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「Radeon Software Crimson Edition 16.4.2 Hotfix」公開。外付けグラフィックス技術「XConnect」完全対応に
今回の主役はCrossFireと言ってよく,とくにCrossFire関連のバグ修正が多いのだが,それとは別に,注目の外付けグラフィックス技術「Xconnect」への完全対応がアナウンスされたことにも注目しておきたい。対応自体は「Radeon Software Crimson Edition 16.3 Hotfix」で謳われていたことからすると,十分な性能が得られるようになったとか,十分な互換性検証が済んだとか,そういう節目を迎えたのだろう。
現在のところ,Xconnectに対応した外付けグラフィックスボックスの国内発売予定は明らかになっていないものの,出てくればすぐにプラグアンドプレイで利用できる体制が整ったという理解でよさそうだ。
すぐに入手したい人は下に示したリンクからどうぞ。WHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)を通過した公式最新版ではないので,その点は注意してほしい。
→64bit版Windows 10用Crimson 16.4.2 Hotfix
→32bit版Windows 10用Crimson 16.4.2 Hotfix(※Radeon Pro Duo・R9 Fury・R9 300・R7 300シリーズは非対応)
→64bit版Windows 8.1用Crimson 16.4.2 Hotfix
→32bit版Windows 8.1用Crimson 16.4.2 Hotfix(※Radeon Pro Duo・R9 Fury・R9 300・R7 300シリーズは非対応)
→64bit版Windows 7用Crimson 16.4.2 Hotfix
→32bit版Windows 7用Crimson 16.4.2 Hotfix(※Radeon Pro Duo・R9 Fury・R9 300・R7 300シリーズは非対応)
→ノートPC向けの64bit版Windows 10用Crimson 16.4.2
→ノートPC向けの32bit版Windows 10用Crimson 16.4.2 Hotfix(※Radeon Pro Duo・R9 M300・R7 M300・R5 M300シリーズは非対応)
→ノートPC向けの64bit版Windows 8.1用Crimson 16.4.2 Hotfix
→ノートPC向けの32bit版Windows 8.1用Crimson 16.4.2 Hotfix(※Radeon Pro Duo・R9 M300・R7 M300・R5 M300シリーズは非対応)
→ノートPC向けの64bit版Windows 7用Crimson 16.3 2
→ノートPC向けの32bit版Windows 7用Crimson 16.4.2 Hotfix(※Radeon Pro Duo・R9 M300・R7 M300・R5 M300シリーズは非対応)
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
Display Driverのバージョンは「16.
なお,冒頭でCrossFireが主役と述べたが,GPUの構成を問わない問題に対してもいくつかメスが入っているので,例によって下にまとめたアップデート内容で気になるところがあるのなら,自己責任で導入してみてはどうだろうか。
#### 以下,英文リリースノートまとめ ####
●Radeon Software Crimson Edition 16.4.2 Hotfixの対応GPU
- Radeon Pro Duo
- Radeon R9 Furyシリーズ
- Radeon R9 300・200シリーズ
- Radeon R7 300・200シリーズ
- Radeon HD 8500以上のRadeon HD 8000シリーズ
- Radeon HD 7700以上のRadeon HD 7000シリーズ
- Radeon R9 M300・M200シリーズ
- Radeon R7 M300・M200シリーズ
- Radeon R5 M300・M200シリーズ
- Radeon HD 8500M以上のRadeon HD 8000Mシリーズ
- Radeon HD 7700M以上のRadeon HD 7000Mシリーズ
- AMD FX APU with Radeon R7 Graphics
- AMD A-Series APU with Radeon R8・R7・R6・R5・R4・R3 Graphics
- Athlon/Sempron APU with Radeon R3 Graphics
- AMD E-Series APU with Radeon R2 Graphics
●Radeon Software Crimson Edition 16.4.2 Hotfixが統合するコンポーネント
(※比較対象はRadeon Software Crimson Edition 16.4.1 Hotfix)
- Display Driver:16.15.2401-160415a-301762E(←16.15.2211.1001-160403a-301124E)
- Radeon Settings:2016.0415.1636.28043(←2016.0403.2360.41341)
- 2D Driver:8.1.1.1546
- Direct3D:9.14.10.1183
- OpenGL:6.14.10.13431
- OpenCL:2.0.6.0
- Mantle: 9.1.10.109(※Mantle API:98309)
- Audio Driver:7.12.0.7723
●Radeon Software Crimson Edition 16.4.2 Hotfixにおける最適化
- リリースノートに記載なし
●Radeon Software Crimson Edition 16.4.2 Hotfixにおける新要素
・CrossFireの拡張
- 「Elite Dangerous」「Need for Speed」用CrossFireプロファイルの追加
・XConnect対応
- Thunderbolt 3ベースの外付けグラフィックス技術「XConnect」に完全対応。Radeon R9 FuryシリーズおよびRadeon R9 300シリーズでプラグアンドプレイによる利用が可能に
●Radeon Software Crimson Edition 16.4.2 Hotfixで解決した問題
- CrossFire構成時に「Tom Clancy's The Division」で画面がちらつくことのある問題
- CrossFire構成時に「Dota 2」の画面表示をボーダーレスフルスクリーン(※原文では「borderless fullscreen」。ボーダーレス表示をデスクトップいっぱいに展開した状態のことではないかと思うが,はっきりしたことは分からない)とフルスクリーンとで切り替えると,画面がちらついたり画面表示がおかしくなったりすることのある問題
- CrossFire構成時に,DirectX 9アプリケーションに対してRadeon SettingsからCrossFire動作を無効化できないことのある問題
- 一部のGPUを搭載する環境でアプリケーションがクラッシュしたとき,GPUの動作クロックが(当該アプリケーションがクラッシュする前のGPU負荷状況に応じた)高い状態のまま維持される問題
- Radeon R9 380を搭載したごく一部の環境で,GPUクーラーに搭載されたファンの回転数が低くなる問題
- Radeon Settings内の「アップデートをチェック」機能が,最新版のアップデートを発見できないことのある問題
- Radeon Settingsの「ゲーム」タブに一部のゲームタイトルが表示されない問題
- ソフトウェアアップデート後,右クリックのコンテキストメニュー上にあるべきRadeon Settings起動用ショートカットが消えることのある問題(※「ソフトウェア」はRadeon Softwareのことだと思われるが,確証はない。原文は「The Radeon Settings option may sometimes disappear as a shortcut from the right-click context menu on desktop after a software upgrade.」)
- CrossFire構成時に「SteamVR」の「Performance Test」で画面がちらつくことのある問題
- CrossFire構成時,「Fallout 4」を実行するとカク付きが生じたり画面表示がおかしくなったりすることのある問題
- CrossFire構成時に「HITMAN」で画面表示がおかしくなる問題
- CrossFire構成時に「HITMAN」でシーンを読み出すときにカク付きが生じたりフリーズしたりすることのある問題
- CrossFire構成時に「HITMAN」でフレームレートが低下する問題
- 関連タイトル:
AMD Software
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