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総勢40人のゲームクリエイターに聞いてみた「2009年の注目タイトル」と「2010年の抱負」
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印刷2009/12/28 19:59

企画記事

総勢40人のゲームクリエイターに聞いてみた「2009年の注目タイトル」と「2010年の抱負」



アークシステムワークス

石渡太輔氏


12月23日発売のCD「BLAZBLUE SONG ACCORD #1 with CONTINUUM SHIFT」に は,「BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT」で追加された石渡氏が作曲した新規BGM7曲が収録されている
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<質問1>自身が制作に携わった最新タイトル
最新といっても、もう2年ほど前になりますが(笑)。ギルティギアシリーズの最新作「ギルティギア2」を手がけました。多くの2D格闘ゲームファンの期待を裏切り、対戦ツールの新たなる可能性を模索したタイトルとなっています。ジャンルは「メーレーアクション」(造語)といって、大雑把に言えばRTSとアクションの融合作品です。こう書けば、よくあるミックスジャンルのようですが、この手の既存製品は多くの場合、アクションにスパイスを加えるようにRTSが融合されています。しかし僕らはあくまでRTSとしての競技性や戦略性にフォーカスし、その駆け引きの1手段としてアクションが大きな割合を占めるように設計しました。若干(?)敷居の高い印象は否めませんが、「ゲーム」というものに競技性と新鮮さを求めるユーザーには、パンチが効いている作品に仕上がっていると思います。

「ギルティギア2 オーヴァチュア」
(C) ARC SYSTEM WORKS / AKsys Games Localization Inc.
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<質問2>プライベートでよくプレイするゲームジャンル
FPS・RPG(洋モノ)・RTS・悪魔城ドラキュラのようなオールドファッションのアクション

<質問3>この1年に発売された中から個人的に注目したタイトル
「Fallout 3」PS3/X360)[ゼニマックス・アジア]

完成度、自由度、規模の観点から個人的に満点のゲームでした。ロールプレイとしての世界観はエルダースクロールシリーズのほうが好きですが、ストレスとカタルシスの配分が、より優れていると感じたため、総合的に近年のベストヒットとします。僕は酷く日本のゲーム設計を嫌悪しているので、海外贔屓な意見が多いのですが、RPGに期待する部分が「見るもの」ではなく「体験or冒険」であるユーザーには、是非食わず嫌いせずに遊んでほしい1本です。

「Scribblenauts」NDS)[Warner Bros. Interactive Entertainment]

海外販売のみのDS用タイトルです。なんと、英単語(名詞)を入力すると、剣なりペンなり神なり怪獣なり好きなものが画面に現れます。更に、剣なら手に持ってモノを切ることができ、車なら乗って走ることができるといったインタラクティブ性を持っています。それらを使ってミッションの要求をクリアしていくアクションパズルです。正に驚愕の内容です。ドラえ○んになりたい方は、通販で是非ゲットしてみてください。対応している単語は11万語以上らしいです…。

<質問4>2010年に向けての抱負
2009年は我慢の年でした。かかわっている作品も未だに情報公開できずにいるので、非常にもどかしい。おそらくその作品も来年の前半には紹介できると思いますが、僕としては2010年は「再起動」の年としたいと考えています。若干いい年になってきた僕ですが、初心を忘れずに挑戦を続けたいと思います。また、ゲーム市場も国際的な観点が非常に重要になっている事実から、まさしく「世界に誇る」作品作りを目指します。もっとも総合的なクオリティで一線のメーカーと勝負するのは難しいと思いますが、僕らは僕ららしくゲームの本質を見失わないようにがんばりたいと思います。アークシステムワークスのファン、ギルティギアのファン、僕ら開発陣を応援してくれる一部のファン!今年いっぱいありがとうございました!来年は社交辞令なしで加速するつもりなので、よろしく!
ゲームの応援よろしく!


「ぶるらじ! コンティニュアム シフト稼動記念スペシャル」の収録現場より。森氏の後姿(写真左)
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アークシステムワークス

森 利道氏


<質問1>自身が制作に携わった最新タイトル
皆さんこんにちはアークシステムワークス雑用P のモリ トシミチです。現在、アーケードで稼働中である「ブレイブルー コンティニュアムシフト」を製作させていただきました。僕個人この業界に入って約14年程になりますが、そのうち12年間を2D格闘ゲームと言うジャンルに携わってきましたが、僕の中でこのブレイブルーはその集大成的作品であります。僕自身2D格闘ゲームとう言うジャンルがとても好きです、まぁ上手いかどうかは置いておいて。その時に「何でこうならないのだろう?」と思った事を出来る限りシステムとして組み込んであります。そしてこの作品には色々な僕の願いが込められた作品でも有りますので、もし興味を持たれた方は是非一度触ってみてださい。

アーケード「BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT」
(C)ARC SYSTEM WORKS
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<質問2>プライベートでよくプレイするゲームジャンル
アクションゲームが多いです、FPSも大好きです。
あと、話題になったゲームは出来る限り触るようにしています。

<質問3>この1年に発売された中から個人的に注目したタイトル
「ラブプラス」NDS)[KONAMI]
「BAYONETTA(ベヨネッタ)」PS3/X360)[セガ]
「Gears of War 2」X360)[マイクロソフト]

キタコレ!今年一番の注目はラブプラスでしょう!今までやったDSゲームの中で最も画面を撫でまわしたゲームです。と言うかこれはゲームと言って良いのかな?どちらかと言うとコミュニケーションツールとして新しい可能性を見せてくれた作品だと思います。あともう一つ挙げさせて貰えるなら「ベヨネッタ」です。これは久しぶりに良いゲームをやった気がしました。僕の中での「ゲーム」は大前提に「娯楽でなければならない」というルールがあり、このゲームはとにかく楽しませようという気持ちが詰まっていると感じました。あと個人的に大好きな「ギアーズオブウォー2」ですね、マーカスかっこよすぎる!なに考えてるかさっぱわかりませんが。

<質問4>2010年に向けての抱負
来年もブレイブルー漬けの一年になると思います、年明け一発目からぶるふぇすと言うイベントも開催いたしますし、その他にもあれやこれや色々色々・・・とりあえず休みが欲しいっす、まとまったの!じゃないと死んじゃう、死んじゃうから俺!(注;現在修羅場中にこの記事を書いております)まぁ、僕の生命の危機はさておき、個人的にブレイブルー絡みで色々仕掛けを考えていますので、待ってくれている方々は楽しみにして待っててください。


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アクワイア

広瀬和彦氏


<質問1>自身が制作に携わった最新タイトル
『Wizardry 囚われし魂の迷宮』
2009年12月9日発売
PlayStation3オンライン配信タイトル

あのWizardryがPS3で蘇る!
オンライン配信タイトルとして、気軽にいつでもダウンロードをしてWizardryを楽しめます。
シンプルにコンピュータRPGというシステムを楽しむという要素に絞り、HDの解像度でダンジョンの緊張感を味わって頂くことを目指して作りました。
RPGとしてはお求めやすい価格とさせて頂き、かつ序盤を少しだけ楽しめる体験版もありますので、昔ひたすら遊んだ方もWizardryをプレイしたことが無い方も、ぜひ試しに遊んでみてください!

「Wizardry 囚われし魂の迷宮」
"Wizardry" is a registered trademark of IPM Inc. All rights reserved.
Licensed by IPM Inc. to ACQUIRE. Wizardry Renaissance (c)2009 IPM Inc. All Rights reserved.
(c)2009 ACQUIRE Corp.
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<質問2>プライベートでよくプレイするゲームジャンル
FPS/アクションゲーム/RPG

<質問3>この1年に発売された中から個人的に注目したタイトル
「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2」X360)[スクウェア・エニックス]

世界的に注目のタイトルであることはもちろんですが、あらゆる面でエンターテインメントの一つの指標となる作品だと思います。
そして、CoD4の際には友人たちとチームを組んで世界中のプレイヤーと終わり無き戦いに身を投じる毎日でしたので、またその日々がやってきた!という思いで、心待ちにしていました。

「ラブプラス」NDS)[KONAMI]

日本国内で社会現象?とまで騒がれたこのタイトルは革新性という点で、今年のベストだと感じました。
一見しただけでは、普通の恋愛シミュレーションと受け取られがちですが、グラフィックスやインターフェースの進化で実現されたものとは異なった、ポータビリティのある日常と同期したヴァーチャル性こそがこのゲームの核心と思いました。
わかりやすく言うと、ネネ様最高ということです。

<質問4>2010年に向けての抱負
各ハードもそれぞれ発売から時間が経ち、成熟期に入ってきておりますので、メーカーとして立ち上がったばかりのアクワイアとしては、フットワークの軽さを活かしてこれまでにないゲームやコンテンツを創り出すことと、新しいビジネスにチャレンジするようなタイトルをリリースしていきたいと考えております。


※写真は「杉田智和のアニゲラ!ディドゥーーン」収録取材時のものです
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アトラス

目黒将司氏


<質問1>自身が制作に携わった最新タイトル
2009年4月に女神異聞録ペルソナのPSP移植版「ペルソナ」、同10月に「真・女神転生STRANGE JOURNEY」、11月にペルソナ3のPSP移植版「ペルソナ3ポータブル」を担当しました。
ペルソナ(PSP)は音楽とディレクションを担当させていただきましたが、13年前に発売されたPS版のゲームの奥深さをそのままに携帯ゲーム機用に遊びやすく改良しております。
いつでもどこでも手軽にシリーズ初代のペルソナを遊べるようにしました。
「真・女神転生STRANGE JOURNEY」は、ニンテンドーDSでは初めてとなる女神転生シリーズの最新作で、重厚なシナリオ、シビアなゲームバランスなどファンが楽しめる内容になっています。
私は音楽を担当しましたが、重厚なシナリオに合わせ、シリーズ初となるオーケストラによる音楽を作りましたのでこちらも楽しんでいただければと思います。
ペルソナ3ポータブルは2006年発売のペルソナ3に新たに女性主人公編が追加されるなどの新要素と音楽もそれに合わせた新曲を追加し、携帯ゲーム機ならではの手軽さで楽しんでもらえると思います。

「ペルソナ」
(c)ATLUS CO.,LTD. 1996,2009
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「真・女神転生STRANGE JOURNEY」
(c)ATLUS CO.,LTD. 1992,2009
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「ペルソナ3ポータブル」
(c)ATLUS CO.,LTD. 1996,2009
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<質問2>プライベートでよくプレイするゲームジャンル
スポーツゲーム、特にモータースポーツ系のゲームをよくプレイします。
自宅にハンドルコントローラーが3つもあるので、新たにXBOX用ハンドルコントローラーの購入は家族に止められています。

<質問3>この1年に発売された中から個人的に注目したタイトル
「RACE DRIVER GRID」PS3/X360)[コードマスターズ]

モータースポーツゲーム開発の老舗CODEMASTERSの新作レースゲームということで楽しんでプレイしました。
少しアーケード寄りの絶妙なバランスの車の挙動と、クラッシュ直前まだ巻き戻ってやりなおせるフラッシュバックシステムなど老舗メーカーならではの安心感と斬新なシステムを両立できているところがすごいと思いました。

「EA SPORTS グランドスラム テニス」Wii)[エレクトロニック・アーツ]

Wiiスポーツのテニスをかなりやり込んでいたのですが、モーションプラス対応のテニスゲームが出たので発売日に購入しました。(売ってるところが少なくて苦労しました…)
ヌンチャク有・無、モーションプラス有・無に対応していて、リアル指向の人からお手軽指向の人まで幅広く対応できてるところがとてもよかったです。
それからネットワーク対戦がかなり熱いです。

<質問4>2010年に向けての抱負
2009年は多くのタイトルの開発に携わらせていただき、大変ではありましたがとても充実した仕事をさせていただきました。
2010年もこれまでのノウハウを生かしつつ、RPGだけではなく違うジャンルのゲームの開発やネットワーク対応の遊びを生かしたものなどにも取り組んでいけたらと思っております。
音楽の方ではゲーム本編の音楽はもちろんのこと、昨年、一昨年のライブに引き続きまたファンの皆さんも前で演奏する機会が出来ればと思っております。
それから2010年は私以外のサウンドスタッフ担当作品がたくさん発売されると思いますので、ぜひそちらの音楽も期待してほしいです。


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