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「ATI Radeon HD 3800」正式対応の「ATI Catalyst 7.11」公開
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印刷2007/11/22 18:45

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「ATI Radeon HD 3800」正式対応の「ATI Catalyst 7.11」公開

画像集#001のサムネイル/「ATI Radeon HD 3800」正式対応の「ATI Catalyst 7.11」公開
 AMDは,同社製GPUおよびグラフィックス機能統合型チップセット向けグラフィックスドライバ「ATI Catalyst」の最新版,「ATI Catalyst 7.11」(以下,Catalyst 7.11)をリリースした。「Display Driver」のバージョンは8.432となる。すでにドライバのリンクページは更新してあるので,すぐに入手したい人はそちらからどうぞ。

 さて,Catalyst 7.11における最大のトピックは,ATI Radeon HD 3800シリーズの正式サポートが追加されたこと。逆にいえば,パフォーマンスの向上や,新機能の追加などは謳われていない。また,2007年11月21日の記事でお伝えした「Crysis」用の問題対策パッチはCatalyst 7.11に盛り込まれておらず,Crysisをプレイしていて問題に直面した場合はHotfix「737-30533」を別途導入する必要があるので,この点は注意が必要だ。

 恒例のバグフィックスは以下のとおり。今回も,ゲームプレイに関係したところを中心にまとめてみた。

●Catalyst 7.11で解決した主な問題(Windows XP)

  • 「Enemy Territory: Quake Wars」をプレイすると,テクスチャの表示がおかしくなる問題
  • 「Enemy Territory: Quake Wars」を実行し,トリプルバッファリングを有効化すると,ゲームが反応しなくなる問題
  • 「Unreal Tournament 2004」を実行し,ゲーム側の解像度設定を変更してからCrossFireを有効化すると,VSyncが切れてしまう問題
  • ATI Radeon HD 2600/2400搭載環境で「TianLongBaBu」(※おそらく中国のオンラインゲーム「天龍八部」のことと思われる)を2時間以上プレイすると,OSが反応しなくなる問題
  • ATI Radeon X1800を2枚搭載していても,ATI Catalyst Control Center(以下,CCC)からCrossFireを有効化できない問題
  • ATI Radeon HD 2400搭載環境で「Serious Sam: The Second Encounter」のデモ版をプレイすると,ゲームの反応が遅くなる問題
  • ATI Radeon HD 2600シリーズのSoftware CrossFire構成を行うと,シングルカード構成時よりもパフォーマンスが低下する問題
  • S3ステート(≒サスペンド)から復帰したとき,マウスを動かすまで画面が真っ白なままになってしまう問題
  • ATI Radeon HD 2600シリーズをDell製の30インチ液晶ディスプレイに接続すると,画面表示がおかしくなったり,何も表示されなくなったりする問題
  • CCCのATI OverDriveオプションを有効化しようとしてもできない場合がある問題

●Catalyst 7.11で解決した主な問題(Windows Vista)

  • 「BioShock」をプレイすると,特定のシーン(※原文は「Pulling the lever in the chamber」で)ゲームが異常終了する問題
  • ATI Radeon HD 2000シリーズ搭載環境で,特定のデュアルリンクDVI対応ディスプレイを接続すると,「BioShock」「ロストプラネット エクストリーム コンディション」「World in Conflict」を実行したとき,選択できる画面解像度が制限される問題
  • CrossFire構成時にDirectX 10版の「Call of Juarez」をプレイすると,画面がちらつく問題
  • ATI Radeon HD 2600シリーズ搭載環境で「DOOM 3」を実行してコンソールに入ると,画面表示がおかしくなる問題
  • 「Microsoft Fable」で,プレイヤーキャラクターの周囲に黒いリングが表示される問題
  • CrossFire構成時に,AFRモードで「Grand Theft Auto: San Andreas」を実行すると,オープニングデモで画面表示がおかしくなる問題
  • 「Hellgate: London」「The Lord of the Rings Online: Shadows of Angmar」「PT Boat」「World in Conflict」でアンチエイリアシングを有効化すると,画面表示がおかしくなる問題
  • 「Tom Clancy's Rainbow Six Vegas」で解像度を1600×1200ドットに指定し,ゲームのグラフィックスオプションを「High」に設定すると,HDMI接続時に画面表示がおかしくなる問題
  • CCCからヘルプを参照しようとすると,エラーメッセージが表示される問題
  • 「Combat Mission: Shock Force」のデモ版(Version 1.02)を実行し,「ATI left-click compatibility」を無効化して「new battle」を選択した場合,ゲーム中のさまざまな局面において,左クリックを押すとゲームが反応しなくなる問題

 新要素がとくにないこともあって,小粒な印象は免れないものの,ATI Catalyst 7.10までに存在していた問題のいくつかが解決しているほか,Windows Vista環境におけるゲームの互換性向上が果たされているのは確かだ。また,DVD-VideoやBlu-ray,HD DVD再生に関連した不具合もいくつか修正されている。
 全体として,ATI Radeonユーザーなら導入する価値は十分にあるといえる。ドライバのアップデート作業は自己責任となるが,試してみてはどうだろうか。
  • 関連タイトル:

    AMD Software

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