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AMD,VISIONの意義と準拠製品の拡充をアピール
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印刷2010/06/22 14:25

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AMD,VISIONの意義と準拠製品の拡充をアピール

画像集#002のサムネイル/AMD,VISIONの意義と準拠製品の拡充をアピール
2009年の同時期と比べて,AMD製CPUを搭載したPCのラインナップは1.5倍に増えたとのこと
画像集#003のサムネイル/AMD,VISIONの意義と準拠製品の拡充をアピール
宮本啓志氏(日本AMD 代表取締役社長)
 2010年6月22日,AMDの日本法人である日本AMDは都内で報道関係者向け説明会を開催し,同社の提唱するブランド「VISION」(VISION Technology)に準拠したPC製品のラインナップが,2010年夏モデルで大幅な拡充を果たしたとアピールした。

 説明会で登壇した日本AMDの宮本啓志代表取締役社長は,「『PCを使って何をしたいか』という質問に対し,PCメーカーはこれまで,スペックやステッカーを示してきたが,これでは回答になっていない」と挨拶。「プロセッサやスペックについて語るのはやめて,用途について語る」ことが,VISIONの役割であると,あらためて説明する。

 ちなみにVISIONでは,想定されるユーザーのカテゴリごとに,下記のとおり,合計5個のロゴバッジが展開されている。「対象」「用途」はAMDの示したスライド,2010年6月時点における「要件」は日本AMDの公開しているVISION公式Webサイトから引用した。

スペックについて語るのはやめ,用途について語るというスライドと,VISIONブランドの想定するユーザー層のスライド。どちらも,2009年9月のブランド立ち上げ以降,繰り返しアピールされてきたものだ
画像集#004のサムネイル/AMD,VISIONの意義と準拠製品の拡充をアピール 画像集#005のサムネイル/AMD,VISIONの意義と準拠製品の拡充をアピール

VISION(もしくはVISION Basic)
  • 対象:カジュアルユーザー
  • 用途:メール,Webブラウジング,DVD-Videoやオンラインビデオの鑑賞
VISION Premium
  • 対象:デジタル中級者
  • 用途:Blu-rayビデオ鑑賞,HDビデオのトランスコード,画像編集
  • 要件:Athlon II X3またはPhenom II X2+ATI Radeon HD 4200,あるいはAthlon II X2+ATI Radeon HD 5450
VISION Ultimate
  • 対象:コンテンツクリエイター
  • 用途:HDビデオや音楽の制作&編集,高度な画像編集,3Dゲーム
  • 要件:Phenom II X4+ATI Radeon HD 5570
VISION Black
  • 対象:エンスージアスト
  • 用途:ハイエンドゲーム,大容量の画像やデータの処理,メガタスク
  • 要件:Phenom II Black Edition+ATI Radeon HD 5750
VISION Pro
  • 対象:ビジネス(※詳細未公開)

 一見,納得といった雰囲気なのだが,課題があるとすると,VISIONで規定される「できること」の境界線がよく分からないことだろう。

画像集#006のサムネイル/AMD,VISIONの意義と準拠製品の拡充をアピール
林 淳二氏(日本AMD マーケティング本部長)。「VISIONの4カテゴリは,GPUとCPU,チップセットの要件によって区分されており,PCメーカーにはその詳細が開示されている」と説明していた
画像集#007のサムネイル/AMD,VISIONの意義と準拠製品の拡充をアピール
Fusion APUの概要。宮本氏は「2011年初頭に登場する」と予告していた
 4Gamer的に最も気になるのは「3Dゲーム」と「ハイエンドゲーム」の違いなので,これについて聞いてみたところ,日本AMDのマーケティング本部長である林 淳二氏から返ってきた答えは,「(UltimateとBlackは)GPUのスペックと,ATI Eyefinityなどの機能で区別されている」というもの。「どんなゲームができるか」の回答にはなっていないのだ。位置づけの異なるVISION Proはさておくとしても,現状の区分では「自社製品スペックの4段階評価」以上でも以下でもないわけで,これをいかにして打開し,日本のユーザーに訴求していくかが,日本AMDにとっては急務となりそうである。

 CPUとGPUとを統合した「APU」(Accelerated Processing Unit)たる「Fusion」(フュージョン,開発コードネーム)が2011年初頭にも登場する予定であるなど,世界市場では波に乗っているAMD。それだけに,日本市場でも,VISIONブランドの定着に向け,早急に次の一手が繰り出されることに期待したい。

展示されていたVISION準拠のPC群
画像集#008のサムネイル/AMD,VISIONの意義と準拠製品の拡充をアピール
画像集#009のサムネイル/AMD,VISIONの意義と準拠製品の拡充をアピール 画像集#010のサムネイル/AMD,VISIONの意義と準拠製品の拡充をアピール
VISION準拠となるゲーマー向けPCもあったので,ピックアップしておきたい。上段左からサードウェーブの「Prime A Gallria GR-X6」,ソフマップの「SPR-A 1090GW7H10E」。下段左からProject White(ツクモ)の「G-GEAR GA7A-C23/S」,マウスコンピューターの「NEXTGEAR A700SA1」,ユニットコム(Faith)の「FORTISSION X61055X/DVR」。いずれもVISION Blackロゴ付きだ
画像集#011のサムネイル/AMD,VISIONの意義と準拠製品の拡充をアピール 画像集#012のサムネイル/AMD,VISIONの意義と準拠製品の拡充をアピール 画像集#013のサムネイル/AMD,VISIONの意義と準拠製品の拡充をアピール
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