「Razer Imperator」の4G Dual Sensor搭載版が10月7日に国内発売。ケーブルアンカー「Razer Mouse Bungee」も登場

　Razer USAの販売代理店であるMSYは，ゲーマー向けマウス「Razer Imperator 2012」と，ケーブルアンカー「Razer Mouse Bungee」を2011年10月7日に発売すると発表した。価格は順に7980円（税込），1980円（税込）となっている。

Razer Imperator 2012

Razer Mouse Bungee

　Razer Imperator 2012は，右手用ワイヤードマウス「Razer Imperator」のセンサーユニットを，「Razer Mamba 2012」同様に最新の「4G Dual Sensor」へと変更したモデルだ。
　4G Dual Sensorとは，レーザーセンサーに加えて，レーザーの出力や挙動を自動調整する補助用の光学センサーを搭載し，追従性を向上させたセンサーユニットのこと。センサーユニットの追従性はまずまず良好ながら，マウスを持ち上げてから設置させたときの挙動に問題を抱えていたRazer Imperatorだけに，「形状は好みなんだけど……」という人達からすると，今回のセンサーユニット変更は歓迎できそうだ。
　なお，4G Dual Sensorの挙動に関しては，Razer Mamba 2012のレビューが詳しいので，興味のある人はそちらをチェックしてもらえればと思う。

　ボディ形状はRazer Imperatorと同じで，サイズも71（W）×123（D）×42（H）mmのまま。Razer Imperatorの特徴である，サイドボタンの位置調整機能も変わらず搭載されている。センサーの改善で，実は有用な「サイドボタンのスライド機構」に光が当たればいいのだが。


●Razer Imperator 2012の主なスペック

• 基本仕様：「4G Dual Sensor System」搭載，ワイヤードタイプ
• ボタン：左右メイン，左サイド×2，センタークリックボタン機能付きスクロールホイール，スクロールホイール手前×2
• トラッキング速度：200IPS
• 最大加速度：50G
• 画像処理能力：未公開
• フレームレート：未公開
• トラッキング解像度：最大6400DPI（※従来製品では同5600DPI）
• ポーリングレート：最大1000Hz
• データ転送フォーマット：未公開
• リフトオフディスタンス：自動調整
• 本体サイズ：71（W）×123（D）×42（H）mm
• 重量：未公開
• マウスソール：未公開
• ケーブル長：未公開
• 対応OS：Windows 7・Vista・XP，Mac OS X（Version 10.4以降）
• 発売日：2011年10月7日
• 価格：7980円（税込）

　一方のRazer Mouse Bungeeは，古くからのPCゲーマーにはよく知られたケーブルアンカー，「The Mouse Bungee」の開発者とRazer USAが手を組んで開発された製品だ。斜め上方向に伸びたアームの先端と，根元のクリップとにマウスのケーブルを引っ掛けて，マウスの取り回しを改善できるという基本設計は同じだが，ややシャープなシルエットになっている。

　初報が公開されたのが2010年10月のことだったので，そこから1年が経過してようやくの国内発売となる。マウスのケーブルをスッキリさせたければ，使ってみるのもアリだろうか。

Razer日本公式サイト

MSY公式サイト