オリジナルコースは作成中にテスト走行でさんざんプレイすることになるので,完成したコースを一人でひたすら攻めることは少ないだろう(ないかも)。結局,オリジナルコースはほかのプレイヤーに遊んでもらうために作るといっていい。そこで,完成したコースはネット上にアップロードして,世界中のマニアなプレイヤーに悪戦苦闘してもらうことにしよう。
どこにアップロードするのがベストか……というと,トラックマニアの聖地といえる
「TrackMania Exchange」(通称TMX)がお勧めだ。オリジナルコースをアップロードするには,TMXに会員登録する必要がある。アップロードの手順は下記のとおりだ。
TMXへログインしたら,サイト上部に並んでいるメニューの中から「Upload Tracks」を選択する。Track Selection欄の「参照」を押すとファイル選択画面が出てくるので,オリジナルコースの入っているフォルダを選択。コースデータは「x:\TrackMania Sunrise\GameData\Tracks\Challenges\My Challenges」内に,「xxxxxxx.gbx」という名前で保存されている(通常の場合)。アップロードしたいコースを選択して,Continueをクリック。
TMXのダウンロードページに表示される,スクリーンショットを選択する。より多くの人の目に留まるよう,見栄えの良いスクリーンショットを用意しよう。ゲーム中の画面を使いたい場合,ゲーム中にF10キーを押せばインストールフォルダにBMP形式で保存されるので,それを使うのも手だ。もちろんオリジナルで作成した画像を用意しても構わない。ただし,ここで使う画像は320×240ドット,JPEG形式,サイズは64KBまでとなっているので,画像変換や加工が必要になるだろう。
作成したコースに関する情報を入力する。ほとんどの項目はコースデータから読み取られているので,プレイヤーは作成者の名前,難度,コースのスタイル,メインルートがいくつかあるか,コースに関するコメントを入力する。それほど難しい英語ではないので,英語の苦手な人もなんとかなるだろう。不安なコメント欄は空欄でも構わないが,できるだけアピールしたいのであれば,何かしら英文で入れておくのがベストだ。
TrackMania Exchangeでは,コースデータをアップロードできるのだから当然,ダウンロードもできる。世界中のマニアが作成したコースを楽しめるので,これを逃す手はない。また,ちょっと話はそれるが,「TM Skin Center」や「TM Car Parks」では,カースキン(車のモデリングやテクスチャ)をダウンロードできる。導入すればまったく異なったイメージのTMSE,TMOがプレイできるので,一度試してみよう。
なお,TMSE,TMOの国内発売元であるオーバーランドは
「トラックマニア オフィシャルサイト」を立ち上げている。ここではTrackMania ExchangeとTM Car Parksの,人気が高いコースデータやカースキンが紹介されている。ただし残念ながら,オリジナルコースのアップロード/ダウンロードといったサービスは行われていない。オフィシャルでなくてもいいので,国内にもデータやりとりが可能な場が生まれてほしいものだ。