点が本体中央寄りになっているため,「つまみ持ち」時に,尻の膨らみが邪魔に感じられたりすることはなかった。
 とはいえ,マウスを両サイドからつまむ指の曲げ具合では尻と干渉する場合もあり,このあたりは“どうつまむか”次第で印象は変わり得る。浅めの位置でホールドする分にはぶつからないので,「つまみ持ち」派は自身の持ち方と相談してほしい。

4Gamerの比較用リファレンス「Logicool MX510 Performance Optical Mouse」と比較。同じ筐体デザインなので,外観はまったく同じだ
G-Series G-Series

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サイドボタンは,本体の頂上部に近いところへ配置されている
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これまたLogitech伝統だが,ケーブルは硬い
 ボタン類のクリック感は総じて良好な仕上がりだ。とくにメインボタンとサイドボタンは,クリックミスも起こらず,使い勝手はいい。ただ,クリックミスしないよう,サイドボタンは本体の上側に用意されているため,マウスを振っている最中にサイドボタンを押すときは親指をずらす必要がある。プレイしながらサイドボタンを積極的に使うのは難しいだろう。

 一方,スクロールホイールボタンの挙動については,ノッチの緩さに若干の不安が残る。チルトホイールではないので,左右にブレたりはさすがにしないが,最新世代のゲーマー向けマウスと比べると,あまりしっかりした作りではないように感じられた。
 なお,スクロールホイールを挟むように用意されるトラッキング解像度変更ボタンとアプリケーションボタンを,ゲーム中,とっさに押すのは難しい。「かぶせ持ち」時には最奥の1ボタン,「つまみ持ち」なら手前の2ボタンが,かろうじて押せなくもない,といったところだ。

 細かい点ではケーブルの硬さが気になった。ケーブルが堅いとマウスを動かすときにテンションがかかって違和感の元となるので,気になるようであればケーブルアンカー(ケーブルホルダー)を用意したりするなど,取り回しに工夫する必要があろう。


センサーは最高1800dpiの新型に置き換え

光学式とはいえ,性能には若干の疑問も


 今回のテスト環境はのとおり。純粋にハードウェアの評価を行いたいこと,ドライバの完成度によって,正常に動作しなかったり,ポインタの挙動がおかしくなったりする場合があること,そして自宅以外の環境でプレイするときに,(レギュレーションなどで)ドライバソフトウェアをインストールできない可能性があることを考慮し,基本的にテストはOS標準ドライバで行う。必要に応じてドライバソフトをインストールしたテストも行うが,この点はあらかじめお断りしておきたい。


製品ボックスに付属していたSetPoint(Version 4.60.112)のメインメニュー。製品画像は海外版仕様だった
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 MX518の光学センサーは,最高解像度1800dpi,フレームレート6400fps(5.8MPixels/s),レポートレート(ポーリングレート)125Hzとなっている。解像度はハードウェアレベルで400/800(初期値)/1800dpiの3段階が切り替えが可能だ。専用ドライバソフトウェア「SetPoint」を導入すると,ソフトウェア補間でよければほかの解像度も選択可能だが,レポートレートは変更できないため,最近の500Hz仕様に慣れきっていると,違和感を覚えるかもしれない。

SetPointの「詳細ゲーム設定」を利用すると,最大5段階でトラッキング解像度を設定可能。マウスの加速もオフにできるが,レポートレート設定項目は用意されていない
G-Series G-Series

 さて,光学センサーとレーザーセンサーを比較した場合,安価な製品を除くと,一般的に追従性では前者が,トラッキング解像度では後者がより優れる,というのが常識だった。だが,今回入手したMX518のセンサー性能を,先に示したテスト環境で検証したところ,意外な事実が浮かんできた。とにもかくにも,下に示したテスト結果を見てほしい。

●ネガティブアクセルの程度
  • DHARMA TACTICAL PAD[HARD TYPE](DRTCPW40H):わずか
  • Icemat Purple 2nd Edition:わずか
  • Razer Destructor:わずか
  • Razer eXactMat Control:わずか
  • Razer eXactMat Speed:わずか
  • Razer Mantis Speed:顕著
  • SteelSeries 4D:わずか
  • SteelSeries QcK mass:顕著

G-Series
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 これは解像度1800dpi,レポートレート125Hzで行った結果だが,驚くべきことに,今回試したすべてのマウスパッドで,大なり小なりのネガティブアクセルが確認されたのである(※ネガティブアクセル:マウスを高速で操作したとき,マウスカーソルが操作に追従できない問題)。「精度なら光学センサー」といわれてきただけに,この結果は残念といわざるを得まい。
 SetPointをインストールして,「ポインタ速度」を中央,「ポインタの精度を高める」「加速」をオフ,「速度および加速」を「SetPointで実行」,「マウスの加速を維持する」「マウスの速度を維持する」はオン/オフ両方で,さらに解像度も400/800/1800dpiのすべてでチェックしてみたが,結果として大きな違いはなかった。

 ちなみに,筆者がネガティブアクセルの有無を確認するときは,

  1. ゲーム(※筆者の場合は「Warsow」「Quake III」など)を起動し,アイテムや壁の端など目印となる点に照準を合わせる
  2. マウスパッドの左端にマウスを置く
  3. 右方向へ30cmほど,可能な限り(※マウス本体が浮いたり飛ばないように)全力でマウスを振る
  4. 2.の位置に戻るようなるべくゆっくりマウスを動かす

 というテストを行い,これで照準が1.の位置に戻れば正常,左にズレたらネガティブアクセルあり,右にずれたら加速ありと判断している。
 参考までに,最高解像度1600dpiの「Razer Pro|Solutions Pro v1.6」(※「Razer Diamondback Plasma」同等品)で同じテストを試みたところ,こちらではOS標準ドライバだとネガティブアクセルが生じ,ドライバソフトをインストールすると出なかった。MX518に関しては,ドライバではなく,センサーの問題である可能性が高そうだ。
 なお,旧MX518などとも挙動の違いを比較してみたかったが,今回はスケジュールの都合で行えなかった。この点はご容赦を。

 もっとも,ネガティブアクセルの程度は「DHARMA TACTICAL MOUSE」(DRTCM01)やSideWinderといったレーザーセンサー搭載マウスと比べて小さい。ポインタがワープするような,極端なトラブルが生じたりはしないので,マウスパッドを選べば,ゲームプレイに大きな影響は出ない。また,大きく,かつ素早くマウスを動かすようなプレイスタイルでなければ,まったく問題が生じない場合も十分にあり得るだろう。
 筆者が検証した限りでは,布製のマウスパッドと組み合わせたときにネガティブアクセルが大きく出やすかったので,気になる場合は,樹脂など,硬質系素材のマウスパッドと組み合わせるのが望ましい。

※2008年8月10日追記:テスト環境に関して,一部,説明不足だった部分を補足しました。また,ネガティブアクセルに関する検証結果を踏まえ,検証方法と併せて本文を追記しています。

 マウスを持ち上げたときにセンサーが反応しなくなる距離を示すリフトオフディスタンスは,優秀の一言。マウスパッドとマウスの間に一円玉を挟んで計測したところ,Icemat Purple 2nd Editionでは2枚,それ以外ではおよそ3枚でまったく反応しなくなった。同じテストを行ったところ,Razer Pro|Solutions Pro v1.6は反応していたので,MX518のリフトオフディスタンスはかなり短いといっていいだろう。


持ち方を問わず安定して操作でき,狙いをつけやすい

価格を考えても,強くオススメできる逸品


製品ボックス。どこにもゲーマー向けとは書かれていないのでご注意を
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 以上,苦言も呈してきたが,総合的に見て,MX518の使用感そのものは非常に素晴らしいものである。筆者が普段使っているRazer Pro|Solutions Pro v1.6からの移行も,重量の違い以外に違和感はなく,すんなりと行えている。「かぶせ持ち」を行うと,手のひらに本体がしっかり当たるため,フォームを崩さずに操作しやすくなり,ゲーム中,いくつかの局面でaimが楽になったとも感じたほどだ。

 ホイールが意図したとおりに動いてくれない事態がテスト中に何度か生じたり,環境によってはネガティブアクセルが生じたりと,問題点は確実に存在するが,4000円弱という実勢価格を前にすれば,大して気にならないのも確か。現在人気を集めている多くのゲーマー向けマウスと比べて2〜4割くらい安価であることを考えるに,MX518は,PCゲーマーへ広くオススメできる製品である。


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Logicool MX518 Performance Optical Mouse
発売元ロジクール
開発元Logitech
発売日2008年8月8日
価格オープン,メーカー直販価格3980円(税込)

  • 関連タイトル:

    Logitech G/Logicool G

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